「引き続き」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「引き続き」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
例えば「引き続きお楽しみ下さい」などと言われた経験がある、という人もいるかもしれませんね。
「引き続き」というのは続いていることを指しています。
ここでは「引き続き」という言葉の意味や読み方、類義語について紹介します。
目次
- 「引き続き」の意味とは?
- 「引き続き」の読み方
- 「引き続き」の英語(解釈)
- 「引き続き」と「続いて」の違い
- 「引き続き」の言葉の使い方
- 「引き続き」を使った例文・短文(解釈)
- 「引き続き」の類語や類義の表現
「引き続き」の意味とは?
「引き続き」という表現はそれまで行われていたものに続けること、続いていることを指しています。
副詞として使うこともあり、物事が途絶えることなく続いていることなどを指しています。
例えば「昨日から会議が引き続き行われる」「引き続きよろしくお願いいたします」などといった言い回しがありますね。
今まで協力関係を築いてきており、「今後とも引き続きよろしくお願いします」と言えば、これからも変わりなく協力関係を築いていきましょう、という意味になるのです。
「引き続き」の読み方
「引き続き」という表現は「ひきつづき」と読みます。
複雑な読み方ではありませんから、ぜひしっかりと読めるように、そしてかけるようにしておきましょう。
「引き続き」の英語(解釈)
「引き続き」という表現を英語にすると“continuing for a long time”になります。
例えば英語には「よろしくお願いします」という言い回しがありません。
しかし、「また一緒に引き続きお仕事するのを楽しみにしています」というのであれば、“i’m looking forward to continuing to work together”といった言い回しができます。
仕事を一緒にこれからもし続けていく、という意味で「引き続き」という表現が使われるのです。
「引き続き」と「続いて」の違い
「引き続き」、という表現と続いて、という表現はどのように違うのでしょうか。
「引き続き」というのはこれまでと同じように物事を続けていくことを指しています。
今までと同じように今後もやっていく、という意味になります。
それに対して続いてというのは続きがこれまでとは違う物事に変わることを指しています。
例えば、「彼女が引き続きこの作業をします」と言えば彼女が今までもその作業をしてきており、これからも作業をするということになります。
それに対して「彼女に続いて彼がこの作業をします」と言えば、今までは彼女がその作業をしてきたけれどこれからは彼が作業をする、という意味になるのです。
「引き続き」の言葉の使い方
「引き続き」という表現は今までと同じ状態をこれからも続けていくという時に使われます。
例えば「引き続きよろしくお願いします」と言われることがありますね。
「引き続き」というのは途切れることなく、という意味になりますから「引き続きよろしくお願いします」と言えば「このまま変わらない気持ちで関係を続けていきましょう」という意味になります。
例えばそれに対し、今後ともという表現があります。
もしも「今後ともよろしくお願いします」と言えば、それはこれからも、以後も、という意味であり、「やりとりが一度終わったけれどこれからも同様のお付き合いをしていきましょう」という意味になるのです。
そのため、「引き続きよろしくお願いいたします」と「今後ともよろしくお願いいたします」は意味が若干異なります。
「引き続き」を使った例文・短文(解釈)
それでは、「引き続き」という表現を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは「引き続き」という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
- 「引き続き」の例文1
- 「引き続き」の例文2
- 「引き続き」の例文3
「引き続き」の例文1
「どうぞ引き続きお楽しみ下さい」
イベントなどに参加した時、このように言われた経験があるという人もいるのではないでしょうか。
「どうぞ引き続きお楽しみ下さい」というのは今までと同じくこれからも楽しんでください、という意味があります。
今まで楽しんできただろうという前提でこれからも楽しんでください、ということになります。
「引き続き」の例文2
「これからも引き続き協力してビジネスをしていきましょう」
今までも協力してビジネスをしてきた、これからも協力してビジネスをしよう、という場合は「これからも引き続き」という言い回しが可能です。
ビジネスなどは様々な人が関わって実行してものですよね。
取引先の会社も大切ですし、自分の会社の従業員たちも大切です。
お互いに協力しなければビジネスはできません。
今までの協力関係を尊重し、これからも変わりなく協力していきましょう、という時に「引き続き」という表現ができるのです。
「引き続き」の例文3
「これからも引き続き頑張るよ」
これからも「引き続き」頑張る、というのは今までも頑張ってきたけれどこれからも同じように変わりなく頑張る、という意味になります。
例えばテスト勉強などをしている時、一生懸命がんばりますよね。
そんな時に誰かから差し入れをもらったり、褒められたりして一休みすることもあるかもしれません。
そして「これからも引き続き頑張る」と言えるのです。
今までも頑張ってきたけれどこれからも同じく頑張っていく、という意味になります。
「引き続き」の類語や類義の表現
それならば、「引き続き」という表現の類義語にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは「引き続き」という言葉の類義語をいくつか紹介します。
- これからも【これからも】
- 残りの時間も【のこりのじかんも】
これからも【これからも】
これからもという表現は「引き続き」と似た表現です。
これからも、というのは以後も、ということであり、これから先のことを表しています。
「これからもよろしくお願いいたします」と言えば、これから先もどうぞよろしくお願いします、という意味になります。
今後とも、と非常によく似た表現です。
残りの時間も【のこりのじかんも】
残りの時間も、という表現も「引き続き」によく似た言い回しです。
というのは、例えば「引き続きお楽しみ下さい」という時、「残りの時間もお楽しみ下さい」と言い換えができますね。
テスト勉強などで「残りの時間もがんばる」ということも可能です。
これからその時間が終わるまで頑張っていく、といえます。
ただし、「引き続きよろしくお願いします」という場合は残りの時間もという表現が使えません。
「引き続き」という表現はビジネスなどでもよく使われる表現ですから、ぜひ覚えておきたいものです。
続いて、今後とも、以後も、などという言い方と一緒に覚えておきましょう。
そしてメール等でもスマートに使いこなせると良いですね。