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「絶望」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】

「絶望」とは、「希望が無くなること・可能性を失うこと」です。

「絶望」「意味・読み方・英語と解釈・語源・対義語・使い方・絶望を使った言葉・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。

絶望

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目次

  • 「絶望」の意味とは?
  • 「絶望」の読み方
  • 「絶望」の英語(解釈)
  • 「絶望」の語源
  • 「絶望」の対義語
  • 「絶望」の言葉の使い方
  • 「絶望」を使った言葉と意味を解釈
  • 「絶望」を使った例文・短文とその解釈
  • 「絶望」の類語や類義表現


「絶望」の意味とは?

「絶望」の意味とは?

「絶望」の意味は、「希望が無くなること。

可能性を失うこと」
「全く期待・希望を持てなくなること」になります。

「絶望」という言葉の意味は「これから先の未来(人生)において、明るい希望やポジティブな可能性を失うこと」であり、「絶望する」という動詞形で用いることも多くあります。

「絶望」という言葉は、「前向きな希望が断ち切られた状態」、あるいは「未来(将来)に対する期待が失われた状態」を意味しています。

「絶望」というのは「人生・将来に期待を持つことができないネガティブな心理状態」のことであり、「希望・期待・可能性・意欲・明るさといったポジティブな心理状態」とは正反対の意味になっているのです。

例えば、「人生に絶望してやる気を無くす」「絶望の底から何とか人生を立て直しました」などの文章で、「絶望」の意味を示すことができます。



「絶望」の読み方

「絶望」の読み方

「絶望」の読み方は、「ぜつぼう」になります。

「絶望」の英語(解釈)

「絶望」の英語(解釈)

「絶望」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“despair、despairing”(形容詞形)(“despair”は、「絶望・失望・落胆、絶望させる」を意味する英単語です。)

“I despaired at the future. ”(私は将来に絶望しました。)

“I've despaired of learning about her betrayal ”(私は彼女の裏切りについて知って絶望しました。)

“hopelessness”(「希望がないこと」から、「絶望」を意味します。)

“He died of hopelessness. ”(彼は絶望死しました。)

“depression、depressed”(動詞形)(「抑うつ・気分の落ち込み」から、「絶望」を意味します。)

“The bad news has depressed me. ”(その悪いニュースが私を絶望させました。)

“the mokers”(米国のスラングで「絶望」を意味します。)



「絶望」の語源

「絶望」の語源

「絶望」の語源は、「望み(希望)が絶たれる」ということにあります。

「絶望」という言葉を、「絶」「望」という漢字に分けて解釈すると、「絶」の漢字には「絶つ・打ち切る・やめる・滅びる・絶える・断る」などの物事が絶えるというネガティブな意味合いがあります。

「絶」の漢字を用いた熟語には、絶望以外にも「絶縁・絶交・隔絶・気絶・拒絶・途絶・断絶」などがあります。

「望」という漢字には、「遠くを見渡す」「願う・待ち望む・ほまれ・人気」などのポジティブな意味合いがあります。

「望」の漢字を用いた熟語には、絶望以外にも「希望・志望・声望・切望・願望・欲望・熱望・野望」などがあります。

漢字の語源・語義から「絶+望=絶望」となり、「望んでいることが絶たれる・望みが断ち切られる」という意味になったのです。

「絶望」の対義語

「絶望」の対義語

「絶望」の対義語は、「希望(きぼう)」「有望(ゆうぼう)」になります。

「絶望」というのは、「望みが絶たれること・希望を失ってしまうこと・未来の可能性が無くなったと感じること」を意味する言葉であり、絶望とは反対の意味を持つ対義語として「希望」「有望」があります。

「希望」という言葉は、「こうなって欲しいと願うことやその願い」「自分の望み通りになるだろうというポジティブな見通し・明るい予測」を意味しています。

「有望」の言葉は、「望みがあること・希望があること」「将来に望みが掛けられること・未来に可能性があること」を意味しています。

「絶望」の言葉の使い方

「絶望」の言葉の使い方

「絶望」の言葉の使い方は、「すべての希望・期待が無くなった時」「すべての可能性が無くなったように感じられた時」に使うという使い方になります。

「絶望」という言葉は、「人生における希望・可能性が失われたと感じられた時」「この先の未来(将来)に対する期待・可能性が無くなったように思われた時」に使うことのできる言葉なのです。

例えば、「最愛の配偶者が亡くなった時、私は抵抗することのできない深い絶望感に襲われました」「親友にひどい裏切りを受けて、人生に対する絶望を味わわされた私は、その後、他人を信用することができなくなったのです」などの文章において、「絶望」という言葉を正しく使用することができます。

「絶望」を使った言葉と意味を解釈

「絶望」を使った言葉と意味を解釈

「絶望」を使った言葉である「絶望を乗り越える」「絶望死」について、その意味を解釈していきます。

  • 「絶望を乗り越える」
  • 「絶望死」

「絶望を乗り越える」

「絶望を乗り越える」の言葉の意味は、「何らかのショッキングな出来事(耐えがたいほどのつらい出来事)によって、すべての希望・期待が失われた状態を乗り越える」ということになります。

「絶望を乗り越える」ということは、つらいこと(嫌なこと)や大変な問題も多い厳しい人生を、力強く生きていくために必要な勇気ある行動なのです。

例えば、「絶望を乗り越えた先に、明るい希望があります」「自分にはこの絶望を乗り越えられないと思うほどの窮地が、人生のどこかの時点であります」などの文章において、「絶望を乗り越える」という言葉を正しく使うことができます。

「絶望死」

「絶望死」の言葉の意味は「絶望して死ぬこと」であり、「人生・未来に対するあらゆる希望や可能性が無くなったと思い込んで自死すること」です。

「絶望死」というのは、「悲観主義・抑うつ・孤独感・自己否定・未来拒絶などの心理的要因や経済的・健康的要因による自殺の一種」であり、自然死とは正反対の自死の状態(自死に至る経緯)を意味している言葉なのです。

例えば、「絶望死するほどの極限の精神状態を経験して克服したことで、私はどんな苦境・ストレスにも耐えることができるようになりました」「知っている人が悲しい絶望死をすることがないように、お互いに対する関心や思いやりを示していきましょう」などの文章において、「絶望死」という言葉を使用することができます。

「絶望」を使った例文・短文とその解釈

「絶望」を使った例文・短文とその解釈

「絶望」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「絶望」の例文1
  • 「絶望」の例文2
  • 「絶望」の例文3

「絶望」の例文1

「絶望した時には何もやりたくない無力感に襲われやすくなりますが、しばらく心と体を落ち着けて休むことが必要です」

この「絶望」を使った例文は、「未来に対する希望を失ってしまった時は、何もやりたくない無力感に襲われやすくなりますが、その無力感から立ち直るためには、しばらく心と体を落ち着けて休むことが必要」ということを意味しています。

「絶望」の例文2

「世の中や人間関係には、人生に絶望するような嫌な出来事が多くありますが、そこで自分の人生の可能性を諦めるわけにはいかないのです」

この「絶望」を使った例文は、「世の中や人間関係には、これから先の人生に期待できなくなるような嫌な出来事(つらい出来事)も多くありますが、そこで自分の人生の可能性を諦めるわけにはいかない」という強い決意、前向きな覚悟を伝えています。

「絶望」の例文3

「希望もあれば絶望もあるというのがこの世界の厳しい現実であり、自分自身がその絶望をどうやって克服していくかが人生で問われているのです」

この「絶望」を使った例文は、「明るい希望もあれば、その希望が断ち切られて暗い気持ちになることもあるというのが、この世界の厳しい現実であること」を示した上で、「自分自身がその希望・期待を持てないネガティブな心理状態を、どうやって克服していくかが人生で問われているということ」を意味しています。

「絶望」の類語や類義表現

「絶望」の類語や類義表現

「絶望」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「絶望」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。

  • 「悲観・失望・厭世」
  • 「自暴自棄・自信喪失・無力感(敗北感)」

「悲観・失望・厭世」

「絶望」の類語・類義表現として、「悲観・失望・厭世(えんせい)」があります。

「悲観」の言葉の意味は、「将来のなりゆきを悪い方向に見ること・未来について否定的に考えること」です。

「失望」とは、絶望と同じで「希望・期待を失うこと」を意味します。

「厭世」の言葉の意味は、「世の中・人生を嫌って価値のないものと考えること」「絶望に根ざした悲観的な世界観を持つこと」になります。

将来への希望を失うことを意味する「絶望」の類語として、「悲観・失望・厭世」が上げられます。

「自暴自棄・自信喪失・無力感(敗北感)」

「絶望」の類語・類義表現として、「自暴自棄(じぼうじき)・自信喪失・無力感(敗北感)」があります。

「自暴自棄」の言葉の意味は、「希望を失って、やけくそになること」「未来の可能性を感じられなくなり、自分などどうなってもいいと思い無茶なことをすること」になります。

「自信喪失」とは、「自分に対する自信を失って落ち込むこと」を意味します。

「無力感」とは、「自分には何も成し遂げる力がないという感覚」「自分は無能だという否定的な自己認識」を意味しています。

「敗北感」の言葉は、「人生に敗れてすべてを失ったという感覚」「敗北したからやる気がでないというネガティブな気持ち」を意味しています。

icon まとめ

「絶望」という言葉について徹底的に解説しましたが、絶望には「希望が無くなること・可能性を失うこと」「全く期待・希望を持てなくなること」などの意味があります。

「絶望」の類語・類義表現としては、「悲観・失望・厭世」「自暴自棄・自信喪失・無力感(敗北感)」などがあります。

「絶望」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。