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「失礼極まりない」とは?意味・読み方・類語【使い方や例文】

「失礼極まりない」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「失礼極まりない」の使い方や、「失礼極まりない」を使った例文を紹介していきます。

失礼極まりない

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「失礼極まりない」とは?意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「失礼極まりない」の意味とは?
  • 「失礼極まりない」の意味
  • 「失礼極まりない」の類語や類義表現
  • 「失礼極まりない」の使い方
  • 「失礼極まりない」人の特徴
  • 「失礼極まりない」を使った例文


「失礼極まりない」の意味とは?

「失礼極まりない」の意味とは?

「失礼極まりない」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

「失礼極まりない」「しつれいきわまりない」と読みます。

日常的にはそれほど聞く機会が無い言葉かもしれませんが、ビジネスシーンでは聞く機会が多い言葉です。

そのため社会人生活が長い人なら、きっと何度か「失礼極まりない」という言葉を聞いた事があるでしょう。

一方で若い世代の人や学生の皆さんは「失礼極まりない」という言葉を聞いた事がないかもしれません。

今回初めて目にしたという人も少なくないでしょう。

そこで「失礼極まりない」という言葉の意味や使い方を紹介していきます。



「失礼極まりない」の意味

 「失礼極まりない」の意味

「失礼極まりない」には、どのような意味があるでしょうか。

「失礼」「極まりない」状態とは、どのような状態でしょうか。

「極まりない」には、「際限ない」「この上ない」などの意味があります。

そのため、「失礼極まりない」という言葉には、「失礼な事がこの上ない」という意味があります。

「これ以上ないほど失礼だ」という意味のある言葉ですから、最上クラスの失礼を指す事になります。

このよに「失礼極まりない」には、「とんでもなく失礼」「ものすごく失礼」などの意味があります。

また「失礼極まりない」「失礼」「ない」という文字が入っているため、「失礼でない」と勘違いする人がいますが、「ない」「極まる」にかかり、「上限が無い」という意味になりますので、間違えないようにしましょう。

「失礼極まりない」の類語や類義表現

「失礼極まりない」の類語や類義表現

「失礼極まりない」の類語や類義表現を紹介します。

「失礼極まりない」と似た意味の言葉を知ると、他の言葉に言い換える事ができるようになります。

語彙が増えてコミュニケーションが楽にできるようになるでしょう。

  • 「礼儀知らず」【れいぎしらず】
  • 「無礼千万」【ぶれいせんばん】

「礼儀知らず」【れいぎしらず】

「礼儀知らず」「失礼極まりない」と似た意味をもつ言葉です。

「礼儀知らず」には、「礼儀作法を心得ていない事」という意味があります。

学生や若い人が「礼儀知らず」だとしても、仕方がないと許されますが、社会人になってから「礼儀知らず」と言われた場合は大問題になります。

社会人は社会マナーを身に付けている事が、一人前の条件の一つとされているからです。

「礼儀知らず」と言われる社会人は、まだ一人前ではないと言われているのと同じ事になりますので大きな指摘だと思い気にするようにしましょう。

「無礼千万」【ぶれいせんばん】

「無礼千万」

「相手を軽んじていて失礼で、その様子がはなはだしい」という意味があります。

「失礼極まりない」「無礼千万」は言い換える事ができるくらい、似たような場面で使う言葉です。

セットで覚えておくと会話の際に便利でしょう。

仕事相手の人などに「無礼千万」と言われてしまったら、取り返しがつかないくらい相手に失礼な態度を取ったのだと、反省する必要があるでしょう。



「失礼極まりない」の使い方

「失礼極まりない」の使い方

「失礼極まりない」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「失礼極まりない」には、とんでもなく失礼、これ以上ないほど失礼という意味がありますので、そのような場面で使います。

またビジネスシーンなどで、誰かに失礼な態度を取り、怒らせてしまった時に、謝罪の場面で使う事もあります。

「失礼な態度を取ってしまい、申し訳ありません」というよりも、「失礼極まりない態度を取り、申し訳ありません」と言った方が、失礼な態度を取ったという自覚がある事を伝えやすいでしょう。

さらに仕事相手の態度が許せずに、契約を解除するなど関係を打ち切りたい時にも「失礼極まりない」という言葉を使い、関係を断ち切る理由を伝える事ができます。

「失礼極まりない」人の特徴

「失礼極まりない」人の特徴

「失礼極まりない」人がいます。

このような人には共通する特徴がありますので確かめてみましょう。

  • 「約束を守らない」
  • 「敬語を使えない」

「約束を守らない」

「失礼極まりない」と言われてしまう人のほとんどが、「約束を守らない」という特徴を持っています。

特に守らないのが「約束の時間」です。

時間にルーズで遅刻ばかりしている人は、相手の事を敬っていると思えない人です。

また社会人として時間を厳守する事は最低限のマナーですので、「失礼極まりない」と言われても仕方ないでしょう。

「敬語を使えない」

ビジネスシーンで「失礼極まりない」と言われる理由の一つに、「敬語を使えない」という理由があります。

敬語も社会マナーのひとつで、社会人なら当然身に着けておきたいスキルのひとつです。

特に高齢の人は、敬語が正しく使えない人に対して嫌悪感を持ちます。

そのため「敬語を使えない」人と話すと「失礼極まりない」と感じる人がたくさんいます。

「失礼極まりない」を使った例文

「失礼極まりない」を使った例文

最後に「失礼極まりない」という言葉を使った例文を紹介していきます。

様々な場面における「失礼極まりない」を使った文章を見て、使い方のコツを覚えましょう。

  • 「失礼極まりない」の例文1
  • 「失礼極まりない」の例文2

「失礼極まりない」の例文1

「約束の時間に1時間も遅刻するとは『失礼極まりない』人だ」

この例文のように、約束の時間を守れない人は、これ以上ないくらい失礼だと思われても仕方ありません。

学生時代は自分に時間の余裕があるため、相手の遅刻に苛立つ事はありませんが、社会人は分刻みのスケジュールで動いています。

相手の遅刻に対して「失礼極まりない」と感じる人がたくさんいる事を知っておきましょう。

「失礼極まりない」の例文2

「社長にため口を使うとは、『失礼極まりない』新人だ」

敬語を使えない人も、最上級に失礼だと思われてしまいます。

この例文のように、社長に対して敬語を使えない人は、「失礼極まりない」と思われても仕方ありません。

特に取引先の相手に、ため口を話すような人は、社会人失格だとみなされてしまうかもしれません。

学生のみなさんも、早い段階で敬語を覚えておくと、社会人になった後で困る事がないでしょう。

icon まとめ

「失礼極まりない」という言葉の意味や使い方を見てきました。

特に社会人に出た後に、接する機会が多い言葉です。

「失礼極まりない」と言われないように、社会マナーを大切にする事をおすすめします。