「取り柄がない」とは?意味・読み方【使い方や例文】
「取り柄がない」という言葉の意味や例文を紹介します。
さらに「取り柄がない人」の特徴や対処法を紹介します。
目次
- 「取り柄がない」の意味とは?
- 「取り柄がない」の意味
- 「取り柄がない人」の特徴
- 「取り柄がない人」の対処法
- 「取り柄がない」を使った例文
「取り柄がない」の意味とは?
「取り柄がない」という言葉を知っているでしょうか。
「取り柄がない」は「とりえがない」と読みます。
現在「取り柄がない」という事に悩んでいる人もいるでしょう。
「取り柄」を探し、右往左往している人もいるかもしれません。
一方で「取り柄がない」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「取り柄がない」の意味や使い方を紹介します。
誰かに「あなたは取り柄がない」と言われた経験がある人も、この言葉の意味を知る事で、誇れるような取り柄を作れるようになるかもしれません。
「取り柄がない」の意味
「取り柄がない」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「取り柄」とは「取り立てて良い所」「特に目立つところ」という意味があります。
さらに「目立った長所」という意味があります。
「取り柄がない」という時には、「目立った長所がない」という意味になります。
例えば、ルックスが良い男性や女性は、それが「取り柄」になりますので、「取り柄がない」と言う事はないでしょう。
また走るのが速い人や運動神経が良い人も、「取り柄」があります。
勉強ができる人も「取り柄」がある人になります。
絵が上手だったり、ゲームが上手な人も「取り柄」がある人です。
誰かに対して優しくできる人や、おしゃべり上手な人も「取り柄」がある人と言えます。
このような目立った長所がない人が、「取り柄がない」と呼ばれます。
「取り柄がない人」の特徴
「取り柄がない人」にはどのような特徴があるのでしょうか。
自分には「取り柄がない」という人に共通する特徴を紹介します。
- 「自信がない人」
- 「自分に厳しい人」
- 「向上心がない人」
- 「親の言う通り生きている人」
「自信がない人」
誰にでも長所があるのですが、「自信がない人」は、その長所に自信を持てません。
例えば笑顔が素敵な事は、十分な取り柄なのですが、自信がないため、笑顔をアピールする事ができません。
次第に笑顔はくすんでしまい、長所と呼べなくなってしまいます。
「自分に厳しい人」
「自分に厳しい人」も長所を消してしまう傾向があります。
例えば走るのが速い人がいて、それは取り柄として自慢できる事です。
しかし自分に厳しい人は、「オリンピックに出られなければ長所と言えない」と思い、走るのをやめてしまいます。
いつしか、自分の足が速い事すら忘れてしまい、「取り柄がない」と嘆く事になります。
「向上心がない人」
長所を伸ばす努力をしない人は、「取り柄」と呼べるほど、目立った長所に育てる事ができないかもしれません。
「親の言う通り生きている人」
親が厳しく、「こういう人間になりなさい」と言われて育った場合、取り柄を持ちにくい傾向にあります。
その人の本来の資質が、親の理想像と合致するかは分からないからです。
自分の資質を活かし、素直に長所を伸ばして行けば、きっと目立った長所ができ、「取り柄がない」という事もなくなるでしょう。
「取り柄がない人」の対処法
「取り柄がない人」は、どのような生き方をすればいいでしょうか。
また本当に「取り柄がない」のか、どのように確かめればいいでしょうか。
そこで「取り柄がない人」の対処法を紹介します。
- 「親しい人の長所を聞く」
- 「自分の長所を聞く」
- 「スペシャリストの知り合いを作る」
- 「コミュニケーションを重視する」
「親しい人の長所を聞く」
まず親しい人の取り柄、長所を聞いてみましょう。
すると「背が高い」「笑顔」など、様々な答えが返ってくるでしょう。
人の取り柄を聞いていると、それほど目立った長所ではないと感じるかもしれません。
背が高いといっても、モデルになれるほどではないし、笑顔が素敵といっても、女優さんほどでないと感じるかもしれません。
自分に厳しい人は、自分の長所を長所と思えず、取り柄のハードルが高くなります。
親しい人の取り柄を聞くと、ハードルが下がるかもしれません。
「自分の長所を聞く」
「取り柄がない」と感じる人は、親しい人に「あなたの思う私の長所」を聞いてみましょう。
すると思ってもいなかったような、たくさんの長所を教えてくれるかもしれません。
自分に自信がない人は、自分に長所がある事に気付かない傾向があります。
「スペシャリストの知り合いを作る」
みんなから意見を聞いて、それでも取り立てて目立った長所がないと感じたら、スペシャリストと呼ばれるような専門的な知識を持つ知り合いを作りましょう。
すると「IT系の事はAさんに聞こう」「スポーツに関してはBさんに頼ろう」という具合で、自分が特別な知識を持つ必要がなくなります。
「コミュニケーションを重視する」
「取り柄がない」と感じる人は、コミュニケーションを重視してみましょう。
誰かと誰かの調整役になったり、聞き役に徹するようにします。
円滑な人間関係を作れる人は、どの職場でもコミュニティでも重宝されます。
特別なスキルがなくても、大切な存在と認識されるでしょう。
「取り柄がない」を使った例文
「取り柄がない」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「取り柄がない」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「Aさんは『取り柄がない』と言う割に、みんなの人気者だ」
- 「『取り柄がない』なら、今日から作ればいい」
「Aさんは『取り柄がない』と言う割に、みんなの人気者だ」
この例文に登場するAさんのように、「自分には『取り柄がない』」が口癖になっているような人がいます。
しかし、実は人気者で、いつでも友達や同僚に囲まれて楽しそうに生活をしています。
「取り柄がない」と言う人の中には、自分の取り柄に気付いていないだけというケースがあります。
Aさんのように人気者になれる人柄があれば、その人柄が取り柄と言えるでしょう。
「『取り柄がない』なら、今日から作ればいい」
この例文のように「取り柄がない」と思ったら、その日から作る事ができます。
例えば珍しい資格を取得すれば、それはとりあえずの取り柄になります。
半年程度勉強すれば、資格を取得する事は可能でしょう。
また先ほど登場したAさんのように、「取り柄がない」と言いながら、楽しく暮らせている人は、逆に言えば何かしらの取り柄があるという事になります。
ゆっくりできる時間を作り、自分の長所探しをすれば、きっと取り柄がみつかるでしょう。
「取り柄がない」という言葉の意味や使い方を見てきました。
自分に自信がない人、厳しすぎる人は、取り柄を見過ごしている可能性が高いでしょう。
きっと誰にでも何かしらの取り柄がみつかるでしょう。