「全体」とは?「全体」と「全部」の違い・意味・読み方・対義語・類語・英語
「全体」という言葉はよく使う機会も多いはずです。
お子さん達もよく馴染みがある言葉です。
「全体」は普段からよく使っているけど、きちんと意味を理解していないといったケースもあるため、ここできちんと意味など理解して活用の仕方を把握しておきましょう。
目次
- 「全体」の意味とは?
- 「全体」の読み方
- 「全体」の英語(解釈)
- 「全体」の対義語
- 「全体」の言葉の使い方
- 「全体」を使った言葉と意味を解釈
- 「全体」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「全体」と「全部」の違い
- 「全体」の類語や類義表現
「全体」の意味とは?
「全体」の意味は、あるひとまとまりの物事や事柄の全てといった意味です。
バラバラになっている事柄やものを全てまとめたこと・何も欠けていないその事物を「全体」として示すことで分かりやすい表現になります。
学校や企業など、様々な場面で「全体」という言葉を用いる機会も多いので、意味を理解しておきましょう。
「全体」の読み方
「全体」の読み方は「ぜんたい」です。
「全体」の英語(解釈)
「全体」の英語表現は、“the whole”・形式ばった表現になると“the totality”と表現します。
英語で「全体」を表現する場合には、熟語として用いる事も多いので、熟語の表現を理解しておきましょう。
“a whole family”
「家族全体」といった意味です。
家族全員のことを示している事が分かります。
“the whole school. ”もしくは “all the school.”
「学校全体」といった意味です。
学校の先生や生徒全体のことを示しているので、よく学校全てのことを表現するばいに利用する言葉です。
よくお子さん方も耳にする機会も多いはずです。
“the whole of Japan”
「日本全土」日本の全ての土地を含むので北海道から九州・沖縄まで、日本の国土全てのことを示していることがわかるでしょう。
統計など発表される時には、よく「日本全土」でといった表現も多いです。
「全体」の対義語
「全体」の対義語は「一部」「個別」です。
一部の生徒が利用している問題集です。
全体の生徒の中で一部の生徒が利用している問題集という位、エージがつきます。
全校生徒が使用している問題集ではないので、ごく一部の生徒といった意味を含んでいるのを読み取ることができるでしょう。
個別指導で成績アップすることができました。
個別の指導で成績がアップした様子がわかるでしょう。
通常は集団授業で受けるのが一般的ですが、個別指導を受けた事で苦手部分が集中的に理解することができるなど、イメージすることが可能です。
「全体」の言葉の使い方
「全体」の言葉の使い方として、学校や企業・日本など国土「全体」として、ひとまとまりとして表現する時に用います。
国として表現する際、よく「国全体」など表現することもありますし、一まとまりとして表現する事も多いですし、「全体」という言葉はよく使います。
「全体」を使った言葉と意味を解釈
「全体」を使った言葉と意味・解釈を表現するので、使い方など参考にして下さい。
きっと使い方がわかると「全体」を上手に活用することができます。
- 「全体的」
- 「全体主義」
- 「全体最適」
「全体的」
全体的にまとまり、体育祭が最高に盛り上がった。
全体として生徒達の準備や競技などトータルでみて、体育祭がかなりスムーズにまとまり、最高に盛り上がった様子が分かります。
「全体的」とした表現で、体育祭が全てまとまったことで、生徒の心も一つ担った様子など感じとれるはずです。
「全体主義」
全体主義の社会主義国は国民も苦しくなる。
全ての考え方や主義など一致している社会主義国は、国民の個性を活かすことが難しく、やはり苦しいと感じる場面もかなり出てくる様子が伝わります。
社会主義国としての「全体主義」といったイメージが掴みやすいです。
「全体最適」
全体最適な環境で過ごし、かなり子供達もイキイキしています。
全体的に最適な環境で子供達が過ごして、イキイキとした様子がよくわかるようになります。
やはり、こうした子供達が過ごしやすい、全体的に楽しいと感じるような環境を提供することは重要だとわかるでしょう。
「全体」を使った例文や短文・意味を解釈
「全体」を使った例文や短文・意味・解釈などご紹介するので、参考にして下さい。
- 「全体」の例文1
- 「全体」の例文2
「全体」の例文1
全体が一つにまとまり、合唱が最高の出来になった。
全ての参加者の方々が一つにまとまったことで、合唱の出来がとても素敵な感じにまとまり、発表することができたので、素晴らし出来担った様子が分かります。
合唱は一人でも外れると歌がずれてしまいますし、やはり「全体」でまとまることは重要です。
「全体」の例文2
全体としてよく出来た料理になった。
トータルとして出来がとてもよくなった料理だということが、よくわかるでしょう。
バランスが良く、美味しい味わいがある料理になっている様子がわかります。
やはり全体として味が整っていると食も進むので、こうしたバランスは重要です。
「全体」と「全部」の違い
「全体」と「全部」の違いを理解しておきましょう。
「全体」は、個々・バラバラになっている物が集まった全てのものです。
「全部」は、すべての要素・部品を含むもの全てのことを意味しています。
ある物事の全てといった印象です。
「全体」の類語や類義表現
「全体」の類語や類義表現についてご紹介します。
- 「総体」
- 「全般」
「総体」
高校総体で生徒達が盛り上がった。
高校生の「全体」が集まって競技を行う「高校総体」は生徒達がかなり盛り上がる様子がよくわかります。
「総体」を「全体」の意味と同じなので、類義語になります。
「全般」
全般的に子供はカレーライスが好きだ。
子供達はトータルでみても、カレーライスは大好きだということが分かります。
「全般的」という表現を「全体」といっても良いですし、やはり子供達全般、カレーライスが好きと言える様子が伝わります。
「全体」といった言葉はよく耳にしますし、英語表現や類義語・対義語など色々と活用の仕方を理解しておくことで、文章作成する場合、幅広く活用することができるようになります。
やはり語彙力アップするためには、様々な使い方を理解しておく事が重要ですし、よく普段から利用している「全体」といった言葉の意味をここできちんと理解しておくことで、かなり活用がスムーズにできるようになります。