「名残」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】
「名残」という表現は別れを惜しむことあるいは物事が過ぎ去った後、影響が直残っていることを指しています。
例えば誰かと別れたとしても、その人の面影がずっと残っているとき、「名残」と表現できます。
例えば「台風の余波がある」「古い町並みの「名残」を残している」などといった使い方が可能です。
ここでは「名残」という言葉について紹介します。
目次
- 「名残」の意味とは?
- 「名残」の読み方
- 「名残」の英語(解釈)
- 「名残」の言葉の使い方
- 「名残」を使った言葉と意味を解釈
- 「名残」の例文・短文(解釈)
- 「名残」の類語や類義表現
「名残」の意味とは?
「名残」という言葉は誰かと別れるときに気持ちが残ることやその気持ちを指すこともありますし、物事の最後や終わりを表すこともあります。
何か言葉が過ぎた後、家灰野影響が残っていることを指すこともありますし、亡くなった人を偲ぶ材料となるものを指すこともあります。
例えば誰かとの別れを非常に残念に思う時、「名残が尽きない」と言えます。
また、高齢や病気などで命を落とすとき、「この世の名残」という言葉を使うこともあります。
あるいは津波や地震などの後に影響が残ることを「津波や地震の名残」と表現することもあります。
「名残」の読み方
「名残」は「なごり」と読みます。
「名残」ではなく「名残り」と表記する場合もあります。
「なのこり」ではありませんので注意が必要です。
「名残」も名残りも意味は変わりません。
「名残」の英語(解釈)
「名残」という表現を痕跡と理解するならば、英語では“remains”、“traces”、“vestiges”といった表現が使えます。
「名残」の、という形容詞で使うのであれば、“remaining”、“lingering”といった形で使え。
「名残」を惜しむ、残念に思う、という言い方をする場合は“be reluctant to part from somebody”といった表現が使えます。
「名残」の言葉の使い方
「名残」という表現は残念に思うという意味で日常的にもよく使われます。
誰かと別れなければいけない時は「名残を惜しむ」という表現が使えますし、例えば病気などになって旅立たなければいけない時、幼い子供や家族を残さなければならず、死んでも死に切れないと思う時、「名残がある」「このように名残がある」という言い方ができます。
また、日本は自然災害が多い国ですから、台風や地震によって被害を受ける地域もありますよね。
なかなか復興しない時、「台風や地震の余波がある」という表現が可能です。
「名残」を使った言葉と意味を解釈
「名残」という言葉を使った表現には「名残を惜しむ」という表現と「名残を感じる」という表現があります。
ここではこれら2つの表現についてその意味を紹介します。
- 名残を惜しむ【なごりをおしむ】
- 名残を感じる【なごりをかんじる】
名残を惜しむ【なごりをおしむ】
「名残を惜しむ」というのは別れも辛く思う、別れが惜しい、という意味になります。
家族や友人と離れなければいけない時、誰もが寂しいと思いますよね。
そのような時に「名残を惜しむ」という言葉を使えます。
例えば帰省している息子が帰ってきて一緒に時間を過ごし、息子がまた上京していく時、「名残を惜しむ」ということもあるでしょう。
名残を感じる【なごりをかんじる】
「名残を感じる」という表現は影響や余波が残っている、そのような影響に気づきやすいといったことを指します。
例えば、津波や地震が起こったとき、被災地がいつまでも復興せず、そのまま津波や地震の「名残」を残してしまう時があります。
そのような時に「名残を感じる」という表現が使えます。
なかなか復興しない地域が訪れた時、復興せず荒れたままの姿を目の当たりにして「名残を感じる」という言い方ができるのです。
「名残」の例文・短文(解釈)
それならば「名残」という表現を使った文脈にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは「名残」という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
- 「名残」の例文1
- 「名残」の例文2
「名残」の例文1
「クラスメイトが1年間アメリカ留学をすることになり、私たちがみんなで名残を惜しんだ」
最近はグローバル化が進んだことにより、海外留学をする人も増えましたね。
高校や大学で留学に行くという人も多く、特にアメリカやカナダ、イギリスやオーストラリアは人気があります。
高校の同級生が1年間アメリカに行くとなれば、やはり寂しく思いますよね。
アメリカに留学に行く場合は夏から行くケースが多いため、夏休み前の終業式でお別れになるということもあるのではないでしょうか。
そのため、友達との別れを名残惜しい夢という人もいるかもしれませんね。
「名残」の例文2
「ボランティアで陸前高田市に行ったんだけど、まだ津波の名残がたくさん残っていたよ」
2011年3月11日には前代未聞の東日本大震災が起こり、大きな津波が町を襲いました。
特に陸前高田市は大きな被害を受けたと言われており、多くの人が避難を余儀なくされましたが、いまだに復興があまり進んでいない状態です。
まだ行方不明のままになっている人も多く、行方不明者や遺品を発見するために多くのボランティアの人たちが毎日活動を続けています。
ボランティアでこのような場所にいた人は、口々に「まだ名残が残っていた」と言います。
1日でも早い復興が望まれています。
「名残」の類語や類義表現
「名残」という表現には類義語があります。
一体どのようなものでしょうか。
ここでは「名残」という表現の類義語をいくつか紹介します。
- 痕跡【こんせき】
- 面影【おもかげ】
痕跡【こんせき】
津波や地震の余波が残る、というときには痕跡という表現を使うことが可能です。
津波や地震の痕跡が残る、事故の痕跡が残る、などと言えますね。
事柄の影響がまだ残っている、まだ余波が残っている、などという時には治るという表現が使えますが、痕跡という表現に置き換えることも可能です。
それ以外にも足跡、傷跡、形跡などという表現が使えます。
面影【おもかげ】
他のものを連想させたり、想起させたり、というような印象や雰囲気のことを面影といいます。
赤ちゃんが大きくなって大人になった時、赤ちゃんの時の面影を残している、という表現をすることがありますよね。
つまり、これは何かを連想させる要因が残っているということになります。
これは「名残」ということもできますので、「名残」の類義語として面影という表現を使うこともできるのです。
災害が起こったときは別れを惜しむ時などに使われる名残という表現ですが、日常的にも使える言葉ですからぜひ知っておきたいものです。
ビジネスにおいても使われますので、スマートに使いこなせると良いですね。
TPOに応じて使い分けるために、類義語もしっかりと押さえておきましょう。