「しつこい」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「しつこい」という言葉の意味や英語を紹介します。
さらに「しつこい」の使い方や、「しつこい」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「しつこい」の意味とは?
- 「しつこい」の意味
- 「しつこい」の英語
- 「ひつこい」と「しつこい」正しいのはどちら
- 「しつこい」の言葉の使い方
- 「くどい」と「しつこい」の意味の違い
- 「しつこい」を使った例文
「しつこい」の意味とは?
「しつこい」という言葉は、誰でも聞いた事がある言葉だと思います。
誰かに対して「しつこい」と思った経験がある人は多いと思いますし、あなたが誰かに「しつこい」と言われた経験もあるでしょう。
一方で「しつこい」という言葉の意味を知らない人もいるかもしれません。
そこで「しつこい」の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知ると、あなたが誰かに「しつこい」と言われていた場合、その理由が見えてくるでしょう。
また周囲の人に対して感じていたイライラが「しつこい」ためだったと、自分の心の様子を理解できるかもしれません。
「しつこい」の意味
「しつこい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「しつこい」には、「色や味、においなどの後味が残るような濃厚な感じ」という意味があります。
例えば、ラーメンを食べた時に、背油が多すぎるなどして、自分の味覚からすると濃厚すぎると感じる事があるかもしれません。
このような時に、「このラーメンの味はしつこい」と言います。
また「執念深く陰湿でうんざりする感じ」などの意味もあります。
女性が自分に対してつきまとう男性に対して、「しつこい男性」という事があります。
このように、「しつこい」には、色や味、においなどの後味が残るような濃厚な感じという意味と、執念深く陰湿でうんざりする感じなどの意味があります。
「しつこい」の英語
「しつこい」を英語にすると、どのような表現になるのでしょうか。
「しつこい」を英語にすると、“insistent”(インシステント)という言葉になります。
また“persistent”(パーシステント)という言葉も「しつこい」という意味があります。
そのため「しつこい人」という文章を英語にすると“persistent person”になります。
このように「しつこい」は“insistent”、“persistent”などの英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「ひつこい」と「しつこい」正しいのはどちら
「ひつこい」と「しつこい」という言葉があります。
ネット上を見ると「ひつこい」「しつこい」という言葉が飛び交っていて、どちらが正しいのか分かりにくくなっています。
正解から言うと、「しつこい」が正しい言葉となります。
「しつこい」は標準語ですので、一般的に通じやすい言葉です。
一方の「ひつこい」は関西地方の方言だと言われています。
生まれてからずっと関西地方で暮らしている人は「ひつこい」という言葉が全国的に使われている言葉だと思っているかもしれません。
正式な文書などに記述する時や、フォーマルな席では「ひつこい」ではなく「しつこい」を使うようにしましょう。
「しつこい」の言葉の使い方
「しつこい」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「しつこい」は「濃厚すぎる味」に対して使う言葉ですので、食事をした時に「濃い」「濃厚すぎる」と感じた時に使ってみましょう。
例えば焼肉を食べた時に、高級和牛だけれど脂が多すぎると感じた時に、「高級カルビは美味しいけど『しつこい』」などと言ってみましょう。
また「しつこい」には、「物事にこだわりすぎて煩わしい」「つきまとってうるさい」という意味があります。
例えば何度も電話を掛けてくる男性や、女性に対して「しつこい人」と言う事ができます。
また一度ミスしただけなのに、何度も蒸し返して嫌味を言う上司には「しつこい上司」と心の中でいいましょう。
「くどい」と「しつこい」の意味の違い
「くどい」と「しつこい」は、似た意味を持つ言葉です。
ふたつの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「くどい」には、「同じ事を何度も繰り返し言うため、わずらわしく感じる事」「食べ物の味つけがしつこい」などの意味があります。
また「しつこい」の意味として、「つきまとってうるさく感じる」という意味がありますが、「くどい」でそのような場面を文章にするのは少し難しいため、多少の違いはあります。
このように「くどい」は「しつこい」と共通する意味が多いため、ほとんど同じ意味の言葉と言う事ができます。
そこで「しつこい」という言葉を連続して使わなければいけないような場面では、「くどい」という言葉も交えて、スマートな印象にしましょう。
「しつこい」を使った例文
「しつこい」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「しつこい」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「しつこい」の例文1
- 「しつこい」の例文2
- 「しつこい」の例文3
「しつこい」の例文1
「とんこつラーメンは好きだが、A店のスープは『しつこい』と感じる」
この例文は、濃厚すぎる味を意味する「しつこい」が使われています。
濃厚なラーメンが好きな人も、お店によっては「濃厚すぎる」と感じるかもしれません。
ラーメンの世界は奥深く、店舗数も多いため、様々な味と出会う事ができます。
この例文のように、「しつこい」と感じるほど濃厚なとんこつラーメンに出会う事もあるでしょう。
「しつこい」の例文2
「私を好きでいてくれるのは嬉しいが、『しつこい』男は嫌いだ」
この例文のように、自分の事が好きで構ってくれる男性が好きな女性は多いですが、一線を越えてしまい「しつこい」と思われてしまうと嫌われてしまいます。
「つきまとってうるさい」と感じられないように、好きな人との距離を一定に保つようにしましょう。
「しつこい」の例文3
「『しつこく』質問する芸能記者」
この例文のように、ワイドショーに不祥事を起こしたタレントが登場し、「しつこく」芸能記者に質問されているシーンを見る事があります。
視聴者としては鋭い質問をしてもらいたい気持ちもありますが、芸能記者がやりすぎると、「しつこい」と感じ、怒りの矛先が芸能記者に向かいます。
「しつこい」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「しつこい」は日常的に良く使う身近な言葉ですが、あらためて意味を知ると、使える幅が広い言葉だと感じます。
濃厚すぎる料理を食べた時、つきまというるさい人に出会った時に、「しつこい」という言葉を使ってみましょう。