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「果報は寝て待て」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】.

「果報は寝て待て」ということわざの意味や類語を紹介します。

さらに「果報は寝て待て」の使い方や、「果報は寝て待て」を使った例文を紹介します。

果報は寝て待て

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「果報は寝て待て」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】.>


目次

  • 「果報は寝て待て」の意味とは?
  • 「果報は寝て待て」の意味
  • 「果報は寝て待て」の英語
  • 「果報は寝て待て」と似た意味のことわざ
  • 「果報は寝て待て」の言葉の使い方
  • 「果報は寝て待て」を使った例文


「果報は寝て待て」の意味とは?

「果報は寝て待て」の意味とは?

「果報は寝て待て」ということわざを聞いた事があるでしょうか。

「果報」「かほう」と読み、「果報は寝て待て」「かほうはねてまて」と読みます。

誰かに「果報は寝て待て」と言われた経験がある人や、誰かに「果報は寝て待て」と言った経験がある人もいるでしょう。

一方で「果報は寝て待て」という言葉に、まるでなじみがない人もいるはずです。

そこで「果報は寝て待て」という言葉の意味や使い方を紹介します。

この言葉を知る事で、自分の現状を見て、「少し待ってみよう…」と考える人も出てくるでしょう。

人生を生きて行く上で、役に立つことわざのひとつ、「果報は寝て待て」の意味を覚えましょう。



「果報は寝て待て」の意味

「果報は寝て待て」の意味

「果報は寝て待て」には、どのような意味があるでしょうか。

「果報は寝て待て」には、「運は自分でどうこうできるものではないから、焦って行動したりせずに、時期を待った方がいい」という意味があります。

「果報」とは、仏教用語で、「前世の行いの結果、現世で受ける報い」という意味があります。

「報い」には悪い事、良い事がありますが、この場合の「報い」は良い事だけを取り上げています。

そのため「果報」には、「運に恵まれる事」「幸運」という意味があります。

「果報は寝て待て」の英語

「果報は寝て待て」の英語

「果報は寝て待て」ということわざを、英語にするとどのような言葉になるでしょうか。

「果報は寝て待て」を英語にすると、“Good things come to those who wait.”という文章になります。

“Good things”「良い事」という意味で、“come to”「来る」“those who wait”には、「待っている人に」という意味があります。

そのため、“Good things come to those who wait.”には、「良い事は、待っている人に訪れる」という意味があります。

さらに“Everything comes to him who waits.”という英文でも、「果報は寝て待て」を表現する事ができます。

「Everything comes to」「すべてが叶う」という意味で、“him who waits”には「待つ人には」という意味がありますので、“Everything comes to him who waits.”には、「待つ人は、どんな望みでも叶えられる」という意味があります。

このように「果報は寝て待て」は、様々な英語に言い換える事ができます。



「果報は寝て待て」と似た意味のことわざ

「果報は寝て待て」と似た意味のことわざ

続いて「果報は寝て待て」と似た意味を持つことわざを紹介します。

「待てば海路の日和あり」がそうです。

「待てば海路の日和あり」にも「待っていれば良い事がある」という意味があります。

船で沖に出るには港周辺の天候が重要で、天候が荒れている時に焦って出向すると、沈没してしまう恐れがあります。

そのため、出港にふさわしい天候が訪れるのを待つ必要があります。

待っていれば必ず出港にふさわしい天候が来るという事例と、待っていれば幸運が訪れるという事を重ねて意味しています。

「果報は寝て待て」の言葉の使い方

「果報は寝て待て」の言葉の使い方

「果報は寝て待て」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「果報は寝て待て」は、大きく分けて2つの場面で使いますので、それぞれの使い方を見て行きましょう。

  • 「待った方がいい」時
  • 「待ってばかりいる人」を見た時

「待った方がいい」時

「果報は寝て待て」には、運については人間がどうこうする事ができないから、焦らずに時期を待った方がいいという教えがあります。

そこで、運に恵まれていない時期に焦って行動しようとしている人に対して、「果報は寝て待て」という言葉を掛けてあげましょう。

例えばカジノで負けが込んでいる人が、負け分を取り返そうとして大勝負をしようとした時に、「果報は寝て待て」という言葉を掛けると、冷静さを取り戻すかもしれません。

このように運が悪いのに焦って行動しようとする人を諌めるために「果報は寝て待て」という言葉を使ってみましょう。

「待ってばかりいる人」を見た時

「果報は寝て待て」という言葉は、「果報は寝て待て」と言うけれど…という使い方をします。

「待っていれば幸運が舞い込むだろう」と言って、何もせずのほほんと暮らしている人に対して、「待つだけではなく、努力も必要だ」と言いたい時に、「果報は寝て待て」ということわざを使います。

「『果報は寝て待て』と言うが、待つだけではなく、コツコツ努力しないとダメだぞ」などという言い回しです。

どちらかと言えば、こちらの意味で「果報は寝て待て」ということわざを使う機会の方が多くなるかもしれません。

「果報は寝て待て」を使った例文

「果報は寝て待て」を使った例文

「果報は寝て待て」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「果報は寝て待て」を使った文章を見て、このことわざの使い方のコツを覚えましょう。

  • 「果報は寝て待て」の例文1
  • 「果報は寝て待て」の例文2

「果報は寝て待て」の例文1

「今は良い事が無いが、『果報は寝て待て』というから時期を待ってみよう」

この例文は、「果報は寝て待て」ということわざを説明するのにぴったりの文章です。

誰にでも運に恵まれない時期がありますが、そのような時期ばかりが続くわけではありません。

忍耐強く努力をしていれば、いずれ幸運に恵まれる時期も訪れます。

現状、良い事が無い人は、「果報は寝て待て」ということわざを口ずさんで、良い時期が訪れるまで待ってみてはいかがでしょうか。

「果報は寝て待て」の例文2

「『果報は寝て待て』というが、いつまでも待ってばかりいられない」

この例文のような形で「果報は寝て待て」という言葉を使う事もたくさんあります。

時期を待つ大切さは理解しながらも、いつまでも待機してばかりはいられない事情が人にはあります。

そこで「果報は寝て待てと言うが…」という文章で、自分の焦る気持ちを表現します。

例えば誰かに片想いをしている人は、相手が振り向いてくれるタイミングを待った方が、告白が成功するタイミングが高くなる事を知っています。

しかし待ってばかりいて、限られた若い貴重な時間が過ぎるのも悲しいものです。

そこで、この例文のようなセリフを口にして、積極的に動くケースもあります。

icon まとめ

「果報は寝て待て」ということわざの意味や使い方を見てきました。

「果報は寝て待て」には、人生の面白さ、難しさが詰まっていると思います。

これからの人生を有意義にするために、「果報は寝て待て」ということわざの意味をかみしめてみましょう。