「異常気象」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「異常気象」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
最近では「異常気象」が起こっており、食料確保にも困難が生じていると言われています。
ここでは「異常気象」という表現について紹介していきます。
目次
- 「異常気象」とは?
- 「異常気象」の表現の使い方
- 「異常気象」の具体例
- 「異常気象」を使った例文と意味を解釈
- 「異常気象」の類語や類義語・言い換え
「異常気象」とは?
台風や大雨が多いなど、最近は「異常気象」に悩まされる人も多いのではないでしょうか。
「異常気象」というのは高温、大雨、日照不足、など、いつもとは違った気象の総称になります。
気象庁は過去30年の気候を見返し、それに対して著しく偏った「異常気象」と定義づけており、世界気象機関は平年よりも平均気温や降水量が偏り、25年以上に1度しか起こらないような大きさの現象を「異常気象」として定義づけています。
つまり、極端な気象、稀にしか起こらない気象であると考えられるのです。
その一方で、「異常気象」の発生は今や当たり前のこととなっており、頻繁に経験するようになってきました。
地球温暖化などの影響もあり、例年より台風が多い、などという問題が指摘されています。
そのため、今は「異常気象」は以上ではないという人もいます。
- 「異常気象」の読み方
「異常気象」の読み方
「異常気象」という表現は「いじょうきしょう」と読みます。
異常な気象、という意味ですので覚えておきましょう。
「異常気象」の表現の使い方
日本において「異常気象」というのは台風がやってくるとき、あるいは夏場の気温が高すぎるなどという時に使われます。
例えば日本の夏は猛暑になりつつありますね。
日本国内においては、2007年以降1日の最高気温が35度以上になった日を猛暑日と呼んでいます。
盆地や山間部などでは外部からの空気が入りにくくなっているため、なおさら猛暑が続く傾向にあり、7月でも40度を記録するなど、「異常気象」が起こる場合もあります。
「異常気象」の具体例
2018年の夏はとにかく暑く、多くの人も覚えているのではないでしょうか。
2018年の夏は各地で最高気温が観測史上初の高い気温を記録するなど、極めて暑い年だったと言われています。
それに加えて台風が上陸し、西日本豪雨をもたらすなど、各地で被害も指摘されていましたね。
2018の年間平均気温は歴史的に4番目に高いと考えられています。
2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本や北海道を中心として台風7号、そして梅雨前線などによる集中豪雨が起こりました。
「異常気象」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「異常気象」を使った例文1
- 「異常気象」を使った例文2
「異常気象」を使った例文1
「異常気象による西日本豪雨は多くの人に被害をもたらしました」
2018年には西日本側で長期間にわたる大雨が降り、断水なども頻繁に起こりました。
現代社会において水や電気が使えないととても大変ですよね。
そんな中で温泉が「この市町村に住む人は無料で」などというサービスを提供し、助けられた人もいたのではないでしょうか。
土砂災害などの問題も指摘され、深刻な現象となりました。
「異常気象」を使った例文2
「近年は異常気象が世界各地で起こっています」
近年は地球温暖化などの影響があり、「異常気象」の問題が世界各地で指摘されています。
日本のみならずあらゆるところで問題が起こっており、被害が出ているのです。
「異常気象」によって農作物がしっかりと実らないなどという問題もあり、食料の確保が困難になると考えられています。
「異常気象」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「気候変動」【きこうへんどう】
- 「ヒートアイランド現象」【ひーとあいらんどげんしょう】
「気候変動」【きこうへんどう】
気候変動というのは様々な時間スケールにおける気温や降水量等の移り変わりを表す表現です。
地球温暖化やその影響を気候変動と呼びます。
「ヒートアイランド現象」【ひーとあいらんどげんしょう】
ヒートアイランド現象というのは都市部の気温が高くなる現象を指しています。
東京では過去100年の間に約3度気温が上がったと言われており、その一方で中小規模の都市は1度しか上がっていないことから、ヒートアイランド現象が指摘されています。
「異常気象」は非常に危険なものです。
防災対策などにも力を入れ、いざという時にどのように行動するのか確認しておきましょう。