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「懇ろ」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】

「懇ろ」とは、「心がこもっていて親身であるさま」「親しいこと・男女の仲が親密であること」です。

「懇ろ」「意味・読み方・英語と解釈・使い方・例文と解釈・対義語・類語や類義表現・懇ろを使う時の注意点」などについて、詳しく説明していきます。

懇ろ

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目次

  • 「懇ろ」の意味とは?
  • 「懇ろ」の読み方
  • 「懇ろ」の英語(解釈)
  • 「懇ろ」の使い方
  • 「懇ろ」を使った例文・短文(解釈)
  • 「懇ろ」の対義語
  • 「懇ろ」の類語や類義表現
  • 「懇ろ」を使うときの注意点


「懇ろ」の意味とは?

「懇ろ」の意味とは?

「懇ろ」の意味は、「心がこもっていて親身であるさま」「親しいこと・男女の仲が親密であること(男女が深い仲になって情を交わすこと)」になります。

「懇ろ」という言葉の語源は「ねもころ」という古語にあるとされ、「ねもころ」という音が「ねむころ」になり、更に「ねんごろ」へと変化していったと考えられています。

「懇ろ」の言葉には、「心がこもっていて親しみがあること」「男女の関係性が親密であること(男女が深い仲になって関係を持つこと)」などの意味があります。

そして、「懇ろ」の語源とされる「ねもころ」の意味は、「ね(根)+も(助詞)+ころ(凝)」の成り立ちから理解することができます。

「懇ろ」の語源の「ねもころ(根も凝)」というのは、「根のように密接に親しく絡み合う」という意味なのです。

「懇ろ」の語源についてのもう一つの説として、「ねもころ=根も如」「根のように密に」という意味になります。



「懇ろ」の読み方

「懇ろ」の読み方

「懇ろ」の読み方は、「ねんごろ」になります。

「懇ろ」の英語(解釈)

「懇ろ」の英語(解釈)

「懇ろ」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“hospitable reception”(「おもてなしの歓待・受け入れ」から、「懇ろ」を意味しています。)

“courteous”“courteously”(「礼儀正しい・丁寧な」から、「懇ろに」を意味します。)

“He was courteous to everyone at all times. ”(彼はいつも、みんなに懇ろに接していました。)

“cordial”“cordially”(「心からの・愛情がこもった」から、「懇ろ」を意味します。)

“We were given a cordial reception. ”(私たちは懇ろなもてなしを受けることができました。)

“warmly、kindly”(“warmly”「温かく」から「懇ろに」を意味します。“kindly”「親切に」から「懇ろに」を意味します。)

“He treated them warmly(kindly). ”(彼は彼らを懇ろにもてなしました。)

“I accorded her a cordial welcome. ”(私は彼女のことを懇ろに迎え入れました。)

“become(be) intimate”(「親しくなる・親密になる」から、「男女が懇ろになる」という意味を表しています。)

“This teacher became intimate with his student. ”(その先生は教え子の生徒と懇ろになっていました。)



「懇ろ」の使い方

「懇ろ」の使い方

「懇ろ」の使い方は、「心がこもっていて親身である様子」「心情的な温かみのある関係」について表現したい場合に使うという使い方になります。

「懇ろ」という言葉を「心がこもっていて親身に接してくれる」という意味合いで使う場合には、「思っていた以上に、懇ろなもてなしを受けて恐縮してしまいました」「懇ろな対応をしてもらったからには、恩返しをしたいと考えています」といった文章において使うことができます。

また、「懇ろ」という言葉は、「二人の関係性が親しいこと」「特に男女の仲が親密であること(男女が深い仲になって情を交わすこと)」を表現する時にも使うことができます。

「懇ろになる」という「懇ろ」を用いた慣用句は特に、「男女二人が親しい関係になる」「男女関係を持つこと」を意味しています。

例えば、「懇ろになった男女は、二人の態度を見ていれば分かるものだ」「男と女がひとつ屋根の下に住んでいれば懇ろになるのに時間はかからない」といった文章で、「懇ろ(男女の仲の親しさ)」の言葉を使うことができます。

「懇ろ」を使った例文・短文(解釈)

「懇ろ」を使った例文・短文(解釈)

「懇ろ」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「与党の有名な政治家とその大企業の社長は、普段から懇ろな付き合いをしていました」

この「懇ろ」を使った例文は、「与党の有名な政治家と大企業の社長が、日ごろから親密な付き合いをしていたこと」を意味しています。

この短文における「懇ろ」は、「心がこもっていて親しいこと・親密な関係であること」を意味しているのです。

例文2

「老舗旅館で懇ろなもてなしを受けたことで、長旅の疲れやストレスがすっかり癒えたような感じがしました」

この「懇ろ」を使った例文は、「老舗旅館で心(愛情)がこもった親身なもてなしを受けたことで、長旅の疲れ・ストレスが完璧に癒えたような感じがしたこと」を意味しています。

この短文における「懇ろ」は、「心がこもっていること・愛情がこもっていて親身であるさま」を意味しているということになります。

例文3

「共通の趣味を介していつの間にか懇ろになった二人は、来年の春にハワイで結婚式を上げることになりました」

この「懇ろ」を使った例文は、「共通の趣味を介して、いつの間にか男女の親しい関係になった二人は、来年の春にハワイで結婚式を上げることが決まったということ」を意味しています。

この短文における「懇ろ」は、「男女の仲になること・男女が情を交えて親しくなること」を意味しています。

「懇ろ」の対義語

「懇ろ」の対義語

「懇ろ」の対義語として、「がさつ」「疎遠(そえん)」「疎ましい(うとましい)」「蔑ろ(ないがしろ)」などを上げることができます。

「がさつ」というのは、「細かい部分まで気配りすることができず、言葉・行動が荒っぽくて落ち着きがないこと」「粗雑・大雑把で周囲の人に対して気が利かない印象を与えること」を意味しています。

「懇ろ」の言葉の意味は、「心がこもっていて気が利くこと」なので、その対義語として「がさつ」を上げることができます。

「疎遠」というのは、「遠ざかっていて関係が薄いこと」「連絡・訪問が久しく途絶えていて相手と遠ざかっていること」を意味しています。

「疎ましい」の言葉の意味は、「親密さがないこと」「親しみが感じられず遠ざけておきたいこと」になります。

「蔑ろ」の意味は、「相手の人格・存在に敬意を払わずに軽んじること」です。

これらの意味から、人間関係が親密であることを示す「懇ろ」の対義語として、「疎遠・疎ましい・蔑ろ」を指摘することができるのです。

「懇ろ」の類語や類義表現

「懇ろ」の類語や類義表現

「懇ろ」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「懇ろ」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。

  • 「親しい・人懐っこい・友好的」
  • 「睦み合い・水入らず」
  • 「仲良し・和気藹々」

「親しい・人懐っこい・友好的」

「懇ろ」の類語・類義表現として、「親しい・人懐っこい・友好的」があります。

「懇ろ」という言葉は、「相手との関係が親しいこと」「親身になれる友好的な関係にあること」を意味しています。

あるいは、「人懐っこさを感じられる人間関係があること」を示唆しています。

それらの意味から、「懇ろ」と似た意味を持つ類語として、「親しい・人懐っこい・友好的」を上げることができます。

「睦み合い・水入らず」

「懇ろ」の類語・類義表現として、「睦み合い(むつみあい)・水入らず(みずいらず)」があります。

「睦み合い」というのは、「男女が親しく交流して愛情を深め合うこと」「深い関係になっている男女が愛し合うこと」を意味しています。

「水入らず」というのは、「夫婦水入らず」の慣用句があるように、「お互いに遠慮することがないさま」「気が置けない安心できる関係があること」を意味しています。

男女が深い仲になることを示す「懇ろ」の類義表現として、「睦み合い・水入らず」を指摘することができます。

「仲良し・和気藹々」

「懇ろ」の類語・類義表現として、「仲良し・和気藹々(わきあいあい)」があります。

「懇ろ」の言葉には、「二人の関係が親しいこと」の意味があり、それを言い換えれば「仲良し」ということになります。

「和気藹々」の言葉の意味は、「対立・悪感情がなくて、和やかで楽しい気分で満ちているさま」になります。

それらの意味から、温かくて親密な人間関係を示す「懇ろ」の類語として、「仲良し・和気藹々」を指摘することができるのです。

「懇ろ」を使うときの注意点

「懇ろ」を使うときの注意点

「懇ろ」の言葉を使うときの注意点として、「懇ろ」には「男女としての仲が深まる・男女関係を持つこと」の意味があるので、男性と女性の間の「恋愛・性愛ではない親しい人間関係」について表現する時には、誤解を招かないようにしなければならないということがあります。

男性と女性の二人の人間関係について、「懇ろな関係」「懇ろになった」というと、一般的に「男女関係・男女としての仲が深まったこと」を意味してしまいます。

そのため、「カップル(男女関係)ではない男性と女性の親しい関係」について言う場合には、「懇ろ」という言葉は使わない方が良いでしょう。

icon まとめ

「懇ろ」という言葉について徹底的に解説しましたが、懇ろには「心がこもっていて親身であるさま」「親しいこと・男女の仲が親密であること」などの意味があります。

懇ろの類語・類義表現としては、「親しい・人懐っこい・友好的」「睦み合い・水入らず」「仲良し・和気藹々」などがあります。

「懇ろ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。