「意に添う」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「意に添う」という言葉はよく耳にする機会も多いはずです。
ですが使い方をイマイチ理解していないという方もいらっしゃるので、ここでしっかり使い方や意味など、きちんと理解しておきましょう。
正しい使い方をすることで語彙力アップにもつながります。
目次
- 「意に添う」の意味とは?
- 「意に添う」の読み方
- 「意に添う」の英語(解釈)
- 「沿う」と「添う」の違い
- 「意に添う」の言葉の使い方
- 「意に添う」を使った例文や短文(解釈)
- 「意に添う」の類語や類義表現
「意に添う」の意味とは?
「意に添う」という意味は、相手の希望や要望・意向に応じるといった意味も含んでいます。
「添う」は、そばにはなれずにいるといった意味があり、元々あったものに別のものが加わるといった意味を示しています。
連れ添うなど表現として使われることもあります。
なので、「意に添う」に関しては、相手の意見や考え方などに添うといった意味が含まれています。
「意に添う」の読み方
「意に添う」の読み方は「いにそう」です。
「意に添う」の英語(解釈)
「意に添う」の英語では“Accompany the will”として表現されます。
英語は、主語や使い方によって表現の仕方が違うので、用いる英単語も違いが出てきますし、必ずこの“Accompany the will”を使うというわけではありません。
例文:“That decision didn't meet her views”
解釈:「その決定は彼女の意向に添うものではなかった」
として彼女の考えに添った結果にならなかったといった意味を含んでいます。
「沿う」と「添う」の違い
「意に添う」という表現ですが、「沿う」と「添う」について違いをきちんと理解しておきましょう。
「沿う」は、「流れに沿う」・「従いに沿う」などで使用されます。
「川の流れに沿って歩く」「会社の方針に沿う」など、長く続くものに「沿う」ことで離れない状態を保ち、方針や基準に従うという意味で用いられます。
「添う」は、「二人寄り添う」「夫婦が連れ添う」「買い物に付き添う」などで用いられます。
そばに離れずにいるという意味なので、夫婦関係などに使う事が多々あります。
あるものに別のものが加わるという意味で「添う」は用いられるので「一緒に寄り添いながら」など表現として活用されます。
「意に添う」の言葉の使い方
「意に添う」の言葉の使い方について理解しておきましょう。
「沿う」と「添う」の違いに関しても説明しましたが、ここでの「意に添う」は、他の人が考え方に従い加わることを意味しているので、どういった使い方があるか、把握しておくと自分でも文章作成する際には参考になります。
「意に添う」を使った例文や短文(解釈)
「彼の意に添う」を使った例文や短文、解釈などいくつかご紹介するので参考にしてください。
やはり、ここでしっかりと「意に添う」を理解しておくことで上手に文章作成ができるようになり、スムーズな表現ができるようになるので、文章力もワンランクアップすることができます。
ちょっとした使い方を理解しておくと文章作成において便利です。
- 「意に添う」の例文1
- 「意に添う」の例文2
- 「意に添う」の例文3
「意に添う」の例文1
「彼の意に添う考え方で大丈夫でしょう」
彼の考え方に従うことで大丈夫でしょう!といった意味が込められています。
その考え方に従うことで間違っていないし、おそらく大丈夫ではないかなぁといった雰囲気を読み取ることができるので、しっかりと意味を理解できます。
彼の考え方や意見に同調するといった方針が読み取ることができますし、やはり意見を1つにまとめることで、なかなかスッキリとしている様子がわかります。
「意に添う」の例文2
「可能な限りお客様方の意に添うように渋滞回避対策を行うべきだ」
可能な限り、お客様の意見に従い、ご納得できるような渋滞回避を行うべきだと意見を述べている様子が伝わります。
やはりお客様の意見や考えを最優先することは何より重要なので、その辺もしっかりと考慮してから対応することで会社の安心感へと繋がっていくことも感じ取れるはずです。
スピーディな対応をとって、なるべくお客様方が過ごしやすくするよう、渋滞対策を行うことがわかります。
「意に添う」の例文3
「両親の意に添う方向で検討中です」
両親の考え方に従う方向で検討している様子が伝わります。
やはり両親の意見を何より尊重しているし、また重視している様子も伝わってきます。
親が望んでいる様子や意見など、子供達が親のそういった考えになるべく従うことで安心した生活を過ごせるようになりますし、文章から様子を読み取ることができます。
「意に添う」の類語や類義表現
「意に添う」の類語や類着表現など理解しておきましょう。
そうすることで、幅広く語彙力を伸ばすことができ、表現力が豊かになることは間違いないです。
いくつかご紹介するので参考にしてください。
- 「意に添う」の類語や類義表現1
- 「意に添う」の類語や類義表現2
「意に添う」の類語や類義表現1
「意に添う」の類語で「気に入る」を用います。
「そのドレスは、妻はとても気に入るデザインだ」
そのドレスは、奥様がとても気に入る様子でデザインも素敵な様子が見えてくるはずです。
「そのドレスは、妻はとても意に添うデザインだ」
という言い方もでき、奥様の考えにあったドレス、気に入ったドレスということが読み取れる内容になっています。
奥様がそのドレスを見た瞬間、とても気に入っている様子がわかるので、こういう使い方もできます。
「意に添う」の類語や類義表現2
「意に添う」の類語は「意に召す」です。
上司の意に召すことができた食事会になった」
これは、上司の考えや意見に対して気に入るような食事会になったといった表現になっています。
なので「上司の意に添うことができた食事会になった」
と記載してもよく、やはり上司には気に入ってもらうことは何より重要なので、この食事会を開いたことで上司に気に入ってもらうことができ、そして素敵な雰囲気で過ごす事が出来た様子が伺えるはずです。
「意に添う」の使い方は、まず「沿う」と「添う」の違いを理解した上で使う事が大切です。
「添う」は、元々あるものに別の考えや物事が意見に加わるといった使い方はできます。
「意に添う」は、一つに寄り添うような形になりますs、例文などで文章をいくつかご紹介しているので参考にして、自分なりにアレンジした文章を作成してみると良いでしょう。
わりと「意に添う」という言葉はビジネス用語などにも用いますし、使い方を理解しておくことで語彙力などアップすることができます。