「連続」の意味とは?読み方・対義語・英語【使い方や例文】
この「連続」は、色々なことに対して使える言葉です。
決して難しくはないので、ここでしっかりと意味や実際の使い方を覚えてしまいましょう。
目次
- 「連続」の意味とは?
- 「連続」の読み方
- 「連続」の英語(解釈)
- 「連続」の対義語
- 「連続」の言葉の使い方
- 「連続」を使った言葉と意味を解釈
- 「連続」を使った例文や短文の意味を解釈
- 「連続」と「断続」の違いはある?
- 「連続」の類義語
「連続」の意味とは?
連続は、「途切れることなく続く」ことを指して使います。
何となく意味を知っていたという人も、この正しい意味できちんと覚えておいてください。
例を挙げると、「車が連続して通っている」とすると、切れ目なく車が通っている様子になり、とても人が渡れるような状態ではないことがそれだけで分かります。
たまにそのようなタイミングがある時には、「連続して」とは使いません。
「当たりが連続して出ている」なら、毎回当たっている様子になり、外れが出てしまうと、その時点で「連続」ではなくなってしまいます。
「連続」の読み方
「連続」は「れんぞく」と発音します。
共に簡単な漢字なので、間違うことはないでしょう。
無理にこれ以外の読み方をする方が難しい言葉なので、この読み方については、特に気にする必要はありません。
「連続」の英語(解釈)
連続を英語で表現すると、“continuity”(コンティニュイティ)となります。
「コンティニュー」“continue”という言葉はカタカナ語でお馴染みだと思いますが、「連続する」という意味のある同名の英語がその語源です。
それが名詞形になったもので、「連続」そのものを表す表現です。
また、「連続して」と使いたい場合には、“in a row”という表現でも構いません。
“〜 in a row”という形で使い、「〜」が連続しているという意味になります。
「連続」の対義語
連続の対義語には、色々な解釈があります。
「連続」が「途切れることなく続くこと」なので、普通に考えると、反対の意味は「全く続かずに終わること」になりますが、「続いている状態が止まること」とも解釈できるからです。
それぞれに該当する言葉は、前者が「単発」(たんぱつ)、後者は「中断」(ちゅうだん)となります。
また、「途切れながらも続くこと」を表現する「間欠」(かんけつ)という言葉も存在します。
これらの中から、「連続」の反対の意味をどのように考えるかによって使い分けてください。
「連続」の言葉の使い方
連続は、絶え間なく続いている様子に対して使う言葉です。
または、そのように行うように指示する時、それを目指す時などにも使うことができます。
厳密には一度(回数的なものだけでなく、感覚的に止まったと判断できる場合も含めて)でも途切れてしまうと、この「連続」とは言いませんが、便宜上、少々のことなら「連続」の範囲に含めることも少なくありません。
先に挙げた「当たりが連続している」状態とは、一度でも外れが出ると、その時点で「連続」ではなくなる訳ですが、当たり、当たり、当たり、外れ、当たり、当たり…という感じであれば、「連続している」と表現できる範囲です。
実際にはこのような理解も含めて使ってください。
「連続」を使った言葉と意味を解釈
連続を使っている言葉の解説です。
どちらもよく見る使われ方で、それぞれ「続いている」ことが分かります。
- 「連続勤務」
- 「連続ドラマ」
「連続勤務」
休みの日を挟まず、毎日勤務が続く(続いている)ことの表現です。
「今日で10連続勤務だ」と言えば、休み明けの最初の勤務日から今日まで、10日間連続して勤務しているという状態です。
このように、先にどれだけ「連続」しているのか、その指す数字を入れて使うことが多い言葉です。
「連続ドラマ」
一回の放送で完結するドラマではなく、何話にも渡って続けて放送される(された)ドラマのことです。
テレビ放送でよく使われる表現で、そのテレビの世界では、3ヶ月に渡って放送することを「1クール」と呼んでいます。
この1クールの連続ドラマは、9〜12話程度で構成されます。
この「連続ドラマ」は週に一度の放送が基本ですが、途中で何かの都合で放送しなかった週を挟んでも、「連続」と表現して構いません。
放送の頻度に関わらず、ドラマ自体は続いているからです。
「連続」を使った例文や短文の意味を解釈
連続を使った例文や短文です。
色々な使い方ができる言葉ですが、言葉自体の意味は簡単なので、特に難しいものはないでしょう。
- 「連続」の例文1
- 「連続」の例文2
「連続」の例文1
「これだけ連続して雨が降るとさすがに嫌になる」
毎日雨だという様子を表現していますが、前述した拡大解釈も含めて、一週間のうち、間に一日雨が降らなかった日があったとしても、この「連続」と使って構いません。
例えば、一週間が雨、雨、それ以外、雨、それ以外、雨、雨という天気だった時には、「この一週間は連続して雨が降っていた」と表現して構いません(間違いにはなりません)。
それほど厳密に考えて使う必要はないということです。
「連続」の例文2
「連続したと言っても、たかだか3回程度だ」
3回であっても、続けざまにその状態なら、充分に「連続」と表現していいでしょう。
ある程度の拡大解釈ができる言葉だと書きましたが、全部で3回だけとなると、一度でもそうでは場合には「連続」とは言えません。
このような解釈の仕方に決まりがある訳ではありませんが、一般的に考えて、10回のうち、1、2回程度の違う結果までが「連続」と表現できる範囲だと考えれば大きな間違いはありません(人によって、この感覚は異なります)。
「連続」と「断続」の違いはある?
この「断続」(だんぞく)は、「間欠」(かんけつ)とほぼ同じ意味を持つ言葉です。
よって、「途切れながらも続くこと」を表現する言葉で、絶え間なく続いている訳ではないが、完全に途切れてもいないという状態に対して使います。
上の例文で挙げた内容ですが、10回のうち、1、2回程度の異なる結果なら「連続している」と表現できる範囲なのに対して、3、4回は異なる結果が出ながら続いている時には、この「断続」を使って、「断続でそうなっている」と表現するといいでしょう。
「連続」の類義語
「連続」と同じ意味をもつ言葉です。
日常でよく見聞きする俗っぽいものも含めておきます。
- 「連々」【れんれん】
- 「連チャン」【れんちゃん】
「連々」【れんれん】
「つらつら」と読むこともあり、「連続」と同様に、途切れずに続いていることを表現します。
「連々と続いている」という使い方が多く、切れ目のない続く様子に対して使ってください。
「連チャン」【れんちゃん】
この「連チャン」は、元は麻雀用語で、親が切れること続くことを表現する言葉です。
そこから、「連続」の意味で一般にも使われるようになった言葉で、「今日で夜勤が3連チャンだ」と言えば、3日連続で夜勤だという意味になります。
麻雀などのギャンブルが好きな人や若い人だと、元の「連続」より好んで使う表現かも知れません。
しかし、スラングに該当する為、堅い場面では使わないように注意しましょう。
連続は、本来の意味とは若干異なるものの、解説した拡大解釈という点も考慮しながら使う必要があります。
そこにさえに気を付ければ、何も難しいことはない言葉です。