「親切」とは?意味・読み方・対義語・類語・英語【使い方や例文】
「親切」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「親切」の英語や「親切」を使った例文を紹介して行きます。

目次
- 「親切」の意味とは?
- 「親切」の意味
- 「親切」の英語
- 「親切」の対義語
- 「親切」の言葉の使い方
- 「親切」を使った言葉と意味を解釈
- 「親切」を使った例文
- 「親切」の類語や類義表現
「親切」の意味とは?

「親切」という言葉を知っているでしょうか。
「親切」は「しんせつ」と読む、一般的に使われる事が多い言葉です。
みなさんも「あなたは親切ですね」とか、「親切な人」と言われた経験があるかもしれません。
また誰かに対して「親切」を感じて、嬉しい気持ちになった人もいるでしょう。
一方で「親切」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「親切」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、自分に対して良くしてくれた、身近な誰かの顔が思い浮かぶかもしれません。
「親切」の意味

「親切」という言葉には、どのような表現になるでしょうか。
「親切」には、「好意を持って人のためにする事」という意味があります。
例えば「道を『親切』に教える」という場合は、道案内という人のために行う行為をするだけでなく、相手に好意を持って行う事になります。
道案内をしてもらった人が、好意を感じるようなフレンドリーな態度が、「親切」という言葉には含まれます。
そのため「親切」にしてもらった人は、「自分のためになる事をしてくれた」という喜びと、「好意を持って接してくれた」という二つの喜びを感じる事になります。
「親切」な振る舞いをする人が好かれるのは、このような理由があります。
このように「親切」には、「好意を持ち、人のために何かをする事」という意味があります。
「親切」の英語

「親切」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「親切」は英語で、“kindness”(カインドネス)になります。
“kindness”には「親切」「優しさ」などの意味があります。
また“goodwill”(グッドウィブ)にも「親切」という意味があります。
さらに、“favor”にも「親切」という意味があります。
このように「親切」は、様々な英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「親切」の対義語

「親切」の対義語を紹介して行きます。
「親切」と反対の意味を持つ言葉を知る事で、この言葉の意味が立体的に理解できるようになるでしょう。
- 「無情」【むじょう】
- 「心無い」【こころない】
- 「不親切」【ふしんせつ】
「無情」【むじょう】
「無情」という言葉には、「同情心がない事」という意味があります。
例えば残業をして仕事を頑張っている人を見た時に、「大変だな」とか「手伝おうかな」と思う気持ちを「同情」と言います。
そのような気持ちがなく、残業している人の事を何とも思わない気持ちを「無情」と言います。
「心無い」【こころない】
「心無い」には、「思いやりがない」という意味があります。
「同情」とほとんど同じ意味で、優しさがまるでない言動を取る事を「心無い」と言います。
例えば失恋をして傷付いてる人に対して、「なんで振られたの?」「あなたの態度に問題があったんじゃない」などと思いやりがない質問をする人は、「心無い」と言われてしまうでしょう。
「不親切」【ふしんせつ】
「親切」の反対語が「不親切」です。
「不親切」は「ふしんせつ」と読み、「親切でない事」という意味があります。
「親切」の言葉の使い方

「親切」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「親切」には、「人のために何かをする」「好意を持って何かをする」という二つの要件を満たした時に使う言葉です。
例えば仕事が忙しそうな人を手伝う時、「手伝う」という「人のために何かをする」と言う用件は満たしています。
しかし、仕事が忙しい人をけなしたり、嫌味を言ったりしながらでは「親切」とは言えません。
相手が好意を感じるような態度で仕事を手伝った時に、「親切」になります。
このように「親切」という言葉を使う時は、「人のために」「好意を持って」何かをする時に使いましょう。
「親切」を使った言葉と意味を解釈

「親切」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「親切」という言葉を使う時に、頻繁に登場する言葉ですので、覚えておくと使い勝手が良く便利でしょう。
- 「親切心」
- 「小さな親切」
「親切心」
「親切心」には、「親切な心」という意味があります。
「好意を持って人のために何かをしよう」と思っている心理状態の事です。
「小さな親切」
「小さな親切」は、「さりげない親切」と言えそうです。
例えば、両手に大きな荷物を抱えている高齢者を見た時に、運ぶのを手伝うような行為や、電車で妊婦に席を譲るようなささやかな「親切」です。
「小さな親切」が積み重なる事で、世の中が「親切心」に満ち、行きやすい世界が作られるかもしれません。
「親切」を使った例文

「親切」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における「親切」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「道を聞いたら、『親切』にルートを教えてくれるだけでなく、目的地まで連れて行ってくれた」
この例文に登場するような人が、実際にたくさんいます。
道案内をした後、きちんと目的地に行けるかどうか心配になり、一緒に目的地まで行ってくれるタイプの人です。
またこのような人は感じが良く「親切」だと感じやすい事が多いでしょう。
例文2
「Aさんの『親切』を無にするような事をしてしまった」
この例文のように「親切を無にする」という言い回しも、時々登場します。
Aさんに「親切」な何かをしてもらったのに、それを台無しにするような言動をしてしまったのでしょう。
例えば、「親切心」から誰かに本を貸してもらったのに、その本を汚して返してしまったり、転売してしまった場合「親切を無にする」と言えるでしょう。
「親切」の類語や類義表現

「親切」の類語や類義表現を紹介します。
似た意味の言葉を知ると、言葉の言い換えが可能になります。
ボキャブラリーが豊富になり、文章作りが楽しくなるかもしれません。
- 「手厚い」【てあつい】
- 「優しい」【やさしい】
「手厚い」【てあつい】
「手厚い」には、「扱いが親切で丁寧である」という意味があります。
「手厚い介護」「手厚い接待」などの定型句もあります。
「手厚い」何かをしてくれる時、必ずそこには「親切心」が含まれています。
「優しい」【やさしい】
「優しい」という言葉は、誰かに対して頻繁に使われる言葉です。
「優しい」には、「思いやりが深く親切である」という意味があります。
誰にでもフレンドリーに接し、感じが良い上に、自分に役立つ事をしてくれる人は「優しい」と言われる事が多いでしょう。
「親切」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「親切」には、感じが良く、誰かのために役立つ行為をするという素晴らしい要素が含まれています。
このような行為をしてくれた人に「親切ですね」と声を掛けましょう。