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「担う」の意味とは?類語、英語や使い方、例文を紹介!

「担う」とは物を肩に支えて持つ、運ぶといった意味と、物事を支えたり、推し進めること、自分自身が責任を持って引き受ける、負担するといった意味と大きく分けて2つあります。

それでは「担う」という言葉についての意味、使い方、例文などを一緒に見ていきましょう。

担う

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「担う」の意味とは?類語、英語や使い方、例文を紹介!>


目次

  • 「担う」の意味とは?
  • 「担う」の読み方
  • 「担う」の英語(解釈)
  • 「担う」の言葉の使い方
  • 「担う」を使った言葉と意味を解釈
  • 「担う」を使った例文や短文(解釈)
  • 「担う」の類語や類義表現
  • 「担う」と「担ぐ」の違い


「担う」の意味とは?

「担う」の意味とは?

「担う」の意味とは、大きく分けて二つあります。

一つ目は、物を肩に支えて持つ、運ぶ、かつぐといった意味です。

もう一つは、物事を支えたり、推し進めること、自分自身が責任を持ったり、負担をすることを「担う」「担って」などと言います。

通常は物を肩で支えて持つことは、かつぐ、運ぶと言い表すことが多いですし「担う」と言えば物事の責任を持つ、負担をするといった意味で使うことの方が多いのではないでしょうか。



「担う」の読み方

「担う」の読み方

「担う」「になう」と読みます。

ちなみに肩で物を支え持つといった意味で使われる言葉ですが「荷う」と書き表すこともあります。

こちらも読み方は「になう」で同じです。

「担う」の英語(解釈)

「担う」の英語(解釈)

「担う」は英語では、運ぶという意味合いで使う場合は“carry”という単語が当てはまります。

一方責任を担うという意味で使う場合は“bear”を当てます。

また役割りを担うという言葉は“take on a role”となります。



「担う」の言葉の使い方

「担う」の言葉の使い方

「担う」という言葉の使い方としては、大きく分けて二つあり、一つは肩に物を支えて運ぶこと、かつぐといった意味合い、もう一つは責任を持つ、負担をするといった意味合いとあります。

言葉としてよく使われるのは後者の方で「責任を担って」「これからの未来を担っていく」などわりとよく聞く機会があるのではないでしょうか。

特に仕事、ビジネスシーンなどで使われることが多いので社会人としては言葉の意味をしっかり覚えておきたいところです。

「担う」はしっかり責任を持つ、果たすといった意味を持ち、軽々しいことではなく重く受け止めること、しっかりやっていくといった時に使われます。

「適当に担って」とか「気軽に担って」などとは使われないことからもわかるかと思います。

ですから、適当、気軽なことではない、大事なことに対して使う言葉でもあると言えるでしょう。

「担う」を使った言葉と意味を解釈

「担う」を使った言葉と意味を解釈

「担う」を使った言葉でよく聞くものがいくつかあります。

それではその意味を詳しく見ていきましょう。

  • 会社を担う
  • 責任を担う
  • 一翼を担う

会社を担う

「会社を担う」「会社の未来を担っていく」などよく使われる言葉だと思います。

これは会社を支えていく、責任を持って仕事に取り組む、会社を引っ張っていくといった意味合いを持ちますので、経営者側が新入社員に向かって「これからこの会社を担っていく存在となってください」といった期待を込めた意味で使うこともありますし、逆に働きたいと思う側が志望動機として「会社を担っていけるよう、しっかり頑張りたい」といった意味で使うこともあります。

どちらにしても、責任を持って自分が頑張るといった意味を持ちますので前向きな気持ちを表す言葉です。

責任を担う

責任を担うという言葉も、ビジネスシーンなどではよく使われる言葉と言えるでしょう。

「責任を持つ」「責任を引き受ける」といった意味と同じで、自分が責任を持って最後まで果たすといったことを表す言葉となります。

自分が「責任を担っているので、頑張ります」と言うこともあれば、上司などが部下に「君には責任を担ってしっかりやってもらいたい」などと言うこともあるでしょう。

また「責任を担う立場にあるのだから」と相手に自覚を求める時に使うこともあります。

一翼を担う

「一翼を担う」とは「いちよくをになう」という読み方になりますが、意味としては「一翼」というのは一つの部署、一つの役割りといったものになりますので、全体の中で一つの役割りをしっかりと果たすといった意味合いになります。

志望動機などでも十分使える言葉ではないでしょうか。

「御社の〇〇部門で一翼を担う存在となりたいと思います」など使えますので、この表現は覚えておくといいでしょう。

「担う」を使った例文や短文(解釈)

「担う」を使った例文や短文(解釈)

「担う」を使った例文をいくつか見ていきましょう。

  • 「担う」の例文1
  • 「担う」の例文2
  • 「担う」の例文3

「担う」の例文1

「これからの未来を担っていく存在」

よく使われる表現で、激励の言葉、期待を込めた言葉として相手に伝えます。

スピーチなどでも使えるので覚えておくと便利です。

「担う」の例文2

「みんなの期待を担う」

期待されている、励まされているといった、周りの人の気持ちを背負っていることを「担う」という言葉で言い表すことができます。

「担う」の例文3

「重い荷を担って歩いてきた」

荷物を自分の肩で支えて持つ、物をかつぐといった意味で「担う」は使われます。

肩に荷を乗せていることを「担う」と言います。

「担う」の類語や類義表現

「担う」の類語や類義表現

「担う」の類語、似た表現をいくつか見ていきましょう。

  • 「担当する」【たんとうする】
  • 「受け持つ」【うけもつ】

「担当する」【たんとうする】

「担当する」とは、自分の責任として仕事を引き受けること、責任を負うという意味を持つ言葉です。

また、自ら、その物事を行うといった意味もあります。

「受け持つ」【うけもつ】

「受け持つ」とは、任されて受けること、自分が責任を持って引き受けることを言います。

手伝うよりももっと積極性があり、責任があることを意味しています。

適当ではなく、責任を持っている、重みがあるといったニュアンスを表すことができます。

「担う」と「担ぐ」の違い

「担う」と「担ぐ」の違い

「担う」「担ぐ」は同じ漢字を当てていますが、読み方が「になう」「かつぐ」で違います。

意味としてはどちらも物を肩で支え、運ぶといったことになりますが「担う」はどこか抽象的でもあります。

例えば「責任」「未来」などは形として見えませんし物質ではありません。

一方で「担ぐ」「荷物」「お神輿」など目で見える実際の物です。

「担う」は抽象的、目に見えない物に使うことが多く、「担ぐ」は具体的な物に使うと覚えておくとわかりやすいでしょう。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「担う」という言葉の意味、読み方、使い方、例文などをまとめて紹介しました。

一般会話よりは、仕事の場面、改まった場所で使われることが多い言葉ですので、社会人ならばぜひ理解しておきたい言葉と言えるでしょう。

意味合いの違いなども理解して、上手に使えるようになりましょう。