「敵対心」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「敵対心」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「敵対心」の英語や、「敵対心」を使った例文を紹介します。
目次
- 「敵対心」の意味とは?
- 「敵対心」の意味
- 「敵対心」の英語
- 「敵対心」の言葉の使い方
- 「敵対心」を使った言葉と意味を解釈
- 「敵対心」を使った例文
「敵対心」の意味とは?
「敵対心」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
「敵対心」は「てきたいしん」と読みます。
誰かに対して「敵対心」をむき出しにした経験がある人がいるかもしれません。
また周囲の人から「敵対心」を持って接せられている人もいるでしょう。
一方で「敵対心」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるかもしれません。
そこで「敵対心」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、自分の心の中にあるメラメラとした燃えるような気持ちが「敵対心」だと気付く人もいるかもしれません。
「敵対心」を持つ相手の顔が浮かんだ人もいるかもしれません。
「敵対心」の意味
「敵対心」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「敵対」には、「相手を敵としてみなし、はむかう事」という意味があります。
また「敵に立ち向かう事」という意味もあります。
そのため「敵対心」には、「相手を敵とみなす心の様子」「相手を敵とみなし、立ち向かう心の様子」などの意味があります。
例えば、会社の同期社員の中には、将来的に出世を争う予感がするようなライバルがいるかもしれません。
単なるライバルとして見るのではなく「敵とみなす」場合、「敵対心」を持つ事になります。
このように「敵対心」には、相手を敵とみなす心の様子という意味があります。
「敵対心」の英語
「敵対心」を英語にすると、どのような表現になるのでしょうか。
「敵対心」は英語で“hostility”(ホスティリティ)になります。
例えば“their hostility to all outsiders”という文章には、「彼らの敵対心は、すべてのよそ者に対して向けられた」という意味になります。
このように「敵対心」を英語にすると“hostility”になりますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「敵対心」の言葉の使い方
「敵対心」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「敵対心」には「相手を敵とみなす心の様子」という意味があります。
そこで周囲の誰かに対して、「敵」だと感じた時に、「敵対心」という言葉を使ってみましょう。
例えば職場の空気が悪くなり、部署同士がもめたり、他部署を敵とみなし張り合い始めた時に、「○○部に対して『敵対心』を持つ」と表現する事ができます。
またスポーツの試合前に、対戦するチームに対して持つ気持ちを「敵対心」という言葉にする事もできます。
また一人の女性や男性を巡って、友達同士が敵視し始めた時にも「敵対心」という言葉を使う事ができます。
このように誰かが誰かに対して敵とみなし始めた時に、「敵対心」という言葉を使ってみましょう。
「敵対心」を使った言葉と意味を解釈
「敵対心」を使った言葉を紹介し、意味を解釈します。
「敵対心」という言葉を使った定型句のような言葉ですので、知っておくと便利でしょう。
- 「敵対心が強い」
- 「敵対心むき出し」
「敵対心が強い」
「敵対心が強い」は、「相手を敵とみなす気持ちが強い」という意味があります。
誰かが誰かを敵とみなし、強く張り合ったり、強い対抗心を持つ時に、「敵対心が強い」と表現します。
目と目が合っただけで、睨んでしまったり、つい口調が強くなってしまう人は、相手に対して「敵対心が強い」と考えられます。
「敵対心むき出し」
「敵対心むき出し」という言葉は、「敵対心」という言葉を使った定型句のような言葉です。
誰かに対して「敵対心」を持つ事は普通にありますが、ほとんどの場合、そのような気持ちを相手に気付かせないものです。
内心は穏やかでなくても、笑顔で接し、敵としてみなしている事を悟られないようにします。
一方で「敵対心むき出し」の場合は、相手の事を敵とみなしている事を隠しません。
悪態をついたり、嫌な気持ちになるような行動をするなど、誰が見ても「敵対心」がある事が分かる様子です。
「敵対心」を使った例文
「敵対心」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「敵対心」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「敵対心」の例文1
- 「敵対心」の例文2
- 「敵対心」の例文3
「敵対心」の例文1
「同じ部署の同僚に対して『敵対心』を持つ」
この例文のように、会社の同僚は仲間でもありライバルでもあります。
ライバル心が燃え上がると、時に「敵対心」まで進んでしまう事があります。
また相手があなたに対して「敵対心」をむき出しにした場合、その気持ちがうつってしまうかもしれません。
軽い「敵対心」は仕事に対するモチベーションを高める事になりますが、劇薬でもあります。
あまり周囲の人に「敵対心」を持ちすぎない方が、仕事がしやすくなるでしょう。
「敵対心」の例文2
「片想いの女性が好意を寄せている男性に『敵対心』をむき出しにする」
この例文のように、好きな異性が好きな相手を敵とみなしてしまう事があります。
完全な恋のライバルになる相手ですので、「敵対心」を持つのもしかたないのかもしれません。
恋をすると気持ちが過熱してしまうため、極端な考えになってしまいます。
しかし、好きな異性が好きな相手の気持ちは、その異性に向いていないかもしれません。
「敵対心」を持たれて驚いてしまうかもしれませんので、「敵対心」はなるべくむき出しにしないほうがいいでしょう。
「敵対心」の例文3
「転校生に意味もなく『敵対心』を持ってしまう」
この例文のように、人は「よそ者」に対して、無意識に敵とみなす傾向があります。
転校生は、まさに身近なよそ者なので、まず「敵対心」を持って接する人も多いでしょう。
しかし時間の経過とともに、よそ者から仲間に変化します。
特に転校生の性格が良い場合は、「敵対心」など忘れて、大好きな人になるかもしれません。
また田舎に都会から家族が転入した時に、理由もなく「敵対心」を持たれてしまい困ってしまうケースもあります。
「敵対心」という言葉の意味や使い方を見てきました。
どんなにいい人でも穏やかな人でも、誰か一人くらいには「敵対心」を持っているのではないでしょうか。
会社や学校で円滑な人間関係を築きたい人は、「敵対心」を持つ相手に対して、なるべく穏やかなポーズを取り、「敵対心」を悟らせないようにしましょう。