「略奪愛」の意味・類語【使い方や例文】

「略奪愛」

「略奪愛」は「りゃくだつあい」と読みます。

子供が使うことは殆どなく、恋愛をする様になってから意味が分かり使う様になる言葉です。

「略奪愛」の意味とは?

「略奪愛」の意味や由来について紹介します。

• 「略奪愛」の意味
• 「略奪愛」の由来

「略奪愛」の意味

「略奪愛」の意味は、「自分以外に恋人がいる人、或いは既に結婚している人の恋愛関係を破局に導き、自分と恋愛する様に仕向けること」です。

既に決まって相手がいる人に対して恋愛感情を抱き、相手の恋人やパートナーと別れさせる様に状況を作り上げていく行為です。

性的魅力で誘惑したり、金銭的に裕福なことをアピールしたり、恋人やパートナーの悪口を言ったりして、相手の気持ちが冷めていく様に仕向けて、その代わりに自分を好きになる様にするのです。

最終的に恋人を奪う形で成就させます。

「略奪愛」の由来

「略奪愛」は「略奪+愛」から成り立っています。

「略奪」とは「力付くで奪うこと」「暴力で手に入れること」という意味です。

「略」は「他人の領地に入り込みものを取り上げること」で、「奪」は「他人のものをひったくり取ること」という意味です。

由来は戦争や災害で治安が悪くなり暴動が起きた時に生じる強奪行為や、戦争で勝利をした方が財産を奪う行為から来ています。

「略奪愛」の言葉の使い方

「略奪愛」は以下の様なシーンで使われます。

• 不倫を成就させた場合
• 彼女持ちの男性と成就した場合
• 遠距離恋愛の男性と成就した場合

不倫を成就させた場合

最初に既婚者を好きになり不倫を続けます。

その間に自分の方が魅力的であることをアピールし続けて、相手の気持ちを引き付ける様に仕向けるのです。

根気強くアプローチをすることで相手が離婚を決意、その後相手の身辺整理が終りタイミングを見計らって結婚します。

この一連の好意に対して周囲が「略奪愛」と言うのです。

彼女持ちの男性と成就した場合

彼女がいる男性を好きになってしまい、しばらくは友達として付き合います。

彼女のことを訊ねたりして相談に乗るうちにドンドン親しくなり、会う回数が増えて行きます。

男性の心が段々と自分に引き寄せられてきて、ついには彼女と別れて自分を選んでくれるのです。

この行為も周囲から見て「略奪愛」に該当します。

遠距離恋愛の男性と成就した場合

遠距離恋愛では、遠くに彼女がいると分かっていて友達として付き合い始めます。

男性が彼女と一緒にいる時間が作れないのを知っているので、なるべく自分が一緒にいることで段々と親密になっていくのです。

こちらもかなり計画的な「略奪愛」と言えます。

「略奪愛」を使った例文・短文(解釈)

「略奪愛」を使った例文と解釈を紹介します。

• 「略奪愛」の例文1
• 「略奪愛」の例文2
• 「略奪愛」の例文3
• 「略奪愛」の例文4

「略奪愛」の例文1

「彼女はせっせとエステに通って略奪愛を成就させた」

「略奪愛」は、相手が今の恋人と別れてくれない限り成功する見通しは立ちません。

相手に自分の方が魅力的だと思わせる為には、自分磨きをして見た目的にアピールするのが最も手っ取り早い方法です。

一生懸命エステに通ってダイエットをしたり美肌を目指すことで自分の魅力を磨き、相手の愛を奪い取ったことを表しています。

「略奪愛」の例文2

「略奪愛の末に破局をした人もいる」

「略奪愛」は好きな人が他人のものだと思う気持ちから、より相手に対する執着心が強くなるものです。

相手を自分のものにする為に一生懸命行動するのですが、その結果相手が恋人と別れて自分を選んでくれると、満足してしまうことがあります。

段々と相手に対する愛情が薄れていき「何でこんな人の為に一生懸命になったんだろう」と思う様になり、破局をしてしまうケースもあるのです。

「略奪愛」の例文3

「略奪愛の代償は大きい」

既婚者の相手と略奪愛を成就させると、相手が会社に居づらくなってしまう可能性もあります。

不倫をした事実があれば、慰謝料を請求されるかも知れません。

略奪愛をしたことでデメリットが生じたことを表しています。

「略奪愛」の例文4

「恋人がいると知らなかったんだから略奪愛とは言わないでしょう」

相手に恋人がいると知らずに付き合い、相手がいつの間にか恋人と別れてしまっていた場合には「略奪愛」は立証されません。

あくまで自分が相手に決まった人がいることを知っていて、奪い取ることが「略奪愛」なのです。