「上を下への大騒ぎ」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「上を下への大騒ぎ」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
言葉の意味を知らなくても、例えばお店にお客さんがたくさん来て忙しかった、などという時にこの表現を使うのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、実は「上を下への大騒ぎ」という表現は誤って覚えている人が多いと言われている表現の1つでもあります。
ここでは「上を下への大騒ぎ」という表現について紹介します。
目次
- 「上を下への大騒ぎ」の意味とは?
- 「上を下への大騒ぎ」の読み方
- 「上を下への大騒ぎ」の英語(解釈)
- 「上を下への大騒ぎ」の語源
- 「上を下への大騒ぎ」の言葉の使い方
- 「上を下への大騒ぎ」を使った例文・短文(解釈)
- 「上を下への大騒ぎ」の類語や類義の表現
「上を下への大騒ぎ」の意味とは?
「上を下への大騒ぎ」というのは入り乱れてひどく混乱する様子、慌てふためく様子、大勢の人が混乱した状況、などを指しています。
実は、この言葉は「上へ下への大騒ぎ」と覚えていたり、「上や下への大騒ぎ」と覚えている人がとても多いのです。
文化庁の調査によれば正しく覚えている人は全体の2割にも満たないそうです。
「上を下への大騒ぎ」の読み方
「上を下への大騒ぎ」という表現は「うえをしたへのおおさわぎ」と読みます。
先ほども述べた通り、この表現は間違って覚えている人が多いと言われていますが、読み方自体は難しくはありませんので正しく覚えられるようにしましょう。
「上を下への大騒ぎ」の英語(解釈)
「上を下への大騒ぎ」という表現を英語にすると、“The place is in completely confusion”という表現が使えます。
また、例えば「街は
「上を下への大騒ぎ」というならば“The town was in a turmoil”ということもできます。
文章によって表現が変わりますから、直訳にするのではなく、全体のイメージで訳すようにしましょう。
「上を下への大騒ぎ」の語源
なぜ上を下への大騒ぎという表現をするのでしょうか。
これは上にあるものを下にし、下にあるものを上にすること、ごった返していること、という意味を指しています。
例えば、上へ下へ、という表現や上や下へという表現は、人間が上下に動いてウロウロする様子が想像できますよね。
むしろ違和感がないと思う人もいるのではないでしょうか。
しかし「上を下への大騒ぎ」という表現は困難を極めているという意味を持ちます。
つまり、上を下へとすることで意味がわからない、という意味合いを示しているのです。
「上を下への大騒ぎ」の言葉の使い方
「上を下への大騒ぎ」という表現は日常的にもビジネスにおいても使うことが可能です。
例えば選挙によって町中が大騒ぎになっていたり、年末年始の仕事納めでお店が大忙しになるということもあるかもしれません。
家族全員で大掃除をして忙しいかも知れませんね。
夏休みのディズニーランドなどはとにかく人がたくさんおり、入場制限がかかるほどです。
まさにディズニーランドにも「上を下への大騒ぎ」があると言えるでしょう。
「上を下への大騒ぎ」を使った例文・短文(解釈)
ここでは「上を下への大騒ぎ」という表現を使った例文をいくつか紹介します。
- 「上を下への大騒ぎ」の例文1
- 「上を下への大騒ぎ」の例文2
- 「上を下への大騒ぎ」の例文3
「上を下への大騒ぎ」の例文1
「夏休みのディズニーランドはとにかく混んでおり、上を下への大騒ぎになっている」
夏休みやゴールデンウィークのディズニーランドはとにかく混むと言われています。
例えばビックサンダーマウンテンなどには3時間以上待たなければ乗れない、などということも珍しくはありません。
もしもあらゆる乗り物を制覇したいと思うのであれば、きちんと事前に計画しておく必要があります。
また、例えばハロウィンのシーズンなどイベントがある時期には混む傾向があります。
夏休みやゴールデンウィークはディズニーランドに限らず、あらゆる遊園地で人がごった返しますね。
「上を下への大騒ぎ」の例文2
「新しいショッピングモールが開店し、特に初日は上を下への大騒ぎだった」
ショッピングモールの中には対して人が集まらない店舗もありますが、中にはとにかく人が来るというショッピングモールもあります。
特に土日は人が多く集まり、平日でも何故か人が多い、というお店を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
ショッピングモールは1日ので、家族連れにも人気がありますよね。
「上を下への大騒ぎ」の例文3
「ゴールデンウィークの高速道路はとにかく渋滞しており、上を下への大騒ぎだった」
ゴールデンウィークはこの時期を利用して実家に帰省するという人もいるのではないでしょうか。
また、旅行に行くという人もいるかもしれませんね。
そのため、この時期は高速道路がとにかく混みます。
渋滞にハマってしばらく動けなかったという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
車が右往左往している状態はまさに混乱している状態であり、交通事故も起こりやすいと言われています。
「上を下への大騒ぎ」の類語や類義の表現
「上を下への大騒ぎ」という表現にはどのような類義語があるのでしょうか。
ここでは「上を下への大騒ぎ」という表現の類義語について紹介します。
- 大混雑【だいこんざつ】
- 渋滞【じゅうたい】
大混雑【だいこんざつ】
「上を下への大騒ぎ」という表現は大混雑という表現と同じ意味を持ち合わせています。
大混雑というのは混雑がさらに大きくなった様子を指しており、とにかく人が多い様子を表します。
例えば先程の例でいうと、ディズニーランドなどはとにかく混雑しますよね。
足元が見えないほど混んでおり、人の流れに押されてしまうという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
渋滞【じゅうたい】
もしも高速道路や一般道路などで「上を下への大騒ぎ」が起こった場合、そこでは渋滞が起こっているといえます。
なかなか前進しない、むしろ歩いた方が早い、という状態を経験したことがある人もいるかもしれませんね。
時期的なものだけではなく、天気の崩れによって高速道路が渋滞してしまうこともあります。
渋滞しているときはとにかく交通事故が起こりやすいですから注意が必要です。
「上を下への大騒ぎ」という表現は間違いやすい表現でもありますので、ぜひこれを機に正しい表現で覚えておきましょう。
また、意味も合わせて正しく学ぶことが大切です。
日常的にあまり聞く表現ではないと思う人もいるかもしれませんが、この表現は日常的にもビジネスにおいても使える言葉ですので、スマートに使いこなせるようにしておきましょう。
特にビジネスにおいてこの言葉を正しく使えたら、かなり高い評価を期待できるかもしれません。