「味覚音痴」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「味覚音痴」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「味覚音痴」の英語や、「味覚音痴」を使った例文を紹介します。
目次
- 「味覚音痴」の意味とは?
- 「味覚音痴」の意味
- 「味覚音痴」の英語
- 「味覚音痴」になる理由
- 「味覚音痴」の使い方
- 「味覚音痴」を使った例文
- 「味覚音痴」を改善する方法
「味覚音痴」の意味とは?
「味覚音痴」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
「味覚音痴」は「みかくおんち」と読みます。
「音痴」の意味は知っていても、「味覚音痴」という言葉は知らないかもしれません。
また自分では「味覚音痴」と言う自覚がない人の中にも、「味覚音痴」はいます。
自分が該当するかもしれないと、気になる人もいるでしょう。
一方で、「味覚音痴」という言葉をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで、「味覚音痴」の意味や使い方を紹介していきます。
「味覚音痴」の意味や、症状などを知ると、自分の味覚について新しい発見があるかもしれません。
「味覚音痴」の意味
「味覚音痴」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「味覚」は、食べ物の味や飲み物の味を判別する感覚です。
「味覚音痴」は、「音痴」な人が正しい音程で歌を唄えないように、料理の味を正しく判別できない人です。
「一般的な人が美味しいと思う料理を美味しいと思えない人や、そもそも味について興味が無い人」などがいます。
「味覚音痴」になってしまうと、食事を楽しめなくなるばかりか、美味しい料理を作れなくなってしまいます。
みんなが喜ぶ味付けが分からないため、レシピ通り正確に作らない限り、まずい料理ができてしまいます。
このように、「味覚音痴」には、食べ物の味が分からない、味覚がおかしいという意味があります。
「味覚音痴」の英語
「味覚音痴」を英語にするとどのような表現になるでしょうか。
「味覚音痴」は英語で“having no sense of taste”(ハビングノーセンスオブテースト)になります。
“sense of taste”は「味覚」という意味で、“having no”で「持たない」とい意味になり、「味覚を持たない」「味覚音痴」となります。
このように「味覚音痴」は英語にすると、“having no sense of taste”になります。
「味覚音痴」になる理由
なぜ「味覚音痴」になるのでしょうか。
美味しいと感じる味の傾向は幼少期に決まると言われています。
その時期に濃い味付けの食べ物ばかり食べてしまうと、「味覚音痴」になりやすいとされています。
またファストフードばかり食べている人も、「味覚音痴」になりやすいようです。
人工調味料や脂肪分が多い料理ばかり食べていると、その味が基準になってしまうため、和食など、繊細な料理の味が分からなくなってしまいます。
濃い味の料理ばかり食べて大人になると、若い頃はまだしも、中年以降に太り始めて成人病になるリスクがあります。
「味覚音痴」の使い方
「味覚音痴」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
例えば付き合っている彼女の料理が、信じられないくらい美味しくない時に、「味覚音痴」という言葉が浮かびます。
味覚がおかしな人が作る料理は、おかしな味の料理になりやすいからです。
また、一緒に食事に行った時に、他の人が美味しいと言っているのに、自分だけ美味しいと感じられない時、自分の「味覚音痴」を疑うかもしれません。
特に一緒に食事をしている人がグルメとされている場合は、その可能性が高いでしょう。
このように、身近な誰かや自分の味覚が普通ではないと感じる時に、「味覚音痴」という言葉を使ってみましょう。
「味覚音痴」を使った例文
「味覚音痴」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「味覚音痴」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「味覚音痴」の例文1
- 「味覚音痴」の例文2
「味覚音痴」の例文1
「私の妻が『味覚音痴』と気付いたのは、結婚して半年後だった」
この例文に登場する奥さんは、「味覚音痴」という事を隠して、結婚してしまったようです。
結婚して半年後に旦那さんがようやく「味覚音痴」に気付いたのには理由がありそうです。
付き合っている頃や新婚当初は、自分が「味覚音痴」だと気付かれたくないので、料理本やレシピサイトのレシピ通りにきちんと料理をしていたはずです。
しかし結婚生活が落ち着き、気がゆるんだ頃に、自分風の味付けをするようになり、「味覚音痴」という事が発覚したようです。
本来は濃すぎる味付けや、普通の人が驚くような味が好きなはずですので、これまでの普通の料理の味がストレスになっていたかもしれません。
しかし、結婚生活における料理の役割は大きいので、結婚前に「味覚音痴」をカミングアウトした方が良かったかもしれません。
「味覚音痴」の例文2
「グルメだと思っていたA君が、『味覚音痴』だったとは意外だ」
この例文に登場するA君のように、「味覚音痴」なのにもかかわらずグルメを気取る人がいます。
A君の様な人は、みんなが美味しいと感じる人気店の味を、美味しいと思えないはずなので、自分で美味しいお店を発見する事はできません。
しかし、最近はスマホを見れば評判のお店をすぐに見つける事ができます。
スマホを使えば、近所の美味しい飲食店を簡単に検索する事ができます。
おそらくA君は美味しい飲食店の情報をたくさん集めて、みんなに紹介してグルメ気取りだったのでしょう。
このように、「隠れ味覚音痴」と呼べるような人はたくさんいるかもしれません。
「味覚音痴」を改善する方法
「味覚音痴」を改善するには、どのような生活を送ればいいでしょうか。
まず濃すぎる味付けを避けるようにします。
ファストフード店に行くのを止めて、外食自体を減らすようにします。
自炊をする事が「味覚音痴」を改善する第一歩になります。
またケチャップやソース、マヨネーズを大量に使ってしまう人は、ひとまず使用を止めてみましょう。
醤油と塩コショウ、酢のシンプルな調味料で味付けができる、和食中心の食生活を送るといいでしょう。
「味付けは少し薄くてちょうどいい」と思い、薄めの味付けにします。
次第に薄めの味付けに慣れて、薄味でも十分に美味しさを感じられるようになります。
食事をする時間を確保し、ゆっくりと咀嚼する事も大切です。
テレビを見たり、スマホを見たりしながら食事をすると、味わう事ができませんから、料理に向かい合い、噛みしめるように食事をしましょう。
「味覚音痴」という言葉の意味や使い方を見てきました。
もし「味覚音痴」になったらそのまま放置せず、薄味になれるように生活を改善して行きましょう。