「センテンス」の意味とは?・対義語・類語・英語【使い方や言葉解説】
「センテンス」とは、とてもインテリな響きの言葉ですが、最近になって芸能ニュースで知ったという人もいるでしょう。
正しい意味や使い方、有名になったエピソードなどについて紹介します。
目次
- 「センテンス」の意味とは?
- 「センテンス」の英語(解釈)
- 「センテンススプリング」の意味とは?
- 「センテンス」の言葉の使い方
- 「センテンス」を使った言葉と意味を解釈
- 「センテンス」の類語や類義の表現
「センテンス」の意味とは?
「センテンス」は英語から来ている言葉で、意味は「文」です。
そもそも「文」とは、「一つの意味を形作っている言葉の連なり」のことで、それぞれの文は句点「」で区切られています。
例えば「今日は良い天気です」、「私は幸せです」など、始まりから「」で終わるまでの言葉を「センテンス=文」というのです。
文章は「センテンス」の集合体であり、それぞれの「センテンス」により意味が成り立ちストーリーが構成されていくのです。
「センテンス」の英語(解釈)
「センテンス」は元々英語で“sentence”と表記されます。
但し、英語の“sentence”には意味が2つあります。
- 「文」の意味
- 「判決」の意味
「文」の意味
ひとつめの意味は、日本語と全く同じ「文」という意味です。
英語の場合は大文字で始まりピリオドで終わるまでが一つの「センテンス」になります。
“Could you please repeat that last sentence?”(最後のセンテンスをもう一度繰り返して頂けますか?)などと使います。
「判決」の意味
二つ目の意味は「判決」です。
英語のニュースを聞いていると、時折“sentence”という言葉が使われています。
これは「文」ではなく「判決・刑」や「判決を下す」という意味で使われているのです。
“He could have received a life sentence for that.”(彼は終身刑を受けるかも知れない) や“She was sentenced to pay a fine.”(彼女は罰金の判決を下された) として使われます。
「センテンススプリング」の意味とは?
少し前に流行った「センテンススプリング」は、人気タレントのベッキーと「ゲスの極み乙女」のメンバー川谷絵音との不倫騒動が元ネタです。
二人のLINEでのやりとりが週刊文春に掲載されて、その内容が話題になりました。
報道されれば離婚がし易くなると盛り上がり「逆に堂々とできるキッカケになるかも」「ありがとう文春!」等の流れでベッキーが「センテンススプリング!」と返信したのです。
「センテンススプリング」は「文春」の文字を英訳した言葉で、あまりに滑稽なことからあっという間に広まりました。
その後二人は破局、ベッキーは2019年に元プロ野球選手と結婚しています。
「センテンス」の言葉の使い方
「センテンス」は普通に「文」の意味で使います。
「文」というよりも「センテンス」と言った方がオシャレに響きます。
使い方で不安になったら、言いたい言葉を「文」として置き換えられるかを考えてみましょう。
例えば「このセンテンスは長過ぎないかな」と言いたいけれども正しい使い方どうか不安な場合、「センテンス」を「文」に置き換えてみるのです。
「この文は長過ぎないかな」となり、正しい使い方であることが分かります。
「センテンス」を使った言葉と意味を解釈
「センテンス」を使った言葉と解釈を紹介します。
- 「短いセンテンス」
「短いセンテンス」
「センテンス」は句読点を使わないとドンドン長くなったり、また逆に「主語+述語」のみで非常に短くなったりします。
一般的に文章や話し言葉では「短いセンテンス」の方が分り易くなります。
理由は日本語の構成によるもので、主語は最初にきてもその間に形容詞や副詞などが入り込み、述語が最後に来る言語であるからです。
「センテンス」が長くなると焦点がぼやけてしまい、結局何を言いたいのか分らなくなってしまいます。
特にビジネスにおいては「短いセンテンス」の方がお互いスッキリとやり取りができます。
「センテンスのセンス」
こちらは日本語にすると「文の感覚=文に対する感じ方や表現」という意味で、特にそれ以上の使い方はありません。
むしろ意味は無視して同じ韻を踏むダジャレの引用として使われています。
「トピックセンテンス」
「先に要点がある文章の形式」という意味です。
先に結論や要点を述べるのはビジネスではスムーズな取引に必要とされるスキルです。
「トピックセンテンス」があることで、何か書かれているのかが先に分り、内容を理解し易くする効果があります。
「ワンセンテンス」
「一文」という意味です。
「ワンセンテンスでお願いします」と言われると「ひとこと(一文)で書いて下さい」という意味になります。
ノウハウ本や有名人の語録などに「ワンセンテンス・ワンメッセージ」という形式があります。
これは「一文に一つの趣旨」となり、内容をシンプルに伝えるものです。
「センテンス」の類語や類義の表現
「センテンス」の類語は以下の通りです。
- 「フレーズ」【ふれーず】
- 「パラグラフ」【ぱらぐらふ】
「フレーズ」【ふれーず】
意味は「1語以上の単語が組み合わさった言葉」で、英語で「phrase」と書きます。
一般的な決まり文句や慣用句、或いは歌のメロディで区切りの良い部分などを「フレーズ」と言います。
同じ言葉のまとまりですが、「フレーズ」の場合は句点に関係なく文の途中でも使えます。
「パラグラフ」【ぱらぐらふ】
意味は「段落」です。
「センテンス」が複数集まり一つの話題を構成すると「段落」になります。
改行をしたり、空白の行を挿入したり、そのまとまりの最初の文字を一マス下げて書くこともあります。
「センテンス」は難しい言葉ですが「文」と置き換えるとスムーズに使いこなせます。
あまり片仮名を使い過ぎると嫌味に聞こえてしまうこともありますので、その場の雰囲気により「文」と使い分ける様にするのがおすすめです。