「鼓動」の意味とは?「鼓童」とは?・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「鼓動」とは、「心臓が血液を循環させる時の動き・音」や「気持ち・モノなどが震え動くこと」です。
「鼓動」の「意味・読み方・英語と解釈・プロ和太鼓集団の「鼓童」について・使い方・鼓動を使った言葉・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「鼓動」の意味とは?
- 「鼓動」の読み方
- 「鼓動」の英語(解釈)
- 「鼓動」ではなくプロ和太鼓集団の「鼓童」とは?
- 「鼓動」の言葉の使い方
- 「鼓動」を使った言葉と意味を解釈
- 「鼓動」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「鼓動」の類語や類義表現
「鼓動」の意味とは?
「鼓動」という言葉には、以下のような意味があります。
- 「鼓動」の意味1:心臓の血液循環の運動・音
- 「鼓動」の意味2:物事・気持ちが震えて動く
「鼓動」の意味1:心臓の血液循環の運動・音
「鼓動」の意味は、「心臓が血液を循環させるために規則的に収縮・拡大すること。
その時の心臓の音」になります。
「鼓動」という言葉は「脈拍(みゃくはく)・心拍(しんぱく)・心悸(しんき)」などとほぼ同じ意味合いを持っていて、心臓がドキドキしたりバクバクしたりトクットクッとしたりする血液循環の運動や音を示しているのです。
「鼓動」の意味2:物事・気持ちが震えて動く
「鼓動」というのは、「心臓が血液を送り出す時の生理学的・物理的な運動とその音」を意味しているだけではなくて、「刺激・興奮・進歩などによって物事・気持ちなどが震えて動くこと。
新しく始まること」も意味しています。
物事・現象がまるで生きているかのように表現する「擬人法(ぎじんほう)」で、「鼓動」という言葉が使われることもあります。
例えば、「男女平等社会が進展していく鼓動のようなものが伝わってきた」などの文章で、「鼓動」が擬人法的に使われています。
「鼓動」の読み方
「鼓動」の読み方は、「こどう」になります。
「鼓動」の英語(解釈)
「鼓動」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“heartbeat、beat”(「心臓の脈拍・律動」で、「鼓動」を意味する一般的な英単語です。“beat”は「鼓動する」の自動詞です。)
“She felt his heartbeat. ”(彼女は彼の鼓動を感じた。)
“beating”は、「物事・気持ちが震えて動く鼓動」の意味で使えます。
“The beating of the times”(時代の鼓動。)
“My wife's heart began to beat fast. ”(私の妻の心臓の鼓動が速くなりました。)
“pounding(thumping)of heart”(「心臓が激しく打つ」や「心臓がドキドキする」から、「鼓動」を意味します。)
“I could hear the pounding(thumping) of my baby's heart. ”(私は赤ちゃんの心臓の鼓動が聞こえました。)
“heart rhythm”(「心臓の動きのリズム」で、「鼓動」を意味しています。)
“pulse”(「鼓動する・脈打つ」から、「鼓動」を意味します。)
“throb”(「鼓動する・ドキドキする」から、「鼓動」を意味します。)
“My heart throbbed hard. ”(私の心臓が激しく鼓動した。)
「鼓動」ではなくプロ和太鼓集団の「鼓童」とは?
「鼓童(こどう)」とは新潟県佐渡市小木を拠点にして、国際的なパフォーマンス活動を行っている「プロ和太鼓集団」のことです。
1981年に設立された「鼓童」は、世界を股にかけて活躍しているので「Kodo」と表記されることもあります。
「鼓童」の名前には、「心臓の鼓動(生きている証)」と「子供(童・わらべ)のように無心で太鼓を叩く」という意味が込められています。
「鼓童」はこれまでに「49ヶ国」で「約6000回以上」ものコンサートを開催した実績があります。
「鼓動」の言葉の使い方
「鼓動」の言葉の使い方は、「心臓が血液を送り出す動き・音を感じた場合」に使うという使い方になります。
例えば、「緊張して心臓の鼓動が速くなりました」などの文章で使われます。
更に、「鼓動」には「感動・刺激などを伴う新しい物事の動きが始まる時」に使うという使い方もあります。
この意味の「鼓動」は、「新しい技術基盤を持つウェブの世界の鼓動を感じた」などの文章で使用できます。
「鼓動」を使った言葉と意味を解釈
「鼓動」を使った言葉とその意味を解釈していきます。
- 「鼓動の音」
- 「鼓動を刻む」
- 「鼓動を感じる」
「鼓動の音」
「鼓動の音」とは、「心臓が血液を送り出すために動いている時の音」のことです。
「トックントックン・ドキドキ・バクバク・トクットクッ」などの心臓がリズミカルに動いている時の脈拍(心拍)の音のことを、「鼓動の音」といいます。
「鼓動を刻む」
「鼓動を刻む」とは、「心臓が正常に動いていて循環機能が維持されていること」を意味しています。
更に、もう一つの意味として、「鼓動を刻んでこの時代を生きている」というように、「心臓のリズミカルな音と合わせて時間(歴史)が経過している」というニュアンスもあります。
「鼓動を感じる」
「鼓動を感じる」の言葉の意味は、「自分や他人の心臓の音を感じる」や「自分や他者が確かに生きているという実感を感じる」という意味になります。
更に、「鼓動を感じる」の意味として、「新しい時代の鼓動を感じる」というように、「新たな物事・気持ちの始まり(息吹)を感じる」というニュアンスもあります。
「鼓動」を使った例文や短文・意味を解釈
「鼓動」を使った例文や短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「鼓動」の例文1
- 「鼓動」の例文2
- 「鼓動」の例文3
「鼓動」の例文1
「赤ちゃんは母親の心臓の鼓動を聞いていると安心します」
この「鼓動」を使った例文は、「赤ちゃんは母親の心臓のトクットクッと鳴る音を聞いていると安心すること」を意味しています。
「鼓動」の例文2
「100メートル以上の全力疾走で、鼓動が急に激しくなりました」
この「鼓動」を使った例文は、「100メートル以上の全力疾走の影響で、心臓がドキドキと脈打つ音が急に激しくなったこと」を意味しています。
「鼓動」の例文3
「新世代の鼓動を感じて、期待で胸が高鳴りました」
この「鼓動」を使った例文は、「新世代が動き出す雰囲気を感じて、期待で胸が高鳴ったこと」を意味しています。
「鼓動」の類語や類義表現
「鼓動」の類語や類義表現を紹介して、分かりやすく解説していきます。
- 「脈拍・心拍・心悸」
- 「ドキドキ・パルス・律動」
- 「動き出す・始まる」
「脈拍・心拍・心悸」
「鼓動」の類語・類義表現として、「脈拍・心拍・心悸(しんき)」があります。
「鼓動」とは「心臓が血液を送り出す時の動き・音」を意味しています。
「脈拍・心拍」とは、「動脈が打つこと・心臓が規則的に収縮して動くこと」を意味しています。
「心悸」とは、「ドキドキする心臓の鼓動」のことです。
これらの意味から、「鼓動」の類語として「脈拍・心拍・心悸」を指摘できます。
「ドキドキ・パルス・律動」
「鼓動」の類語・類義表現として、「ドキドキ・パルス・律動」があります。
「鼓動」というのは、「ドキドキとする心臓が拍動する動き・音」を意味しています。
「パルス」とは「脈拍・心拍」のことであり、「律動」とは「リズミカルな動き・音」のことです。
そのことから、「鼓動」の類義表現として「ドキドキ・パルス・律動」が上げられます。
「動き出す・始まる」
「鼓動」の類語・類義表現として、「動き出す・始まる」があります。
「鼓動」という言葉には、「気持ち・物事が震え動くこと」や「新しい物事が始まること・動き出すこと」の意味もあります。
その意味から、「鼓動」とよく似た意味を持つ類義表現として「動き出す・始まる」を上げることができます。
「鼓動」という言葉について徹底的に解説しましたが、鼓動には「心臓が血液を循環させるために規則的に収縮・拡大すること。
その時の音」や「気持ち・物事などが震え動くこと。
新たに始まること」などの意味があります。
「鼓動」の類語・類義表現としては、「脈拍・心拍・心悸」「ドキドキ・パルス・律動」「動き出す・始まる」などがあります。
「鼓動」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。