「夜分遅くに」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「夜分遅くに」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「夜分遅くに」を使った例文や英語を紹介していきます。
目次
- 「夜分遅くに」の意味とは?
- 「夜分遅くに」の意味
- 「夜分遅くに」の英語
- 「夜分遅くに」は何時から使える?
- 「夜分遅くに」の言葉の使い方
- 「夜分遅くに」を使った例文
「夜分遅くに」の意味とは?
みなさんは「夜分遅くに」という言葉を知っているでしょうか。
「夜分」は「やぶん」、「遅くに」は「おそくに」と読み、「夜分遅くに」は、「やぶんおそくに」と読みます。
ビジネスシーンで使う事が多い言葉ですので、社会人として活躍されている人たちは、すでに「夜分遅くに」という言葉を使った経験があるでしょう。
何時ごろになったら「夜分遅くに」という言葉を使うべきかも、習慣的に判断できるのではないでしょうか。
一方で「夜分遅くに」という言葉を、今回初めて知ったという人も少なくないでしょう。
そこで「夜分遅くに」という言葉の意味や使い方を紹介します。
今後ビジネスシーンで活躍するために、「夜分遅くに」という言葉の意味や使い方を覚えておきましょう。
「夜分遅くに」の意味
「夜分遅くに」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「夜分遅くに」は、「申し訳ありません」という言葉とセットで使う事がほとんどです。
そして「夜分遅くに申し訳ありません」には、「夜遅くに、失礼いたします」という意味があります。
この言葉を使う時は、夜遅くに電話を掛ける時、夜遅くにメールを送る時などです。
そのため、「夜分遅くに」から始まるフレーズには、「夜遅くに、仕事の連絡をして申し訳ありません」という意味が含まれています。
「申し訳ありません」と言いながら、わざわざ電話やメールを送るのは、相手の仕事のレスポンスが欲しい時ですので、「夜遅くに、仕事をさせてしまい申し訳ありません」「夜遅くに、働かせる事になり申し訳ありません」という意味も含まれています。
家庭を持っている人に対しては、「ご家族のだんらんを邪魔してしまい申し訳ありません」という意味も含まれているでしょう。
「夜分遅くに」の英語
「夜分遅くに」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「夜分遅くに」は英語で“night is late”(ナイトイズレイト)になります。
「夜遅い時間」という意味で、「夜分遅くに」という意味があります。
また“late at night”(レイトアットナイト)にも「夜遅くにという意味があります。
このように、「夜分遅くに」は様々な英語に直す事ができます。
英語のメールを送る時などのために覚えておきましょう。
「夜分遅くに」は何時から使える?
「夜分遅くに」という言葉を聞いた時に、「夜遅く」とは何時くらいの事だろうと気になった人は多いと思います。
そこで「夜分遅くに」とは何時の事なのか、一般的な意見を紹介して行きます。
- 「夜8時以降」
- 「夜10時以降」
- 「深夜0時以降」
「夜8時以降」
「夜分遅くに」という言葉を使い、メールや電話をする時は、夜8時以降という意見が多くなっています。
夜7時台の場合は、まだ仕事をしている可能性が高く、会社に残っている人も少なくないでしょう。
しかし夜8時以降になると、会社を出ている人、仕事を終えて食事を始める人が多くなります。
そのため夜8時を過ぎた段階で「夜分遅くに」という言葉を使うケースが多いようです。
「夜10時以降」
「夜10時」と言えば、「深夜手当」が付く時間です。
そのため夜10時を過ぎれば、完全に「夜分遅くに」という言葉を使っても違和感がなくなります。
法律で定められている「深夜手当」が支給されるほど、深い時間ですから、「夜分遅くに」という前置きをしてメールを送ったり電話をするのは必須と言えるでしょう。
「深夜0時以降」
一日が終わり、翌日に移行する「深夜0時」の時間を過ぎたタイミングで「夜分遅くに」という挨拶を始める人もいます。
業界によっては、深夜まで仕事をするのが当たり前というケースもあります。
昼ごろ出社して、終電で家に帰るのが普通という人もいます。
それでも深夜0時以降は、さすがに遅すぎる時間という意識があり、「夜分遅くに」という挨拶とともに、電話をしたりメールをしたりするようです。
「夜分遅くに」の言葉の使い方
「夜分遅くに」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「夜分遅くに」はビジネスシーンで使う言葉です。
遅すぎる時間に仕事のメールや電話をする時に、「申し訳ありません」という気持ちを込めて「夜分遅くに」という言葉を使います。
仮に「夜分遅くに」という言葉を使わない場合、「夜遅くに仕事について連絡する行為を常識だと思ってる人」だと思われてしまう可能性があります。
たびたび夜遅くに連絡されるのは嫌なので、その人との仕事を避ける人もいるでしょう。
また本来は寝ている時間や、家族だんらんの時間を邪魔しているという自覚がないと思われてしまい、常識が無い人とは付き合いたくないと思われてしまうかもしれません。
ビジネスシーンでは、夜遅くに連絡する時「夜分遅くに」という言葉を使うのはマストと言えます。
「夜分遅くに」を使った例文
「夜分遅くに」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「夜分遅くに」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「夜分遅くに」の例文1
- 「夜分遅くに」の例文2
「夜分遅くに」の例文1
「『夜分遅くに』メールを送ってしまい、申し訳ありません」
この例文は、夜遅くに緊急の連絡を取らなければならなくなり、メールを送る時につける挨拶です。
夜遅くに仕事のメールが来ている事を知ると、これから仕事をしなければならないのだと、メールを受け取った相手はショックを受けます。
そのショックが怒りに変わらないように、「申し訳ありません」という丁寧な謝罪の文章を付け加えています。
「夜分遅くに」の例文2
「『夜分遅くに』電話をしてしまい、失礼しました」
この例文は、夜遅くに仕事関連の電話をした後、電話を切る直前の挨拶です。
もちろん電話を掛けた時にも、「夜分遅くに」申し訳ございません…という挨拶をしたはずです。
さらに電話を切る時に、例文のような挨拶をすると、電話を取った相手の気持ちがだいぶほぐれるはずです。
電話の切り際は、相手に対して敬意を伝えやすい場面です。
このチャンスを逃さずに、きちんと対処する事で、夜遅くに電話をしたのに、相手に好印象を与える事ができるかもしれません。
「夜分遅くに」という言葉の意味や使い方を見てきました。
ビジネスシーンでは常套句として登場する言葉ですから、ぜひ「夜分遅くに」という言葉の意味を知り、使い方をマスターしましょう。