「本気」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「本気」とは、「真面目な気持ち・真剣な気持ちを持っている状態」です。
「本気」の「意味・読み方・英語と解釈・使い方・本気(マジ)の語源・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「本気」の意味とは?
- 「本気」の読み方
- 「本気」の英語(解釈)
- 「本気と書いてマジと読む」の語源はある?
- 「本気」の言葉の使い方
- 「本気」を使った例文・短文(解釈)
- 「本気」の類語や類義の表現
「本気」の意味とは?
「本気」の意味は、「冗談ではない真面目な気持ち」や「真剣な気持ちを持っているさま」「遊び・冗談ではない真剣で誠実な心理状態」になります。
「本気」という言葉は、「冗談・遊びではなくて一生懸命に取り組んでいる気持ちや様子」を意味しています。
「本気」というのは「真面目・真剣・誠実な心理状態」のことであり、みんなが真剣に取り組んでいる重要な仕事・課題などに対しては、「本気であるかどうか」ということがとても重視されるのです。
「本気」という言葉の意味は、「本気で物事に取り組むと充実感が得られます」や「本気でないのであれば、もう帰って頂いて結構です」などの文章で示すことができます。
「本気」の読み方
「本気」の読み方は、「ほんき」になります。
「本気」は俗語としては、「マジ」と読まれることもあります。
「本気」の英語(解釈)
「本気」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“serious、seriousness”(名詞形)(「真剣な・深刻な」の意味から、「本気」を意味しています。)
“I'm serious. I'm dead serious. ”(私は本気です。“dead”をつけると、より本気度が強調されます。“I mean it”の慣用句でも「私は本気です」の意味を表現できます。)
“I'm not kidding. ”(「私は冗談なんて言っていない」の意味から、「私は本気です」を意味しています。)
“earnest、earnestness”(名詞形)(「真剣な・熱心な」の意味から、「本気」を意味しています。)
“She made an earnest effort to lose weight more(for diet). ”(彼女はもっと痩せるために(ダイエットのために)、本気で努力をしました。)
“solemn”(「真面目な・謹厳(きんげん)な」の意味から、「本気」を意味しています。)
“I'm not warmed up yet. ”(「私はまだウォームアップすらしていない」から、「私はまだ本気を出していない」を意味します。)
「本気と書いてマジと読む」の語源はある?
「本気」は俗語で「マジ」と読むこともありますが、「マジ」は一般的には「真面目(マジメ)」の略語が語源になっていると考えられています。
「本気」の言葉の意味が「真面目な気持ち」なので、そこから「本気」のことも「真面目=マジ」と呼ばれるようになったと推測されています。
「マジ」の言葉そのものの語源は江戸時代までさかのぼることができるとも言われ、元々は芸人の楽屋言葉として「真面目・真剣・冗談ではない・本気」の意味で使われていました。
現代の「本気(マジ)」は、1980年代の若者言葉が直接の語源であり、「マジで」「マジに」という副詞的用法で使われていましたが、2010年代に入ってからは「マジか(本当ですか?)」という用法も増えています。
漫画家・立川あゆみの作品に、「本気(マジ)」と読ませるタイトルのものがあります。
「本気」の言葉の使い方
「本気」の言葉の使い方は、「冗談・遊びではない真面目な気持ちを持っている時」や「真剣な気持ちを持って物事に取り組んでいる時」に使うという使い方になります。
「相手・仕事などに誠実に向き合っている状態」や「ふざけずに一生懸命に仕事・課題に取り組んでいる状態」などに対しても、「本気」という言葉を使用することができます。
例えば、「本気でやる気があるのなら、もっと良い仕事を紹介します」や「彼女の本気の覚悟を見せつけられて、彼女の壮大な計画に協力するしかないという気持ちになりました」などの文章において、「本気」という言葉を正しく使うことができるのです。
「本気」を使った例文・短文(解釈)
「本気」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「本気」の例文1
- 「本気」の例文2
- 「本気」の例文3
「本気」の例文1
「本気で私に告白してくれた彼の気持ちに応えてあげたいと、なぜか反射的に思ってしまったのです」
この「本気」を使った例文は、「(理由ははっきりしないが)ふざけずに真剣に私に告白してくれた彼の気持ちに応えてあげたいと反射的に思ってしまったこと」を意味しています。
「本気」の例文2
「自分自身が本気になって取り組まない限り、仕事では大きな成果や成功は得られないものなのです」
この「本気」を使った例文は、「自分自身が遊び半分ではなくて、真面目に(一生懸命に)仕事に取り組まない限り、仕事で大きな成果・成功は得られないものだということ」を意味しています。
「本気」の例文3
「まだ本気を出してないだけという言い訳をしながら、今までのらりくらりと生きてきましたが、気づけばもう30歳を超えていて焦りが出てきました」
この「本気」を使った例文は、「まだ全力で一生懸命にやっていないだけという言い訳をしながら、今まで大事な物事に向き合わずに生きてきたが、気づくともう30歳を超えていて焦りが出てきたということ」を意味しています。
「本気」の類語や類義の表現
「本気」の類語や類義の表現には、どのようなものがあるのでしょうか?
「本気」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「真面目・一生懸命」
- 「真剣さ・実直さ」
- 「一筋・シリアス」
「真面目・一生懸命」
「本気」の類語・類義表現として、「真面目・一生懸命」があります。
「真面目」というのは、「いい加減さがなくて本気・真剣であること」を意味しています。
「一生懸命」の言葉の意味は、「一所懸命」を語源としていて、「命懸けで本気で物事に取り組むさま」になります。
冗談ではなくて真剣な気持ちを持つことを意味する「本気」の類語として、「真面目・一生懸命」が上げられます。
「真剣さ・実直さ」
「本気」の類語・類義表現として、「真剣さ・実直さ」があります。
「真剣さ」というのは、「真面目に本気で物事に取り組むさま」を意味しています。
「実直さ」の言葉の意味は、「誠実・まじめでひたむきな姿勢や様子」になります。
嘘偽りのない真剣な気持ちを示す「本気」の類義表現として、「真剣さ・実直さ」という言葉を指摘することができます。
「一筋・シリアス」
「本気」の類語・類義表現として、「一筋・シリアス」があります。
「一筋」の言葉の意味は、「他のことに興味を移さずに、誠実・真面目に一つのことに取り組むこと」です。
真剣で真面目なことを意味する日本でも日常生活で使われている英語に、「シリアス(serious)」があります。
真面目な気持ちを意味する「本気」の類語として、「一筋・シリアス」が上げられます。
「本気」という言葉について徹底的に解説しましたが、本気には「冗談ではない真面目な気持ち」や「真剣な気持ちを持っているさま」などの意味があります。
本気の類語・類義表現としては、「真面目・一生懸命」「真剣さ・実直さ」「一筋・シリアス」などがあります。
「本気」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。