「虚無感」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「虚無感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「虚無感」を使った例文や、「虚無感」を得る原因や解消法を紹介します。
目次
- 「虚無感」の意味とは?
- 「虚無感」の意味
- 「虚無感」の英語
- 「虚無感」の原因
- 「虚無感」の解消法
- 「虚無感」を使った例文
「虚無感」の意味とは?
みなさんは「虚無感」という言葉を知っているでしょうか。
「虚無感」は「きょむかん」と読む、少し読み方が難しい言葉です。
意味を知っている人なら、自分も「虚無感」に襲われる事があると感じるかもしれません。
また周囲の大切な誰かが「虚無感」に包まれてしまったのを見た事があるかもしれません。
一方で「虚無感」という言葉を今回初めて目にしたという人もいるでしょう。
そこで「虚無感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、「虚無感」とは何か、自分も持ったことがある感覚かどうかが分かるかもしれません。
さらに今まさに「虚無感」に包まれている事に気付き、その対処を取る事ができるようになるかもしれません。
「虚無感」の意味
「虚無感」には、どのような意味があるでしょうか。
「虚無感」とは、「全てを虚しく感じること」「生きている事に意味が感じられない事」「現在している事に意味が感じられない事」などの意味があります。
存在意義がわからなくなり、何もする気になれなくなってしまう人もいるでしょう。
それまで大きな目標を持ち、その目標の達成に向けて邁進していた人が、急に「虚無感」に襲われて、目標自体を無意味に感じてしまう事もあります。
するとこんな事をしてていいのか、自分の生き方は間違っていたのではないかなど、疑問がわいてきます。
このような感覚を「虚無感」と言います。
これまで大好きだった趣味に興味が無くなったり、目標に向けて頑張る事ができなくなった時は、「虚無感」に包まれているのかもしれません。
「虚無感」の英語
「虚無感」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「虚無感」を英語は“Empty feeling”(エンプティフィーリング)になります。
“Empty”は「空の」という意味の単語で、“feeling”は「感覚」という意味があります。
そのため“Empty feeling”には「虚無感」という意味があります。
「エンプティ」も「フィーリング」もカタカナ語として知られている言葉ですので、“Empty feeling”という英語には親しみが持ちやすいのではないでしょうか。
このように「虚無感」を英語にすると“Empty feeling”になります。
「虚無感」の原因
「虚無感」に襲われる原因には、どのようなものがあるでしょうか。
そこで「虚無感」を持ってしまう原因をいくつか紹介します。
- 「物事がうまく進まない時」
- 「物事を達成した直後」
- 「生きるとは何かを考えた時」
「物事がうまく進まない時」
目標に向かって邁進している時は、人生が充実していると思えます。
毎日少しずつでも自分が進歩していると感じられる時は、「虚無感」とは縁遠いかもしれません。
しかし何しても物事がうまく進まない時期があります。
このような時期に入り、自分が目標に近づくどころか、遠ざかっているような気持ちになる時、「虚無感」に襲われる事があります。
自分が暗闇の中をもがいているような気持ちになり、「自分の努力には意味がない」と感じてしまうからです。
「物事を達成した直後」
物事がうまく進まない時も、「虚無感」に襲われやすいですが、物事を達成した直後も、「虚無感」に襲われやすいものです。
例えば「Aという目標を達成する」という事だけを考えて毎日を生きている人は、「その目標さえ達成できれば、幸せになれる」などと考えています。
そしていざ目標を達成した後、それほど以前の自分と変わっていない事に気が付いてしまいます。
すると、「何のための努力だったのか」と感じてしまい、それまでの人生を公開し始める事になります。
こうして「虚無感」に襲われて、何をする気も無くなってしまいます。
「生きるとは何かを考えた時」
哲学的な気持ちになり、「生きるとは何か」などと考え始めると、「虚無感」に襲われやすくなります。
人間は必ず最後に死ぬのに、なぜ生きるのか分からなくなってしまうからです。
「虚無感」の解消法
「虚無感」に襲われた時はどのように解消すればいいでしょうか。
そこで「虚無感」に襲われた時の解消法をいくつか紹介します。
- 「ゆっくり休む」
- 「旅行に行く」
「ゆっくり休む」
まず「ゆっくり休む」事をおすすめします。
「虚無感」に襲われるタイプの人は、真面目な人が多く、目標達成に向かって一生懸命努力を続けている人が多いでしょう。
頑張れば当然、疲れてしまいますが、真面目なタイプの人はそれでも努力を続けてしまいます。
そのため体が悲鳴を上げて、脳に「虚無感」という指令を出し、疲労回復するように促しているのかもしれません。
「虚無感」に襲われたら、仕事を少し休みゆっくりと休む、長時間寝るなどすると、再び生きる気力がわいてくるかもしれません。
「旅行に行く」
「旅行に行くと」目に入る景色が一気に変わります。
それが気分転換になり、生きる気力がわいてくるかもしれません。
また旅行に行く事で、強制的に仕事を休む事ができるのもメリットです。
「虚無感」を使った例文
「虚無感」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「虚無感」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「虚無感」の例文1
- 「虚無感」の例文2
「虚無感」の例文1
「夢だった一軒家を購入した瞬間に、『虚無感』に襲われた」
この例文のように、一軒家を購入する事を目標に生きてきた人が、ついに一軒家を手にした瞬間に、このような「虚無感」に襲われる事があります。
目標達成時に「虚無感」を得やすいという、典型的な例と言えるでしょう。
「虚無感」の例文2
「人生について考えすぎた末に、『虚無感』に包まれた」
この例文のように、人生について考えすぎてしまうと「虚無感」に襲われる事があります。
人生とは、生きるとは、私が生きる目的は…などと答えが出ない問題に固執してしまうと、生きている意味を見失ってしまいます。
一度そのような考えから離れて、「生きる事に理由などない」と割り切って、気楽に生きてみる事をおすすめします。
「虚無感」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「虚無感」は難しい言葉ですが、誰でも感じたことがあるはずです。
疲れている時に「虚無感」に襲われやすいため、そのような気持ちになった時は、できるだけしっかりと休息するようにしましょう。