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「提灯に釣鐘」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「提灯に釣鐘」ということわざの意味や使い方を紹介します。

さらに「提灯に釣鐘」を使った例文や類語を紹介していきます。

提灯に釣鐘

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「提灯に釣鐘」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「提灯に釣鐘」の意味とは?
  • 「提灯に釣鐘」の意味
  • 「提灯に釣鐘」の英語
  • 「提灯に釣鐘」の語源や由来
  • 「提灯に釣鐘」の言葉の使い方
  • 「提灯に釣鐘」を使った例文
  • 「提灯に釣鐘」と「月とすっぽん」


「提灯に釣鐘」の意味とは?

みなさんは「提灯に釣鐘」という言葉を知っているでしょうか。

「提灯」「ちょうちん」「釣鐘」「つりがね」と読み、「提灯に釣鐘」「ちょうちんにつりがね」と読みます。

やや難しい漢字が続きますので、読み方が難しい言葉というイメージがあるかもしれません。

また今回初めて「提灯に釣鐘」という言葉を目にしたという人も多いでしょう。

そこで「提灯に釣鐘」の意味や使い方を紹介します。

このことわざの意味を知ると、誰かと誰かの顔が浮かぶかもしれません。

「提灯に釣鐘」を使いこなして、世の中の物事を鮮明に彩りましょう。



「提灯に釣鐘」の意味

「提灯に釣鐘」にはどのような意味があるでしょうか。

まずは「提灯」「釣鐘」とは何かを知り、その後に「提灯に釣鐘」の意味を知りましょう。

  • 「提灯」と「釣鐘」
  • 「提灯に釣鐘」の意味

「提灯」と「釣鐘」

「提灯」とは、江戸時代などに夜遅く道を歩く時に使う、今でいえば懐中電灯のようなものです。

江戸時代は街灯が充実していませんので、月が出ない夜は真っ暗で、提灯が無いと歩けませんでした。

一方の「釣鐘」は、お寺にある梵鐘の事です。

大みそかなどに撞木と呼ばれる棒でついて鳴らす鐘の事です。

中国から渡来して、日本国内で独特の進化を遂げた釣鐘は、ほとんどが銅製で、時々鉄製のものがあります。

「提灯に釣鐘」の意味

提灯と釣鐘はどことなく形が似ています。

しかし提灯はとても軽く、釣鐘はとても重い物です。

もし提灯と釣鐘をはかりに乗せたら、提灯が浮いて、釣鐘が沈んでしまうでしょう。

そのため、「提灯に釣鐘」には、「釣り合いが取れていない」「比較にならない」という意味があります。

以前は縁談の話がある時に、男女の家柄の違い、身分の違いを指す時に、「提灯に釣鐘」という言葉を使って「提灯に釣鐘」なので(釣り合いが取れていないから)縁談は無かった事にしよう」などと縁談を破棄する時に使っていました。

しかし現在は、不釣り合いな物事全般に使われるようになっています。

「提灯に釣鐘」の英語

提灯に釣鐘 meaning in english

「提灯に釣鐘」を英語にするとどのような表現になるのでしょうか。

「提灯に釣鐘」は英語で、“Can a mouse fall in love with a cat?”(キャナマウスフォーリンラブウィズキャット?)と言います。

“mouse”「マウス」でネズミの事を意味し、“cat”「キャット」「ネコ」という意味があります。

“fall in love”「恋に落ちる」という意味がありますので、直訳すると「ネズミがネコに恋をする事などあるだろうか」という意味になります。

ネズミとネコは「提灯に釣鐘」と同じように、全く釣り合わない事を意味します。

このように、「提灯に釣鐘」を英語にすると、“Can a mouse fall in love with a cat?”という英文にする事ができます。



「提灯に釣鐘」の語源や由来

「提灯に釣鐘」という言葉は、江戸時代にすでに使われていました。

その証拠に歌舞伎の演目として有名な「仮名手本忠臣蔵」の中に、身分が釣り合わない縁談を指して「提灯に釣鐘」というセリフが登場します。

歌舞伎を見た人たちが、「提灯に釣鐘」という言葉を理解していないとこのようなセリフは使えませんので、それくらい「提灯に釣鐘」という言葉が浸透していたという証拠になります。

「提灯に釣鐘」の言葉の使い方

「提灯に釣鐘」という言葉はどのような場面で使えばいいでしょうか。

「提灯に釣鐘」には「釣り合わない事」という意味がありますので、誰かと誰かが釣り合わない時、何かと何かが釣り合わないと感じた時に、「提灯に釣鐘」という言葉を使ってみましょう。

例えば高級なバッグとファストファッション店で買ったコートを合わせると、上手くコーデュネートができていない時は、「提灯に釣鐘」と感じるかもしれません。

また、自分の実力に伴わないような役職を与えられた時も、自分と役職が釣り合わないため「提灯に釣鐘」という言葉を使い、断る事ができるかもしれません。

このように何かと何かが釣り合っていない時に「提灯に釣鐘」という言葉を使いましょう。

「提灯に釣鐘」を使った例文

「提灯に釣鐘」という言葉を使った例文を紹介していきます。

様々な場面における「提灯に釣鐘」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 「提灯に釣鐘」の例文1
  • 「提灯に釣鐘」の例文2

「提灯に釣鐘」の例文1

「私とAさんは『提灯に釣鐘』なので、この恋はあきらめよう」

この例文に登場する男性とAさんは、学歴や家柄などがまるで違うのかもしれません。

あまりにも格差がある両者が結婚すると、何かと面倒な事がありますので、このような判断をする人もいるでしょう。

この例文の「提灯に釣鐘」は、身分違いの縁談に対して使われています。

オーソドックスな「提灯に釣鐘」の使われ方と言えるでしょう。

「提灯に釣鐘」の例文2

「メジャー帰りのB投手と、弱小球団は『提灯に釣鐘』だ」

この例文は、メジャーリーグで活躍した投手が日本の弱小球団に入団する時の様子です。

両者の格があまりにも違うため、「提灯に釣鐘」と言われています。

また東大を卒業したばかりの人が、フリーターになりバイトをしていると、バイト先の人から「提灯に釣鐘だな」と言われるかもしれません。

このように働く人と勤務先の釣り合いが取れていない場合、「提灯に釣鐘」と言われてしまうかもしれません。

「提灯に釣鐘」と「月とすっぽん」

「提灯に釣鐘」に良く似たことわざに「月とすっぽん」があります。

「月とすっぽん」には「二つのものの違いがあまりにも大きい」「比較にならない」という意味があります。

「月」「すっぽん」も丸い形をしていて似ていますが、大きさは比較にならないくらい違いがあります。

そのため、「月とすっぽん」には比較できないくらい違いがある事を意味します。

ほとんどの場合、「月」を優れたものの例えとして使い、「すっぽん」を劣っているものの例えとして使います。

「提灯に釣鐘」も形が似ているが、重さがまるで違うため、釣り合いが取れないという意味があります。

大きさと重さの違いこそありますが、二つのことわざはとても似ています。

icon まとめ

「提灯に釣鐘」という言葉の意味や使い方を見てきました。

「月とすっぽん」と似た意味を持つことわざですので、時々「提灯に釣鐘」を混ぜて、ボキャブラリーを豊富にしてみましょう。