「秀逸」の意味とは?「秀逸」と「俊逸」の違い・読み方・対義語・英語【使い方や例文】
「秀逸」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「秀逸」の英語や対義語、「秀逸」を使った言葉、「秀逸」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「秀逸」の意味とは?
- 「秀逸」の読み方
- 「秀逸」の英語
- 「秀逸」の対義語
- 「秀逸」の言葉の使い方
- 「秀逸」を使った言葉と意味を解釈
- 「秀逸」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「秀逸」と「俊逸」の違い
「秀逸」の意味とは?
みなさんは「秀逸」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
誰かの作品を見た時に「秀逸」という言葉を使った経験があるかもしれません。
また誰かを話している時に、ワードセンスが「秀逸」だと感じた人もいるでしょう。
一方で、「秀逸」という言葉を今回初めて知る人もいるでしょう。
「秀逸」には、「同類の中で、抜きん出て優れている事」または「そのような作品」という意味があります。
例えば、書道の授業で生徒達が書いた書の中で、抜きん出て優れていると感じる作品に対して「秀逸な書」などという表現をします。
「秀逸」の読み方
「秀逸」は「しゅういつ」と読みます。
「ひでいつ」などと読み間違えないように注意しましょう。
これを機会に「秀逸」は「しゅういつ」と読む事を覚えておきましょう。
「秀逸」の英語
「秀逸」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「秀逸」は英語で「excellent(エクセレント)」になります。
「excellent」には「秀逸」という意味があり、カタカナ語としても広く知られています。
また「superb(スーパーブ)」という言葉にも「秀逸」という意味があります。
「superb」には「見事」という意味があり、転じて「秀逸」になります。
さらには「splendid(スプレンディド)」という英語にも、「素晴らしい」「秀逸」という意味があります。
このように「秀逸」という言葉は、様々な英語に直す事ができますので覚えておきましょう。
「秀逸」の対義語
「秀逸」の対義語を紹介します。
「秀逸」と反対の意味を持つ言葉を知る事で、この言葉を立体的に理解できるようになるでしょう。
- 「劣等」
- 「出来損ない」
「劣等」
「劣等」には、「他より劣っている事」という意味があります。
他よりも特に優れているという意味がある「秀逸」と、反対の意味を持つ言葉です。
成績が悪い生徒に対して「劣等生」という言葉を使う事がありますが、もちろん良くない表現ですのであまり使わないようにしましょう。
「出来損ない」
「出来損ない」という言葉には、「不完全で変な出来である様子」という意味があります。
例えば料理の初心者は、不完全な料理や変な料理をたくさん作ってしまいます。
そのため「出来損ないの料理」を数多く作ってしまうでしょう。
「秀逸」の言葉の使い方
「秀逸」という言葉はどのような場面で使えばいいでしょうか。
「秀逸」には、同類の中で抜きんでて優れている事という意味がありますので、そのような物を目にした時に使ってみましょう。
例えばコンクールに参加した作品には、優劣があるでしょう。
中でも特選を受賞するような作品は、応募作の中で抜きんでて優れているため、「秀逸な応募作」と言われます。
また会議の席で同じようなレベルの発言が続く中、誰かの意見が抜きん出て素晴らしい時に、「秀逸な意見」と表現できます。
このように同類の中で抜きんでて優れている作品や言動に対して、「秀逸」という言葉を使ってみましょう。
「秀逸」を使った言葉と意味を解釈
続いて「秀逸」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「秀逸」を使った定型句のような言葉が登場しますので、覚えておくと便利でしょう。
- 「秀逸な作品」
- 「秀逸なスレ」
「秀逸な作品」
「秀逸な作品」は、たくさんの作品の中で、抜きん出てすぐれている作品に対して使われるフレーズです。
例えば同年に発表されたミステリー小説の中で特別優れた作品を「秀逸な作品」と言います。
「秀逸なスレ」
「秀逸なスレ」という言い回しは、インターネット上で見られる言葉です。
「スレ」は「スレッド」の事で、かつての「2ちゃんねる」などで使われていた言葉です。
「スレッド」には、ネットの掲示板などにおいて、特定の話題やトピックを話し合うための集まりの事を言います。
「スレを立てる」という言い回しもあります。
そして、よいテーマや話題を提案した時、または充実した意見が飛びかったスレッドは、「秀逸なスレ」と呼ばれます。
「秀逸」を使った例文や短文・意味を解釈
「秀逸」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「秀逸」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「彼の例えは『秀逸』だ」
人が会話をする時、何について話しているかを分かりやすくするため、「例え」を使います。
例えば赤くて丸い事を他の人に伝えたい時に、「りんごみたい」という例えを使います。
そのような例えの中でも、「ものすごく分かりやすい」「センスがある」例えに対して、この例文のように「例えが秀逸」というフレーズで褒め称える事があります。
例文2
「この作品は、A先生の作品の中でも『秀逸』な作品だ」
この例文のように、一人の小説家の作品は、過去の作品と比較されます。
新しい作品を発表する時に、いつも過去の作品と比較されてしまう宿命があります。
中でも抜きん出て優れている作品に対して「秀逸」な作品という称号がつきます。
小説家だけでなく映画監督や俳優は、過去の作品と比較された時に、定期的に「秀逸」と思われるような作品を提供しないと、「終わった」と思われてしまうかもしれません。
「秀逸」と「俊逸」の違い
「秀逸」と似たような雰囲気の言葉に「俊逸」があります。
二つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。
「俊逸」には、「学問や才能などが、人に抜きん出て優れている事」という意味があります。
一方の「秀逸」には、「同類の中で抜きんでて優れている事」という意味があります。
このように二つの言葉はとても似ている事が分かります。
「秀逸」の場合は「同類の中で」という縛りがありますので、その点が二つの言葉の違いと言えるかもしれません。
「秀逸」という言葉の意味や使い方を見てきました。
この言葉を知る事で、抜きん出て優れた誰かの作品や、抜きん出て優れた誰かの事を思い出したかもしれません。
また会社勤めをしている人は、同期社員の中で「秀逸な社員」になりたいと思ったかもしれません。
日々精進している人は、いつか「秀逸」な存在になれるでしょう。