「すれ違う」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「すれ違う」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「すれ違う」の英語や、「すれ違う」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「すれ違う」の意味とは?
- 「すれ違う」の意味
- 「すれ違う」の英語
- 恋愛や人間関係で「すれ違う」の意味
- 「男女のすれ違い」が起こる理由
- 「すれ違う」を使った例文
「すれ違う」の意味とは?
「すれ違う」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
「すれ違う」は「すれちがう」読みます。
恋愛中の人は、「すれ違う」という言葉を聞くと、少し寂しい気持ちになるかもしれません。
また誰かと待ち合わせをした時に「すれ違う」経験をした人もいるでしょう。
一方で、まるで「すれ違う」という言葉を知らない人もいるかもしれません。
そこで「すれ違う」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知ると、最近誰かと「すれ違う」経験がある事を、思い出すかもしれません。
「すれ違う」の意味
「すれ違う」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。
「すれ違う」にはいくつかの意味がありますので、それぞれの意味を見て行きましょう。
- 「近くを通り過ぎる」
- 「会えそうで会えない」
- 「論点がかみ合わない」
「近くを通り過ぎる」
「すれ違う」という言葉には、「触れ合うくらい近くを、反対方向に通り過ぎる」という意味があります。
例えば狭い道路を二台の車が反対方向に通り過ぎる時に、「すれ違う」と言います。
このような場面に遭遇し、車の中で、「ちゃんと『すれ違える』かな」などと心配した経験があるかもしれません。
「会えそうで会えない」
「すれ違う」のもう一つの意味に、「時間や場所がずれてしまい、会えるはずが会えなくなってしまう事」という意味があります。
待ち合わせの場所を「○○駅」にしたものの、片方が西口、片方が東口で待っていて、結果的に会えないと言う事があります。
西口にいた人が、東口に移動したタイミングで、東口にいる人が西口に行ってしまった時、「すれ違う」という言葉がぴったりのシーンになります。
「論点がかみ合わない」
「すれ違う」という言葉には、「議論などをしている時に、論点がかみ合わなくなってしまう」という意味もあります。
会議の席で、参加者が一生懸命話しているものの、みんなの論点がかみ合わなくなる時、「主張が『すれ違う』」などと言います。
恋人同士で話していても、何となくかみ合わないと感じる時がありますが、このような状況を「会話が『すれ違う』」と言います。
「すれ違う」の英語
「すれ違う」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「すれ違う」は英語で“pass each other”(パスイーチアザー)になります。
“pass”には「追い越す」という意味があり、“each other”には「お互いに」という意味があります。
そのため“pass each other”は「お互いにすれ違う」という意味になり、「すれ違う」となります。
このようにあ「すれ違う」を英語で言うと、“pass each other”になりますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
恋愛や人間関係で「すれ違う」の意味
恋愛や人間関係で「すれ違う」という言葉を使う時は、「時間や位置がずれてしまい、会えるはずなのに会えない」ケースと、「論点がかみ合わない」ケースです。
例えば夏祭りに出掛けた学生が、片想いの同級生を探すものの、ちょうど時間や位置が微妙にずれてしまい、会えない事があります。
同じ会場にいるのに会えない状況は「すれ違う」と言えるでしょう。
また、例えば恋人同士が「結婚」をテーマに話をする事があるでしょう。
しかしお互いの主張がかみ合わない状態になり、建設的な話し合いができなくなってしまう事があります。
このような会話の「すれ違い」から恋心が冷めてしまい、別れてしまうカップルがいるかもしれません。
「男女のすれ違い」が起こる理由
恋人同士や夫婦が「すれ違い」、仲の良かったカップルが別れてしまうのはなぜでしょうか。
そこで「男女のすれ違い」が起こる理由を紹介します。
- 「会話をする理由が違う」
- 「一人でいたいという思いがある」
- 「『好き』の量が違う」
「会話をする理由が違う」
男女は脳の構造自体が違うため、同じ事を話し合っていても、違う見方をする事があります。
女性が会話をする理由がコミュニケーションを取るためだとすれば、男性が会話をする理由は「答えを出す事」かもしれません。
女性は楽しければそれでいいので、会話があちこちに飛びますが、男性は理路整然と会話を整理したがります。
そもそも会話をする理由が違うため、「すれ違い」が起こります。
「一人でいたいという思いがある」
どんなに好きあっているカップルでも、「一人になりたい」と思う時間があるでしょう。
一般的に男性の方が、一人になる時間が必要だとされています。
そのため、ずっと一緒にいたい女性と、一人にある時間が必要な男性の気持が「すれ違う」事があります。
「『好き』の量が違う」
男女が同じくらい相手の事を好きな時は、「すれ違う」事が少なく済みます。
しかし全く同じ量だけ相手の事が好きだという事は、あり得ません。
そのため、どちらかが常に「付き合っているのに片想い」をしているような状態になります。
このような不平等感が、二人を「すれ違い」に向かわせる事があります。
「すれ違う」を使った例文
「すれ違う」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「すれ違う」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「すれ違う」の例文1
- 「すれ違う」の例文2
「すれ違う」の例文1
「大型のトラックが狭い道を『すれ違う』のを見ると、こっちがヒヤヒヤする」
この例文のように、狭い道を大きな車が「すれ違う」のを見ると、見ている方が怖くなります。
また自転車に乗っている時に、向こうから大型車が来る時も、「すれ違う」シーンを想像し、ドキドキするかもしれません。
「すれ違う」の例文2
「好きになるタイミングが違ったため、二人の恋は『すれ違う』事になった」
この例文のように、両想いなのに、好きになる時間がずれてしまったため、付き合えないカップルがいます。
男性は夏に彼女が好きになり、女性は冬に彼氏を好きになった場合、両想いなのに片想い同士になってしまいます。
このように時間がずれてしまったために、人間関係が「すれ違う」事があります。
「すれ違う」という言葉の意味や使い方を見てきました。
人間関係や恋愛で、誰かと「すれ違う」経験をした事があるかもしれません。
どちらも悪くないのに、ちょっとした思い違いなどで「すれ違う」事は悲しい事ですが、完全に「すれ違い」を防ぐのは難しいでしょう。
それもまた人生だと思い前向きに考えて行きましょう。