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「命乞い」の意味とは?類語、英語と使い方、例文を紹介!

「命乞い」という言葉を多用する、という方はあまりおられないと思いますが、ゲームやドラマの中では聞いたことがあるかと思います。

ここでは、そんな非日常的なイメージのある「命乞い」という言葉についてご紹介していきますので、ぜひこの機会に一読ください。

命乞い

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「命乞い」の意味とは?類語、英語と使い方、例文を紹介!>


目次

  • 「命乞い」の意味とは?
  • 「命乞い」の読み方
  • 「命乞い」の英語
  • 「命乞い」する心理
  • 「命乞い」の言葉の使い方
  • 「命乞い」を使った例文や短文
  • 「命乞い」の類語や類義表現


「命乞い」の意味とは?

「命乞い」には大きく分けて二つの意味があり、一つは、殺さないでもらえるよう、頼むことをいい、もう一つは神や仏に長生きできるよう祈ることをいいます。

また、どちらの意味で使われるときでも、自分のことを頼む場合と自分以外の命を助けるよう頼む場合とに分けられます。

人間だけでなく、動物などの命についても同様に「命乞い」をすることがあるかもしれません。



「命乞い」の読み方

「命乞い」「いのちご(い)」と読みます。

「命」という漢字はほかに「メイ」「ミョウ」「みこと」といった読みを持っており、いいつけること、めぐりあわせ、なづけなど、さまざまな意味がありますが、ここでは単に生命という意味の「命」と考えればいいでしょう。

「乞」という漢字はほかに「キツ」「コツ」という読みを持ち、こいねがうこと、ねだること、といった意味で使われる言葉です。

「命乞い」が命をこいねがうこと、つまり救ってもらえるよう、生きつづけられるよう、相手に頼むこと、というのが漢字からも理解できます。

「命乞い」の英語

命乞い meaning in english

「命乞い」を英語にする場合、“beg”という単語を知っておくと便利です。

“beg”とは物乞いをする、懇願すること、といった深刻な依頼を意味する言葉ですので、“beg one's life”といえば、その人の命乞いをすることを意味します。

また、誰かに殺されそうなときや、誰か、またはなにか動物が殺されそうなときに、殺さないで、という意味での命乞いですと、“don't kill”といえば伝わりますが、相手がその意思を汲んでくれるかはわかりません。



「命乞い」する心理

自分もしくは他者の命を尊んでほしい、という意思を伝えたいとき、人は「命乞い」をしますが、屠殺の仕事など、生きるための殺しもありますので、すべての「命乞い」が通るわけではありません。

最近では「電源をとめないで」というロボットの「命乞い」に対して、三割の被験者は電源を切ることができないという研究結果も出ており、「命乞い」に対して行動を考え直すことがゼロではないとわかっています。

また保健所に引き取られた動物の「命乞い」をしたいという心理は、多くの方が持っているのではないでしょうか。

「命乞い」の言葉の使い方

「命乞い」をする場面というのは、ほとんどが切迫した状況といえます。

ですのでその場で「命乞いします」と声に出していうことはまずないでしょう。

昔ですと、罪人や捕虜に対して「命乞いをするなら許してやろう」というようなこともあったかもしれませんが、現在では法律に基づいて刑が決まりますので、「命乞い」をしたからといって罪が軽くなる、ということはないかと思われます。

また、神仏に対する祈りの意味での「命乞い」も、経文を読んだり、熱心に祈る姿勢で「命乞い」をする、というのが通常のやりかたです。

「命乞い」を使った例文や短文

会話ではほとんど使うことのない「命乞い」という言葉ですが、例文を挙げておきますので見ておきましょう。

シナリオ作りやメール、SNS、オンラインゲームなどで役立つこともあるかもしれません。

  • 「命乞い」の例文1
  • 「命乞い」の例文2
  • 「命乞い」の例文3

「命乞い」の例文1

「命乞いするならば、お前の妻子と引き換えに許してやってもよいが」

悪者にとらわれ、命と引き換えに妻子を捕虜とする、という駆け引きが行われています。

昔は山賊や海賊など、食糧や金品だけでなく命も商売にする輩がいたといいますので、そのような時代には、例文のような駆け引きが実際にあったかもしれません。

「命乞い」の例文2

「そんな条件を飲んでまで命乞いなどしてたまるか」

例文1に対する返答の例を挙げています。

妻子への愛や誠実さを守るのであれば、自分の命と引き換えになどできないでしょう。

この場合、駆け引きが白紙に戻りますので、ほかの条件を提示されるか、もしくは殺されてしまう、ということもあるでしょう。

「命乞い」の例文3

「祖母は病気の祖父のために命乞いの時間をつくり、仏壇にお供えをして祈っている」

自分が病気の場合だけでなく、他者の病などに対する治癒の祈りも「命乞い」の一種と考えられます。

若くして大病を患う人がいますが、そのような場合にはとくに、病気が治り、長生きすることを祈るという家族や友人が多いのではないでしょうか。

「命乞い」の類語や類義表現

最後に「命乞い」の類語表現を見ておきましょう。

類語がわかることで「命乞い」についての理解がより深まり、語彙力アップにもつながります。

  • 「藁にもすがる」
  • 「SOS」

「藁にもすがる」

「わら(にもすがる)」と読み、ほかの策がすべてうまくいかず八方塞がりになったとき、明らかに頼りないものであっても当てにする、という意味です。

似た言葉に「溺れる者は藁をも掴む」という言葉があり、こちらも切迫した状況下で、なんの助けにもならないものにすらすがろうとする、という意味で使われています。

殺される、というような場面より、生活に困窮している、アクシデントにあい、緊急を要する、というときに使われます。

「藁にもすがる思いで電話をかけた」

「SOS」

事故や遭難などにあい救助を要請するときに使われるモールス符号ですが、その覚えやすい文字列から、「エスオーエス」と言葉にすることもあるでしょう。

メールなどにも使いやすく、すぐに困っていること、助けを必要とする状況であることを他者に伝えることができます。

“save our ship”などの頭文字から来ているという説がありますが、根拠のない説とされており、打ちやすく聞きやすい信号として使われています。

「友人からのメールにはSOSとだけ書かれている」

icon まとめ

「命乞い」とは、命を助けてくれるよう頼むことや、長寿を祈ること、という意味の言葉でした。

現在は戦争をしていない日本では「命乞い」しなければならない現場にはなかなか遭遇しませんが、誰かが大病を患ったときなどには、その人の命に祈りを捧げる、ということをすると、その祈りはきっと届きます。