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「痛し痒し」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「痛し痒し」とは、「二つの方法のどちらをとっても問題・短所があり、どちらを選べば良いか迷うこと」です。

「痛し痒し」「意味・読み方・英語と解釈・語源や由来・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。

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目次

  • 「痛し痒し」の意味とは?
  • 「痛し痒し」の読み方
  • 「痛し痒し」の英語(解釈)
  • 「痛し痒し」の語源や由来
  • 「痛し痒し」の言葉の使い方
  • 「痛し痒し」を使った例文や短文(解釈)
  • 「痛し痒し」の類語や類義表現


「痛し痒し」の意味とは?

「痛し痒し」の意味は、「二つの方法のどちらをとっても問題・短所があるために、どちらを選べば良いのか迷うこと」「一つのやり方・選択に、良い面もあれば悪い面もあって困ってしまうこと」「どちらを取っても問題があるジレンマの葛藤状態にあること」になります。

「痛し痒し」という言葉は、身体にかゆい所があって、そこを掻けば痛みがでるし掻かなければかゆみがでるしという状態から、「どちらを選んでも具合の悪い部分(思い通りにならない部分)があること」を意味しているのです。

例えば、「歯医者にすぐに行かなければ虫歯がひどくなるのだが、痛し痒しでなかなか歯医者に行く気になれない」などの文章で、「痛し痒し」の意味を示せます。



「痛し痒し」の読み方

「痛し痒し」の読み方は、「いたしかゆし」になります。

「痛し痒し」の英語(解釈)

「痛し痒し」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“be in a dilemma、be in a fix”(「ジレンマ状態にある・固定された身動きできない状態にある」から、「痛し痒し」を意味します。)

“I'm in a dilemma for who to work with. ”(私は誰と一緒に仕事をすべきかで、痛し痒しの状態にあります。)

“be in an awkward position”(「窮地にいる」から、「痛し痒し」を意味します。)

“be faced with a difficult choice”(「難しい選択に直面している」で、「痛し痒し」を意味します。)

“He was faced with a difficult choice of his famlily problem. ”(彼は難しい家庭問題に直面していて、痛し痒しの状態にありました。)

“choice of two evils”(「二つの悪い選択肢から選ぶ」から、「痛し痒し」を意味します。)

“That situation was choice of two evils. ”(その状況は、痛し痒しでした。)

“It's like being caught between a rock and a hard place. ” (「岩場と危険な場所の間に捕われているような状態です」から、「痛し痒し」のニュアンスを伝える英語の慣用句になっています。)



「痛し痒し」の語源や由来

「痛し痒し」の語源・由来は、「身体のどこかにかゆい部分があって、そこを掻けば痛いし、掻かないとかゆいしで、どちらにしても苦痛な状態があって困るということ」に由来しています。

「痛し痒し」という言葉の語源は、「自分の身体にかゆい部分があって、そこを掻いてもダメだし掻かなくてもダメだしという、どちらの手段を選んでも一長一短の状態」を示唆しているのです。

「痛し痒し」の由来は、「どちらの方法を選んでも、良い所と悪い所があって決めきれない一長一短の状態」を意味することわざ(諺)にあります。

「痛し痒し」の言葉の使い方

「痛し痒し」の言葉の使い方は、「二つの方法のどちらをとっても問題・短所があるために、どちらを選べば良いのか迷ってしまう場合」に使うという使い方になります。

また、「一つのやり方・選択に、良い面もあれば悪い面もあるという一長一短の状態がある時」に、「痛し痒し」の言葉を使用することができるのです。

例えば、「嫁の意見に賛成すれば母から怒られるし、母の意見に味方すれば嫁から無視されるしで、痛し痒しの状態が続いている」などの文章において、「痛し痒し」の言葉を正しく使うことができます。

「痛し痒し」を使った例文や短文(解釈)

「痛し痒し」を使った例文や短文を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「喧嘩の仲裁をする時は、どちらか一方の肩を持って味方すれば相手のメンツがつぶれるので、痛し痒しになりやすいのです」

この「痛し痒し」を使った例文は、「喧嘩の仲裁をする時は、どちらか一方の肩を持って味方すると、相手のメンツがつぶれたり恨まれたりしてしまうので、どちらの言い分を聞けば良いのか迷ってしまう(どちらにも味方できず困ってしまう)」ということを意味しています。

例文2

「病気の治療というものは、その病気が重症で大変なものであるほど、その治療に苦痛・費用が伴うので痛し痒しなのです」

この「痛し痒し」を使った例文は、「病気の治療は、その病気が重症で大変なものであるほど、その治療に苦痛・費用(お金)が伴ってくるので、どこまでの治療(どんな種類の治療)を受けるべきか否かで迷って悩みやすいということ」を意味しています。

例文3

「人生の重要な局面では、どちらの道(相手)を選んでも一定の負担・リスクがある痛し痒しの選択を迫られることになるでしょう」

この「痛し痒し」を使った例文は、「人生の重要な場面における選択では、自分だけが一方的に得をするフリーランチはないこと」を意味しています。

人生の重要な問題・人間関係では、どちらの道を選択しても一定の負担・リスクがあるので、迷ったり悩んだりしやすいのです。

「痛し痒し」の類語や類義表現

「痛し痒し」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「痛し痒し」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。

  • 「あちらを立てればこちらが立たず」
  • 「河豚は食いたし命は惜しし」

「あちらを立てればこちらが立たず」

「痛し痒し」の類語・類義表現として、「あちらを立てればこちらが立たず」があります。

「あちらを立てればこちらが立たず」のことわざの意味は、「争っている二人がいる場合に、一人の人を立てれば、もう一方の人を立てることができないという葛藤があること」になります。

どちらを選んでも問題があり迷うことを意味する「痛し痒し」の類義表現として、「あちらを立てればこちらが立たず」が上げられます。

「河豚は食いたし命は惜しし」

「痛し痒し」の類語・類義表現として、「河豚は食いたし命は惜しし(ふぐはくいたしいのちはおしし)」があります。

「河豚は食いたし命は惜しし」のことわざの意味は、「美味しいフグを食べたいけれど、フグには猛毒があるので命も惜しいということから、二つの選択肢で迷って困ってしまうこと」になります。

一長一短の選択肢で迷うことを示す「痛し痒し」の類語として、「河豚は食いたし命は惜しし」を指摘することができます。

icon まとめ

「痛し痒し」という言葉について徹底的に解説しましたが、痛し痒しには「二つの方法のどちらをとっても問題・短所があり、どちらを選べば良いか迷うこと」「一つのやり方に良い面もあれば悪い面もあって困ってしまうこと」などの意味があります。

「痛し痒し」の類語・類義表現としては、「あちらを立てればこちらが立たず」「河豚は食いたし命は惜しし」などがあります。

「痛し痒し」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。