「異常」の意味とは?読み方・対義語・類語・英語【使い方や例文】
「異常」という言葉の意味や使い方を紹介して行きます。
さらに「異常」の英語や、「異常」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「異常」の意味とは?
- 「異常」の意味
- 「異常」の英語
- 「異常」の対義語
- 「異常」の言葉の使い方
- 「異常」を使った言葉と意味を解釈
- 「異常」を使った例文
- 「異常」の類語や類義表現
「異常」の意味とは?
「異常」という言葉を知っているでしょうか。
「異常」は「いじょう」と読み、毎日のように遣う機会がある言葉です。
何かを見た時に、「異常」と感じたり、実際に口に出して「異常」と言った事もあるでしょう。
また誰かを見た時に「異常」と感じたり、誰かの行動を「異常」だとたしなめたことがあるかもしれません。
一方で、「異常」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「異常」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、誰かから「異常」と言われた時に、どのような意味で言われているのかが瞬時に理解できるでしょう。
「異常」の意味
「異常」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「異常」には、「普段と違い狂っている」「常軌を逸した」「普通ではない」という意味があります。
例えば努力をする事は普通の事ですが、普段とは違い、狂ったように努力する事を「異常な努力」と言います。
また車を運転している時に、いつもとは違い、どこか機会系統に狂いがあると感じる場合、「車が異常だ」と言います。
様々な物事や、人の様子は、365日、普通に進むとは限りません。
何だか変だ、何だか普通ではないと感じる日もあるでしょう。
このように「異常」には、「普段と違い狂っている事」という意味があります。
「異常」の英語
「異常」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「異常」は英語で、“unusual”(アンユージョアル)になります。
“unusual”には「普通でない」「異常」という意味があります。
他にも「異常」は“abnormal”(アブノーマル)という英語でも表現する事ができます。
このように「異常」には、“unusual”、“abnormal”という英語に変える事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「異常」の対義語
「異常」の対義語を紹介します。
「異常」と反対の意味を持つ言葉を知る事で、この言葉の意味が立体的に理解できるようになるでしょう。
- 「正常」【せいじょう】
- 「ノーマル」【のーまる】
「正常」【せいじょう】
「正常」は、「異常」の対義語になります。
「正常」には、「変なところがなく普通な様子」という意味があります。
例えば電車が時刻表通りに運行されている時、「正常通り運行」と言います。
また普通の人の事を「正常な様子」「正常な神経の持ち主」などと言います。
「ノーマル」【のーまる】
「ノーマル」というカタカナ語も「異常」の対義語になります。
「ノーマル」には、「正常」という意味があります。
「正常」を砕けた言い方にしたい時に、「ノーマル」という言葉を使ってみましょう。
「異常」の言葉の使い方
「異常」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「異常」には、「普段と違い狂っている様子」という意味があります。
例えばビジネスシーンでは、誰かが普通とは違う仕事の仕方をしている事があるかもしれません。
例えば残業を繰り返して、日中うとうとしているような狂ったような働き方をする人もいるでしょう。
このような人に対して「異常な働き方」と言います。
恋愛の場面でも、恋人がいつもとは違う行動を取るかもしれません。
デートの時間に遅れてきたり、電話を掛けても丸一日放置するなどの問題行動を取るかもしれません。
このような時に、「恋人が異常な行動を取る」と表現できます。
このように「異常」という言葉を、普段と違い狂っている様子を見た時に使ってみましょう。
「異常」を使った言葉と意味を解釈
「異常」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「異常」を使った定型句のような言葉ですので、覚えておくと使い勝手が良く便利でしょう。
- 「異常気象」【いじょうきしょう】
- 「異常なし」【いじょうなし】
「異常気象」【いじょうきしょう】
「異常気象」という言葉を、ここ10年ほど良く耳にするのではないでしょうか。
「異常気象」は、普通ではない狂ったような天候が続く様子を意味します。
通常の年に比べ雨が降りすぎたり、気温が高すぎたり低すぎる時、「異常気象」と言います。
「異常なし」【いじょうなし】
「異常なし」というフレーズも良く使います。
物事の「異常」がないように点検した後で、「異常なし」という言葉を使います。
工場のマシンなどを動かす前に点検し、「異常なし」と言います。
「異常」を使った例文
「異常」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における「異常」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「好きな人が近くにいると『異常』に緊張する」
この例文のように、好きな人が近くにいるだけで普通ではいられない人がいるかもしれません。
普通でいられず、少し狂っているかのような行動をしてしまう時「異常」という言葉を使います。
例えば、手足が震えてしまったり、顔が真っ赤になってしまうかもしれません。
例文2
「ゲリラ豪雨が多すぎる、『異常気象』が続く」
この例文に登場するゲリラ豪雨のように、ここ数年「異常気象」と思われるような天気が続いています。
特に夏は暑すぎて、夕立の勢いが強すぎると感じるでしょう。
「異常」の類語や類義表現
最後に「異常」の類語や類義表現を紹介します。
「異常」とよく似た言葉を知る事で、言葉を言い換えられるようになります。
ボキャブラリーが豊富になり、文章作りが楽になるでしょう。
- 「アブノーマル」【あぶのーまる】
- 「イレギュラー」【いれぎゅらー】
「アブノーマル」【あぶのーまる】
「異常」と似た意味を持つ言葉に、カタカナ語の「アブノーマル」があります。
「アブノーマル」には、「病的」という意味や、「異常である」という意味があります。
また「変態的」な人や行為に対しても「アブノーマル」という言葉を使います。
例えば変態的な考え方をする人を「アブノーマルな考え」「アブノーマルな人」などと言います。
「イレギュラー」【いれぎゅらー】
「イレギュラー」という言葉には、「不規則な様子」「変則」という意味があります。
例えば野球の打者の打球が不規則な回転で転がっている様子を、「イレギュラーバウンド」と呼びます。
またいつも仕事を担当する人がインフルエンザなどで休んでいる時に、他の人が代わりに仕事を担当することがあります。
このような時に「イレギュラーな編成」「イレギュラーな様子」と言います。
「異常」という言葉の意味や使い方を見てきました。
無意識に使っている「異常」という言葉の詳しい意味や使い方を知ると、次回「異常」という言葉を使う時に、使い方が少し変わるかもしれません。