「お叱りを受ける」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「お叱りを受ける」とは、「お客様・取引先などから問題点やミス、至らない所を指摘されて注意(批判)されること」を示す言葉です。
「お叱りを受ける」の「意味・読み方・英語と解釈・敬語・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「お叱りを受ける」の意味とは?
- 「お叱りを受ける」の読み方
- 「お叱りを受ける」の英語(解釈)
- 「お叱りを受ける」の敬語
- 「お叱りを受ける」の言葉の使い方
- 「お叱りを受ける」を使った例文や短文(解釈)
- 「お叱りを受ける」の類語や類義表現
「お叱りを受ける」の意味とは?
「お叱りを受ける」の意味は、「目上の人・立場が上の人から叱責を受けること」になります。
「お叱りを受ける」という言葉の一般的な用法では、特に「お客様・取引先などから問題点・ミス・至らない所を指摘されて注意(批判)されること」を意味することが多くなっています。
自分に何らかの落ち度やミス、責任があって、そのことを自分よりも立場が上の人から注意されたり叱責されたりすることを、「お叱りを受ける」と言います。
また、「お叱りを受ける」という言葉には、「叱責されたり注意されたりした内容を前向きに受け止めて反省・改善をする」というニュアンスも含まれています。
叱責・注意をされた時に、それに反発(反論)したり抵抗したりする時には、「お叱りを受ける」とは言わないのです。
「お叱りを受ける」の読み方
「お叱りを受ける」の読み方は、「おしかりをうける」になります。
「お叱りを受ける」の英語(解釈)
「お叱りを受ける」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“be scolded”(「叱られる」から、「お叱りを受ける」を意味しています。)
“Manager was scolded by customer because one of staffs is very polite. ”(店員の1人の態度がとても失礼であったため、店長はお客様からお叱りを受けました。)
“be told off”(「叱られる」から、「お叱りを受ける」を意味しています。)
“He was told off by the teacher for chattering during class. ”(彼は授業中におしゃべりをしていたため、先生からお叱りを受けました。)
“be reprimanded”(「目上の人から叱責される・叱られる」から、「お叱りを受ける」を意味しています。)
“She was reprimanded by her boss for be lating for come. ”(彼女は遅刻で、上司からお叱りを受けました。)
“be warned”(「警告される・忠告される」から、「お叱りを受ける」を意味しています。)
「お叱りを受ける」の敬語
「お叱りを受ける」という言葉は、この言葉だけでも「目上の人(立場が上の相手)からのご叱責・ご批判を前向きに受け止める」という敬語(謙譲語)に近いニュアンスを伝えることはできます。
しかし、より明確に「ご叱責・ご批判をして下さった相手に対する敬意」を示すのであれば、「お叱りを受ける」の敬語として「お叱りをお受けする」や「お叱りのお言葉を頂く」といった丁寧な言葉遣いをすると良いでしょう。
「お叱りを受ける」の言葉の使い方
「お叱りを受ける」の言葉の使い方は、「目上の人・立場が上の人から叱責・注意・指摘などを受けた時」に使うという使い方になります。
「目下の人・立場が下の人から批判や反論を受けた場合」には、通常、「お叱りを受ける」という謙遜したニュアンスのある言葉は使われません。
また「お叱りを受ける」という言葉は、「目上の人から叱責や注意を受けて、その内容を謙虚かつ真摯に受け止めるような場合」に使われることが多いのです。
例えば、「お客様からのお叱りを受けたことで、接客サービスの改善点に気づかせて頂きました」などの文章で、「お叱りを受ける」の言葉を正しく使用することができます。
「お叱りを受ける」を使った例文や短文(解釈)
「お叱りを受ける」を使った例文や短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「お叱りを受ける」の例文1
- 「お叱りを受ける」の例文2
- 「お叱りを受ける」の例文3
「お叱りを受ける」の例文1
「お客様からの厳しいお叱りを受けて、即座にわが社は経営方針・教育制度を改善して、顧客満足度の向上に力を注ぐようにしました」
この「お叱りを受ける」を使った例文は、「お客様からの厳しい問題点(接客対応などでの良くない部分)のご指摘を受けて、すぐに経営方針・教育制度を改善し、顧客満足度の向上に力を注ぐようにした」ということを意味しています。
「お叱りを受ける」の例文2
「野球部の先輩たちからはお叱りを受けるかもしれませんが、今年から後輩に対する過度のしごきのような特訓はやめることに決めました」
この「お叱りを受ける」を使った例文は、「古いしきたりを重んじる野球部の先輩(OB)たちからは叱責やご批判を受けるかもしれませんが、今年から後輩に対する過度のしごきのような特訓はやめることに決めた」ということを意味しています。
「お叱りを受ける」の例文3
「教育無償化の法案を成立させられなかったことで、お前は国会議員としての責務を十分に果たしていないじゃないかと、有権者・支持者の方々からお叱りを受けました」
この「お叱りを受ける」を使った例文は、「選挙で公約していた教育無償化の法案を成立させられなかったことで、お前は国会議員としての責任・役目を十分に果たしていないという、有権者・支持者の方々からご批判・ご叱責の声を受けた」ということを意味しています。
「お叱りを受ける」の類語や類義表現
「お叱りを受ける」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「お叱りを受ける」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「ご指摘を受ける・ご批判を受ける」
- 「注意を受ける・ご忠告を賜る」
「ご指摘を受ける・ご批判を受ける」
「お叱りを受ける」の類語・類義表現として、「ご指摘を受ける・ご批判を受ける」があります。
「お叱りを受ける」の言葉の意味は、「自分のミスや問題点について指摘されたり批判されたりすること」になります。
「ご批判を受ける」とは、「悪い部分について指摘されて改善するように言われること」の意味になります。
その意味から、「お叱りを受ける」とほぼ同じ意味合いを持つ類義表現として、「ご指摘を受ける・ご批判を受ける」を上げることができます。
「注意を受ける・ご忠告を賜る」
「お叱りを受ける」の類語・類義表現として、「注意を受ける・ご忠告を賜る(たまわる)」があります。
「お叱りを受ける」という言葉の意味は、「目上の人から好ましくない点について、指摘され注意を受けること」になります。
「お叱りを受ける」とは相手の叱責や批判の内容を前向きに受け止めて参考にするの意味合いもあり、「ご忠告・ご助言を受ける」というニュアンスがあります。
「ご忠告を賜る」とは、「自分のことを思っての相手のご批判・ご助言をありがたく頂く」を意味する敬語表現です。
「お叱りを受ける」と近い意味を持つ類語として、「注意を受ける・ご忠告を賜る」を指摘できます。
「お叱りを受ける」という言葉について徹底的に解説しましたが、お叱りを受けるには「お客様・取引先などから問題点やミス、至らない所を指摘されて叱られること」などの意味があります。
「お叱りを受ける」の類語・類義表現としては、「ご指摘を受ける・ご批判を受ける」「注意を受ける・ご忠告を賜る」などがあります。
「お叱りを受ける」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。