「責任感」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「責任感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「責任感」の英語や、「責任感」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「責任感」の意味とは?
- 「責任感」の意味
- 「責任感」の英語
- 「責任感」を使った言葉や意味を解釈
- 「責任感が強い人」の特徴
- 「責任感」を使った例文
「責任感」の意味とは?
「責任感」という言葉を知っているでしょうか。
「責任感」は「せきにんかん」と読み、一般的に使われる頻度が多い言葉です。
「責任感」のなさを責められた経験があるかもしれませんし、「責任感」が強すぎる事が悩みという人もいるでしょう。
また身近な誰かが「責任感」がない人で、困っているかもしれません。
一方で「責任感」という言葉を、まるで知らないという人もいるでしょう。
そこで「責任感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、誰かに「責任感」について諭された記憶がよみがえり、行動を改めようと考える人も出るかもしれません。
「責任感」の意味
「責任感」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「責任感」には、「自分の仕事や言動について、責任を果たそうとする気持ち」という意味があります。
「責任感が強い人」「責任感がない人」などと、「責任感」というモノサシで人を分ける事もできます。
ちなみに「責任」には、「責めを負ってなさなければならない任務」「引き受けてしなければならない義務」などの意味があります。
例えば、家族の大黒柱の父親は、家族を養うために頑張る「責任」があり、その任務を果たそうという思いの事を「責任感」と言います。
また嫌だなと思うような事でも、自分が負うべき任務だと思ったら、やろうと思う感情を「責任感」と言います。
「責任感」の英語
「責任感」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「責任感」は英語で“sense of responsibility”(センスオブレスポンシビリティ)と言います。
“sense of”には「○○の感覚」という意味があり、“responsibility”には「責任」という意味があります。
そのため、“sense of responsibility”は「責任の感覚」「責任感」という意味があります。
「センス」も「レスポンシビリティ」も、比較的よく使われるカタカナ語のため、「責任感」の英語表現は覚えやすいかもしれません。
このように「責任感」は英語で、“sense of responsibility”になりますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「責任感」を使った言葉や意味を解釈
「責任感」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「責任感」を使った定型句のような言葉ですので、覚えておくと使い勝手が良いでしょう。
- 「責任感が強い」
- 「責任感がない」
「責任感が強い」
「責任感が強い」という定型句のような言葉があります。
「責任感が強い」人は、自分の仕事や行為の責任を果たそうと思う気持ちが強いでしょう。
自分がまかされた仕事は、絶対に途中で投げ出さず、最後まで果たそうと努力します。
「責任感がない」
「責任感がない」という言葉も良く使われます。
例えば子供の頃、○○係に任命された経験があると思います。
「責任感が強い」人は、きちんと任務をやり遂げますが、中には任された任務を放置して家に帰ってしまう子供もいます。
このような子供は、通信簿に「責任感がない」と言い表されてしまいます。
大人になって「責任感がない」事は、もっと大きな問題になり、重要なポストなどから外される傾向にあります。
「責任感が強い人」の特徴
職場で信頼を得ていて、仕事ができる傾向が強い人ほど、「責任感が強い」と言われます。
そんな「責任感が強い人」には共通する特徴があります。
そこで「責任感が強い人」の共通点を紹介していきます。
- 「断らない」
- 「全力で取り組む」
- 「自分を責める」
「断らない」
「責任感が強い人」は、様々な物事に自分の責任を見出します。
例えば会社勤めをしている人なら、職場で起きているすべての事に、自分が関係している、責任を負っていると思っています。
そのため、何か頼まれごとをされた時、自分にも責任があると考えるため断りません。
本来なら関係ない業務でも、引き受けてしまいます。
「全力で取り組む」
「責任感が強い人」は仕事に全力で取り組みます。
自分が負った人を果たそうと思う気持ちが強いため、手を抜いたりしません。
結果的に良い仕事をして高い成果を上げる事も多いのですが、疲れてしまい精神的に病んでしまう事もあります。
「自分を責める」
「責任感が強い人」は、どのような仕事や物事にも、自分が関係していると思っています。
そして、自分とはまるで関係ないと思われるようなアクシデントに対しても、「自分の責任だ」「自分のせいだと」考えてしまいがちです。
このように「自分を責める」傾向が強いため、働きすぎたり、気に病みすぎてしまう傾向があります。
「責任感」を使った例文
「責任感」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「責任感」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「Aさんは『責任感』が強いのが美点だが、弱点でもある」
この例文に登場するAさんは、典型的な「責任感が強い人」です。
どのような仕事でも引き受けてくれる上に、完璧な作業をしてくれるので、周囲から強い信頼を受けます。
逆に言えば、仕事を抱え込みすぎる傾向があり、いつも疲れています。
また他人のミスにまで責任を感じるため、心が病みやすいでしょう。
このように「責任感の強さ」は、その人のもろ刃の剣になります。
例文2
「B君は、人当たりはいいが『責任感』がないため出世しないだろう」
この例文のB君のようなタイプの人が、あなたの周りにもいるかもしれません。
人当たりがいいので憎めないのですが、「責任感がない」ため、重要な仕事を任せる事ができません。
簡単な仕事を任す事ができるだけでは、それほど職場の役に立ちません。
このような人は、何とか会社に残る事はできても、出世を期待する事はできないかもしれません。
どこかの段階で、「責任感」について学び、最低限の責任を負う覚悟が必要になります。
「責任感」という言葉の意味や使い方を見てきました。
世の中の人を「責任感」のあるなしで区別する事ができるくらい、「責任感」は人間にとって重要な感覚になります。
巧みに「責任感」をコントロールできる人は、きっとどの世界でも大きな成果を上げる事ができる人ではないでしょうか。