「悠揚」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「悠揚」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「悠揚」の英語や、「悠揚」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「悠揚」の意味とは?
- 「悠揚」の意味
- 「悠揚」の英語
- 「悠揚」の言葉の使い方
- 「悠揚」を使った言葉と意味を解釈
- 「悠揚」を使った例文
「悠揚」の意味とは?
「悠揚」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
「悠揚」は「ゆうよう」と読む、あまり聞きなじみがない言葉かもしれません。
そのため、誰かが「悠揚」という言葉を使っても、その言葉の意味が理解できない人もいるでしょう。
「あなたは『悠揚』な人ですね」と誰かに声を掛けられても、返事のしようがないと思います。
そこで「悠揚」の意味や使い方を紹介します。
この言葉を知ると、あなたがなぜ「悠揚な人」と言われたのか、その理由が分かるでしょう。
また誰かに対して「悠揚」という言葉を使って、褒めたい衝動に駆られるかもしれません。
「悠揚」の意味
「悠揚」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「悠揚」には、「物事にこだわらず、ゆったりとして落ち着いている様子」という意味があります。
ビジネスシーンでは、結果にこだわりせかせかと動き回ったり、忙しく歩き回るような人を見かける事が多いですが、「悠揚」と呼ばれるような人は、物事にこだわらず、いつでも落ち着いています。
身のこなしもゆったりとしているため、大物感が漂うかもしれません。
このように「悠揚」という言葉には、物事にこだわらず、ゆったりと落ち着いている様子という意味があります。
もしあなたが、「悠揚な人」と言われたら、それは褒め言葉で喜んでいいのではないでしょうか。
「悠揚」の英語
「悠揚」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「悠揚」は英語で、“self-possessed”(セルフポゼッスド)になります。
“self-possessed”の“self”には「自己」という意味があり、“possessed”には「所有」という意味があります。
そのため、“self-possessed”には「自己所有」という意味があり、「自分を持っている人」という意味になります。
転じて「悠揚」という意味になります。
また“calm”(カーム)という英語でも「悠揚」という言葉を表現する事ができます。
“calm”には「穏やか」「落ち着いている」という意味がありますので、「悠揚」と意味が重なる部分が多いからです。
このように「悠揚」は英語で、“self-possessed”や“calm”と表現する事ができます。
英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「悠揚」の言葉の使い方
「悠揚」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「悠揚」には、物事にこだわらず、ゆったりと落ち着いている様子という意味がありますので、こだわりが少なく、落ち着いた様子で、ゆったりとした動作が特徴的な人を見た時に使ってみましょう。
例えば若くても、経験豊富なベテランのような雰囲気を醸す人がいます。
このような人は「悠揚な人」と称する事ができます。
またスーパーのタイムセールなどで、慌てて走り出す人がいる反面、落ち着いた様子で確実にタイムセールが実施されている場所に向かう人がいます。
後者の様な人は「悠揚」という称号がピッタリです。
このように、みんなが慌てるような場面でも、落ち着いた様子でゆったりとしている人を見かけた時に、「悠揚」という言葉を使いましょう。
「悠揚」を使った言葉と意味を解釈
「悠揚」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「悠揚」という言葉を含む、使う頻度の高い言葉ですので、覚えておくと便利です。
「悠揚」といえば、これというフレーズを覚えておきましょう。
- 「悠揚とした」
- 「悠揚迫らぬ」
「悠揚とした」
「悠揚とした」というフレーズは頻繁に使われる言葉です。
例えば、落ち着いた様子の人を見た時に「悠揚とした人だ」と言います。
またスポーツを見ている時に、誰でも緊張してしまいがちな場でも落ち着いてプレーできている人の動作を見て、「悠揚としたプレー」と称する事もできます。
一緒に話をしていて、こちらまで落ち着くようなゆったりとした話方をする人を見た時に、「悠揚とした話しぶり」などと言います。
「悠揚迫らぬ」
「悠揚迫らぬ」という定型句があり、「悠揚」と言えば「悠揚迫らぬ」というフレーズというくらい、頻繁に使います。
「迫らぬ」には「切迫せずに」という意味があり、焦らずに、テンパらずになどの意味があります。
そのため「悠揚迫らぬ」には、「落ち着いてゆったりと、焦ったりせずに」という意味があります。
「悠揚」を単独で使う時よりも、より落ち着きと、ゆったりした感じを出す事ができるフレーズです。
「悠揚」を使った例文
「悠揚」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における「悠揚」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「初めて家にきた猫は、『悠揚』迫らぬ態度で部屋を一周した」
この例文に登場する猫は、初めて訪れた部屋にもかかわらず落ち着き払った態度だった事が分かります。
ゆったりと一周し、初めから自分の家だったように振る舞ったのではないでしょうか。
比較的猫は「家につく」と言われ、人よりも家を大切にする傾向があります。
初めて訪れる家が、自分になじむかどうかは、猫にとって一大事になります。
また猫は個体差が多く、落ち着いた猫もいれば、落ち着きのない猫もいます。
この例文の猫は、落ち着きのある猫だったようです。
例文2
「A君の会議での話し方や『悠揚』としていて、誰もが聞きほれた」
この例文に登場するA君のように、どのような場面でもゆったりと落ち着いた話し方ができる人がいます。
特に会議中の発言は、緊張感が強いため、口ぶりに神経質な雰囲気が醸されてしまいがちですが、彼はそのような焦った様子がまるでなかったようです。
みなさんも、緊張しそうな場面ほど、「悠揚」を心がけてみてはいかがでしょうか。
自分の落ち着いた声を耳から聞く事で、本当に気持ちも落ち着くという好循環を生むかもしれません。
同じように急ぎたくなるような場面で、あえてゆったりと動いてみる事もおすすめします。
「悠揚」という言葉の意味や使い方を見てきました。
聞き慣れない言葉だったかもしれませんが、今では「悠揚」を使いたくなっているかもしれません。
特に身の回りに、落ち着いた雰囲気の、ゆったりとした人がいる場合、その人に対して「悠揚」という言葉を掛けたくなったかもしれません。