「憚らない」の意味・類語【使い方や例文】
毎日の生活の中や仕事の環境の中で、あなたはそどれくらい会話をしているでしょうか?
朝起きて身支度をし、学校に行く前や会社に行く前に家族と会話することから始まり、學校・会社につくと、友人・同僚と会話をすることでしょう。
ビジネスでは、社内の人だけでなく取引先や関係会社との人とのコミュニケーションをありますが、その内容は様々です。
その中で議論をする場面もありますが、自分の考えを強く主張する場面もに出くわすこともあるかもしれません。
そのような時に出てくるのが、「憚らない」という表現ですが、この言い方はビジネスの場面で耳にすることがあります。
今回は、この「憚らない」という言葉の意味や使い方について説明していこうと思います。
目次
- 「憚らない」の意味とは?
- 「憚らない」の読み方
- 「憚らない」の言葉の使い方
- 「憚らない」を使った例文・短文(解釈)
- 「憚らない」の英語と解釈
- 「憚らない」の類語や類義表現
「憚らない」の意味とは?
「憚らない」という言葉を使う人は若い世代の人はあまりいないと思いますが、年配の人が使うことがあります。
「周囲を気にしたり遠慮したりすることがないさま」という意味がある言葉で、「遠慮やためらいもなく堂々と振舞うこと」や、「ひるまずに何かをする」という解釈ができます。
また、この言葉は、「人目もはばからず」の形で用いられることを少なくありません。
「憚らない」の読み方
「憚らない」は、「はばからない」という読み方になります。
「憚らない」の言葉の使い方
「憚らない」という言葉は、一切遠慮のない言動をしたり、自分の考えを主張する場面で使われることになります。
「憚らない」を使った例文・短文(解釈)
では、ここで「憚らない」を使った例文を挙げてみることにしましたが、どのような場面で使われるか考えて行きたいと思います。
- 「憚らない」の例文1
- 「憚らない」の例文2
- 「憚らない」の例文3
「憚らない」の例文1
「彼女は、いつも人目も憚らず、天真爛漫に大口をあけて笑うのが、魅力かもしれません」
女性が大きく口を開けて笑うことを「はしたない」と受け止める人もいるかもしません。
しかし、最近では、このような女性の人は、誰からでも「気さくな人」として評価される向きもあるようです。
暗く無表情な女性ではなく、何時でも朗らかで明るいタイプの人が空かれることがあります。
「憚らない」の例文2
「私はどんな人から厳しく非難されたとしても、個人主義であることを公言して憚からないつもりです」
このように自分のポリシーをしっかりも持っており、周りから流されないようにすることは、ある意味、大変すばらしいことです。
しかし、それは周囲の人に悪影響を与えない場合であって、この例文に出てくる「個人主義」をポリシーとすることは、本当にいいのかは分かりません、
自分の考えを主張することを「憚らない」ことが、時として悪い場合もあります。
「憚らない」の例文3
「ある政党は、ライバル政党を国民の敵と言って憚らないのです」
このような時でも使われることがある「憚らない」です。
政治の世界では、ライバルとなる政党とは、政策を打ち出し議論の末に、国民の真価を問うことが理想的だと思うのですが、場合によっては相手を否定するようなマイナスイメージを国民にアピールする手法が取られることもあります。
決していい手法とは言えませんが、現実的に行われていることです。
「憚らない」の英語と解釈
「憚らない」を英語で表現すると、“should not be”となります。
「憚らない」の類語や類義表現
では、ここで「憚らない」の類語を挙げてみましたが、類語語としては次のような言葉があります。
- 「撤回しない」
- 「考えを変えない」
- 「反省しない」
- 「意地っ張り」
「撤回しない」
「撤回しない」という表現も「憚らない」の類義語の1つとして挙げました。
「撤回」とは、「一度提出したり公示などしたものの効果を当の人や機関が将来に向けて消滅させること」という意味になりますが、簡単に言うと、「取り消すこと」という意味になるので、「撤回しない」は、その意味とは逆の意味になります。
一旦、自分が出した考え方や主張が間違っていると思えば、素直に「撤回」して改めることが大切ですが、「撤回しない」ことは場合によっては、自分を孤立させてしまうことがあります。
「考えを変えない」
「考えを変えない」という言葉もありますが、これは「自分の意見を曲げない人」や「自分の意思が正しいと思っている人」のことを指しています。
しかし、状況によっては、「融通が利かない頑固な人」という極端にマイナスイメージのあるニュアンスになることもあります。
「うちの部長は、中々考えを考えない人なのでやりづらいな」となると、いい意味ではありませんし、自分が納得すれば素直に受け入れる姿勢が必要になるでしょう。
「反省しない」
「反省しない」も類義語の1つですが、「反省」とは「普通のとらえ方や自分の普段の行動・あり方を振り返ってそれでいいのかを考えること」という意味がありますので、「反省しない」は、「そのようなことをしない」という解釈になります。
「反省しない」人は、自分に甘い人が多くて、仕事などでミスを犯してしまった場合に、そのミスが自分が原因で起きたものだと反省しません。
会社では、課のメンバーなど、チームで仕事をすることがありますが、反省することをしない人がミスをしてしまったなら、どのようなことが起きるでしょうか?
普通だど、すぐに自分からそのミスを報告することが当たり前ですが、「反省しない人」は気づいていながら報告しなかったり、周りから指摘されてやっと認めるような他人行儀的な言動が多いのです。
「意地っ張り」
「意地っ張り」も「憚らない」に近いニュアンスがあるのですが、「意地を張ること」や、「そのような人」のことを言っています。
「言動や態度が頑くなで、人の話に耳を傾けなかったり、他人に何を言われても考えを曲げないとような状態」や「そのような人」のことを指しています。
このような人は、同僚や友人と意見が対立した場合でも、自分の立場を一歩も譲らず、自分が悪くても決して謝らないのです。
また、競争心が強いために勝ち負けにこだわったり、他人の意見を素直に受け入れるのが難しいタイプの人も「意地っ張り」と言えます。
「憚らない」という言葉の意味を知ると、使うことができる場面は結構ありますので、自分の身近なところで使うことが見つかるかもしれません。
その意味で言葉の意味を理解することは、会話の幅を広げることができるのです。