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「親フラ」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】

主に若者の間で使われている「若者言葉」には、一見では意味が分からないものが多数ありますが、この「親フラ」もその1つだと言えるでしょう。

親フラ

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「親フラ」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「親フラ」の意味とは?
  • 「親フラ」の読み方
  • 「親フラ」の英語(解釈)
  • 「親フラ」の語源や由来
  • 「親フラ」の言葉の使い方
  • 「親フラ」を使った例文や短文(解釈)
  • 「親フラ」の対策はできる?
  • 「親フラ」からの派生語


「親フラ」の意味とは?

「親フラ」の意味とは?

親フラとは、「いかにも親が(その場に)やってきそうな状態だ」「そのフラグが立っているようだ」という意味で使います。

こう書いてもよく分からないと思うので、詳しく解説していきます。

まず、「これから何かが起きる」という時に、若者の間では「(その為の)フラグが立った」という表現を使っています。

この由来は、ゲームで特定のイベントが発生する為の内部フラグを立てる(事前の行動次第で立てることができます)ことからで、リアルでもこの「フラグ」が同様の意味で使われているという訳です。

よって、「親フラ」「親がいかにも登場しそうなフラグが立った(立ってしまった)」という時に使う言葉で、本当にそれが起きるかどうかは別として、そのような雰囲気だという意味で使われています。



「親フラ」の読み方

「親フラ」の読み方

「親フラ」は、そのまま「おやふら」と読んでください。

この言葉は、「親が現れそうだ」という意味で使うので、実際に現れた後には使いません。

そのような状態を表す言葉として、「ボスが来た」という類義語があります。

これは、何かをしている時に、見付かってはいけない相手が現れたことの表現です。

例えば、仕事中にこっそりゲームをしていた時に上司がやってきたというシチュエーションがそれに当たります。

親には見られたくない(来て欲しくない)という時に、その親やってきてしまった場合もこの「ボスが来た」状態で、「親フラからボスの登場」といった使われ方をします。

「親フラ」の英語(解釈)

「親フラ」の英語(解釈)

「親フラ」は、完全な造語の為、英語で一言でこれを表現できる言葉がありません。

そこで、「親がやってきそうだ」という意味の英語表現として、“likely (to) come parents”がいいでしょう。

この「親フラ」は、主に母親の登場に対して使われる言葉ですが、稀に父親の場合もあることから、“parents”で両親(のどちらか)と表現できているところも「親フラ」と一緒です。



「親フラ」の語源や由来

「親フラ」の語源や由来

この言葉は、個人でネット上での生放送が行えるようになった後、自然と発生したと言われています。

現在では「ツイートキャスティング」「ニコニコ動画」などで、そのようなことが簡単に行えます。

外を闊歩しながらの放送や、特定のイベントの様子の放送なども多いですが、一番多いと思われるのは自宅で自分の部屋からの放送です。

それを行っている最中に親が(理由はどうであれ)部屋に入ってきてしまい、放送が台無しになってしまったり、親の姿までネットに公開してしまうという「放送事故」が相次いだことで、雰囲気的にいかにも「親がやってきそうだ」という時に、この「親フラ」が立っている(から危ない)と言われるようになりました。

「親フラ」の言葉の使い方

「親フラ」の言葉の使い方

親フラは、親の登場の前に使われる言葉です。

登場の後は前述の「ボスが来た」という言葉がピッタリです。

この親や上司などの登場による危険(あくまでその人とっての)を回避する為に、ゲームやソフトによっては、その為のボタン(もしくは、簡単な操作)が用意されていることがあります。

勉強や仕事中に「ボスが来た」という時にそのボタンを押す(もしくは、特定の操作によって)、画面が瞬時に勉強や仕事用のそれに変わる(あくまでダミーですが、本物と見分けが付かないほどリアルなことも少なくありません)といった機能です。

何ともな機能だと言えますが、その為のボタンや操作のことを“boss key”(ボスキー)と呼んでいます。

この言葉も「親フラ」の類義語の1つとして覚えておくといいでしょう。

「親フラからボスキーで回避できた」などと使われるケースもよく見掛けます。

「親フラ」を使った例文や短文(解釈)

「親フラ」を使った例文や短文(解釈)

親フラを使った例文や短文です。

どれも、親に見付かりたくない様子(状態)で使っているのが分かります。

  • 「親フラ」の例文1
  • 「親フラ」の例文2
  • 「親フラ」の例文3

「親フラ」の例文1

「生放送中に親フラが立ったので、すぐに放送を終了した」

この言葉の由来ともなっている状態で使っている例になります。

「親フラ」は、それが立つという表現で用いられることが多いので、このような使い方をよく見聞きします。

何がそのフラグとなっていたのかは、その人にしか分からないことがほとんどだと言えますが、その場所にやってくる足音が聞こえた、(放送が)うるさいなどと(放送には入らない程度のボリュームで)言われたといったことが主な理由だと言えそうです。

「親フラ」の例文2

「親フラが入ったので、スマホの電源を切った」

学生だと、勉強もせずにスマホでゲームなどをしている様子に対して注意されることも少なくありません。

そのような場合に使っている例文、親がやって来ると何かしらの理由から分かった為に、スマホの電源を切ったと言っています。

先に書いたの「ボスが来た」機能も、スマホにはあまり効果がないでしょう。

それは、どんな画面を見ているにしろ、それに触っているだけで遊んでいると思われてしまうことが多いからです。

また、「親フラ」はこの「入った」と表現されることもあるという例でもあります。

「親フラ」の例文3

「最近、かなり親フラに敏感になってきた」

これまでの経験から、いかにも親がやってきそうだというタイミングが分かるようになることもあるでしょう。

あくまで感覚的なもので、言葉にするのは難しい場合でも、分かる時には分かるものです。

何もやましいことをしている訳ではなければ、親が登場したとしても問題はない訳ですが、分かるようになるとそれはそれで何かと便利かも知れません。

「親フラ」の対策はできる?

「親フラ」の対策はできる?

親フラに対しての対策は、かなり難しいとしか言えません。

できたとしても、大事なことをしているから、しばらく部屋には近付かない(入らない)ようにと言っておく程度のことしかできません。

それも、守られるかどうか分からないので、どうしても親に登場してもらっては困る時には、絶対にその可能性がない自宅以外の場所を利用するなどという対策しかないでしょう。

「親フラ」からの派生語

「親フラ」からの派生語

親フラから派生した言葉に、「子フラ」があります。

これは、「親フラ」とは逆に、親に対して子が現れてしまうというフラグで、親がまだ比較的若く、生放送などを行っているような場合に使われることがある言葉です。

それに子供が登場してしまうと、子持ちということが分かってしまったり、親としての威厳に問題が出ることにもなるかも知れません。

小さな子供の場合には、いきなり(出現フラグを通り越して)現れてしまうようなこともある為、注意しておかないといけません。

icon まとめ

親フラは、そのまま登場してしまうと(生放送中などの)気まずいところを見せることにもなってしまうので、そう感じた時には何かしらの対策が必要だと言えるでしょう。