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「純粋」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】

「純粋」とは、「混じり気がないこと」「気持ちに打算・私利私欲がないこと」です。

「純粋」「意味・読み方・英語と解釈・対義語・使い方・純粋を使った言葉・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。

純粋

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目次

  • 「純粋」の意味とは?
  • 「純粋」の読み方
  • 「純粋」の英語(解釈)
  • 「純粋」の対義語
  • 「純粋」の言葉の使い方
  • 「純粋」を使った言葉と意味を解釈
  • 「純粋」を使った例文・短文(解釈)
  • 「純粋」の類語や類義表現


「純粋」の意味とは?

「純粋」の意味とは?

「純粋」の意味は、「混じり気がないこと」「気持ちに打算・私利私欲がないこと」になります。

「純粋」というのは、「雑多なものが混じっていなくて、それそのものであること」「精神的・人格的に邪念(打算)や私利私欲がなくて駆け引きをしないこと」「そのことだけを一途に(ひたむきに)行う様子」「哲学分野におけるそれ自体の内的・自発的な普遍性や必然性」などを意味しています。

「純粋」の意味は大きく分けて、「物質的な純粋さ(混じり気なし)」「性格的(精神的)な純粋さ(邪念・私欲がない)」「行為的な純粋さ(一途でひたむき)」に分けることができます。

文脈や状況、人間関係などによって、「純粋」の意味合いが変わってくるということです。

  • 「純粋」の多義的な意味の使い分け

「純粋」の多義的な意味の使い分け

物質的な純粋さについては「純粋なアルコールで他の成分は混じっていない」、性格的な純粋さについては「純粋な人柄で接しているだけで気持ちが癒される」、行為的な純粋さについては「純粋に勉学に打ち込んできた」などの文章で、その意味を正しく示せます。



「純粋」の読み方

「純粋」の読み方

「純粋」の読み方は、「じゅんすい」になります。

「純粋」の英語(解釈)

「純粋」の英語(解釈)

「純粋」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“pure、purity”(「物質的・精神的な純粋さ」を示すもっとも一般的な英語が“pure”になります。“purity”はより「物質的な混じり気のなさ」を強調する言葉で「純度」と訳されることが多いです。)

“I use pure salt at the time of cooking”(私は料理の時に純粋な塩を使います。)

“I want to make myself pure. ”(私は純粋でありたいと思います。)

“genuine、genuinely”(「本物の・純粋な・正統な」から、「純粋」を意味しています。)

“She showed genuine passion for studies. ”(彼女は研究への純粋な情熱を示しました。)

“true、truely”(「本当の・真実の・純粋な」から、「純粋」を意味しています。)

“This metal is true gold. ”(この金属は、純粋な金です。)

不純物が混じっていないの「純粋」の意味では、“clean”“unmixed”“unalloyed”が使われます。

一途にやるやひたむきに取り組むの「純粋」の意味では、“earnest”(情熱的)や“serious”(真剣な・真面目な)“single-minded”(一つのことに心を集中させた)を使用することができます。



「純粋」の対義語

「純粋」の対義語

「純粋(じゅんすい)」の対義語は、「不純(ふじゅん)」「混濁(こんだく)になります。

「不純」という言葉は、「精神・心にけがれ(邪心・邪念)があること」「性格(人格)・人間性が計算高くて邪(よこしま)な欲望・考えを持っていること」になります。

「純粋」というのは、「精神・人格に私利私欲や邪念がなくて清らかなこと」を意味しますから、その対義語として「不純」が上げられます。

「純粋」の言葉の意味には、「混じり気がなくて、それそのものであること」があります。

その意味と反対の意味を持つ対義語として、「他のものが混じっていて濁っていること」を示す「混濁」があります。

「純粋」の言葉の使い方

「純粋」の言葉の使い方

「純粋」の言葉の使い方は、「雑多なものが混じっていなくて、それそのものであることを指示する時」「精神的・性格的に邪念・打算・私利私欲がない人物やそのイメージを示唆する時」に使うという使い方になります。

「純粋」のもう一つの使い方として、「よそ見をせずに、ある事柄だけを一途に(ひたむきに)行っている場合」にも使うことができます。

例えば、「純粋なロシア人(スラブ系)の血が、色白な彼女には流れているということです」「彼の純粋な人柄に惹かれて、結婚することを決断しました」「純粋にコンピューター科学の最先端の研究活動に従事してきました」などの文章において、「純粋」という言葉を正しく使用することができるのです。

「純粋」の言葉は多義的で色々な意味があるので、状況や場面などによって適切な使い分けも必要になります。

「純粋」を使った言葉と意味を解釈

「純粋」を使った言葉と意味を解釈

「純粋」を使った代表的な言葉として、「純粋に生きる」「純粋な人」があります。

この項目では、「純粋に生きる」「純粋な人」という言葉の意味を解釈していきます。

  • 「純粋に生きる」
  • 「純粋な人」

「純粋に生きる」

「純粋に生きる」の言葉の意味は、「邪念や私欲をできるだけ抱かずにまっすぐに生きること」「何か一つのこと・一人の相手に集中してよそ見をせずにひたむきに生きること」になります。

「純粋に生きる」というのは、「相手を騙したり(傷つけたり)私利私欲を押し付けたりして生きるのではなく、清らかな心を持って相手のことも考えながら生きること」を意味しています。

あるいは、「何かに集中してまっすぐに生きること」を意味することもあります。

「純粋な人」

「純粋な人」の言葉の意味は、「人を騙したり傷つけたりしようとする邪念・私欲がなくて心が綺麗な人」「人は生まれながらに善であるという性善説を信じていて、他人を疑うことがない人」になります。

「純粋な人」「相手を利用しようとする邪な私欲・計算高い考え方・相手を出し抜こうとする駆け引き」を持っていないのが特徴であり、「純粋な人」と接する人の多くは、「癒し・爽やかさ」を感じることになるのです。

「純粋」を使った例文・短文(解釈)

「純粋」を使った例文・短文(解釈)

「純粋」を使った例文・短文を紹介して、その例文の意味を解釈していきます。

  • 「純粋」の例文1
  • 「純粋」の例文2
  • 「純粋」の例文3

「純粋」の例文1

「気分が悪かったりアルコールで悪酔いしたりしている時には、冷たくて純粋な水が一番美味しく感じるものです」

この「純粋」を使った例文は、「気分が悪かったりアルコールで悪酔いしたりしている時には、冷たくて他に何も混じっていない水(純水)が一番美味しく感じるものであること」を意味しています。

この例文の「純粋」は、「物質的・物理的な純粋さ」を示しています。

「純粋」の例文2

「純粋な性格の人は相手を疑わず裏表がないので、率直なコミュニケーションを取りやすいという長所を持っています」

この「純粋」を使った例文は、「清らかで私利私欲がない性格の人は、相手を疑わず性格の裏表(相手や状況によって態度を変えること)がないので、駆け引きしない率直なコミュニケーションを取りやすい長所を持っていること」を意味しています。

この例文の「純粋」は、「性格的・精神的な純粋さ」を示しています。

「純粋」の例文3

「彼女は今まで純粋に研究者としての仕事だけに打ち込んできたので、専門分野以外の世間的な事柄については疎いところがあるのです」

この「純粋」を使った例文は、「彼女は今までひたすら一途に研究者としての仕事だけに集中して取り組んできたので、専門分野以外の世間で話題になっている事柄(世俗的な欲のからむこと)については疎いところがあるということ」を意味しています。

この例文の「純粋」は、「行為的・一途的な純粋さ」を示しています。

「純粋」の類語や類義表現

「純粋」の類語や類義表現

「純粋」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「純粋」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。

  • 「綺麗・純真・プレーン」
  • 「無垢・ピュア」
  • 「単純・一途・誠実」

「綺麗・純真・プレーン」

「純粋」の類語・類義表現として、「綺麗・純真(じゅんしん)・プレーン」があります。

「綺麗」の言葉の意味は、「顔・形が整っていて美しいこと」「色・形などが華やかな美しさをもっていること」です。

「純真・純心」というのは、「邪念や私欲がなくてまっすぐであること・清らかで優しい心」を意味しています。

「プレーン」とは、「それそのものであり、何も混じっていないこと。

純粋性」
を意味します。

混じり気がないことや私欲・邪心がないことを示す「純粋」の類義表現として、「綺麗・純真・プレーン」が上げられます。

「無垢・ピュア」

「純粋」の類語・類義表現として、「無垢(むく)・ピュア」があります。

「無垢」の言葉の意味は、「垢(あか)がついていないこと」から「一切の汚れ・けがれ・不純物が無いこと。

清らかで美しいこと」
になります。

「ピュア(pure)」「純粋を意味する一般的な英語」であり、「物質的に混じり気がないこと」「性格・精神が私利私欲がなくて清らかなこと」を意味します。

雑多なものが混じっていない「純粋」の類語として、「無垢・ピュア」を指摘することができます。

「単純・一途・誠実」

「純粋」の類語・類義表現として、「単純・一途(いちず)・誠実」があります。

「単純」とは、「混じり気がなくてそれそのものであること」「機能・構造・形式などが複雑でないこと」を意味します。

「一途」という言葉は、「よそ見をせずに、そのことだけに集中して取り組むこと」を意味しています。

「誠実」の言葉の意味は、「私欲を抑えて、真心をもって人・物事に対応すること」になります。

「純粋」という言葉には、「ひたむきに取り組む・一途に集中して行う」といった意味もあります。

それらの意味から、「純粋」の類語として、「単純・一途・誠実」が上げられます。

icon まとめ

「純粋」という言葉について徹底的に解説しましたが、純粋には「雑多なものが混じっていないこと・混じり気がないこと」「気持ちに打算・邪念・私利私欲がなくて駆け引きをしないこと」などの意味があります。

純粋の類語・類義表現としては、「綺麗・純真・プレーン」「無垢・ピュア」「単純・一途・誠実」などがあります。

「純粋」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。