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「知る由もない」の意味・読み方・英語【使い方や例文】

この「知る由もない」という表現は、「全く分からない」という時に使うことになります。

その為、あまりいい言葉ではないのは間違いありません。

知る由もない

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「知る由もない」の意味・読み方・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「知る由もない」の意味とは?
  • 「知る由もない」の読み方
  • 「知る由もない」の語源や由来
  • 「知る由もない」の使い方
  • 「知る由もない」を使った例文・短文(解釈)
  • 「知る由もない」の英語と解釈
  • 「知る由もない」の類義語や置き換えられる表現


「知る由もない」の意味とは?

知る由もないとは、「何の手掛かりもないので分からない」という意味で使う言葉です。

「分からない」と言いたいのであれば、「知らない」だけで済むところに「由」と付けることで(この「由」については後述します)、更にその意味を強調していると考えてください。

このような「全く分からない」という意味の他に、「知りたくもない」という意味で使うこともあり、この区別は前後の文脈から付けることができます。



「知る由もない」の読み方

「知る由もない」は、「しるよしもない」と読みます。

「由」「よし」と読んでいますが、これは、この漢字の訓読みです。

「由」は一般には音読みで使うことの方が多く、「自由」(じ・ゆう)、「由来」(ゆ・らい)のように「ゆう」、もしくは「ゆ」と読まれますが、訓読みもある漢字です。

これさえ覚えてしまえば、間違えて読むことはないでしょう。

「知る由もない」の語源や由来

「知る由もない」という言葉は、「(知る為の)理由さえ分からない」ことが語源です。

その理由を縮めて「由」として使っています。

「知らない」というだけでなく、そうなる(なった)理由さえ分からない状態を指す言葉だということが、この語源から分かると思います。

よって、「全く分からない」という解釈が一番妥当ですが、「理由さえ知る必要がない」という捉え方をして、「知りたくもない」と使われることもあるのは前述の通りです。



「知る由もない」の使い方

知る由もないは、ここまでに説明してきたように「全く分からない」「理由さえ知らない」と表現したい時、または「知りたくもない」場合にも使える言葉です。

最後の意味で使う場合には、その前に「そんなの」「そんなこと」などと付けて、さも知りたくないという形にして使うことが多いです。

「知る由もない」を使った例文・短文(解釈)

知る由もないを使った例文や短文です。

シチュエーションと意味を変えたものをいくつか挙げていきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「あのゲームが何故発売延期になったかなんて、俺には知る由もない」

ゲームが発売延期になることは、決して珍しくありません。

特にPCゲームでは、最初に決まった発売日から2ヶ月程度延期され、更にまた約2ヶ月、もう2ヶ月といったことを繰り返して、結局1年以上も延期になったという例さえあります。

その都度、何かしらの理由が発表されることがありますが、大抵は便宜上の理由で、本当の理由はユーザー側には分かりません。

このようなことこそ、知る由もないと表現するのが一番妥当でしょう。

例文2

「彼女が何故、突然学校を辞めてしまったのか、誰も知る由もない」

彼女が誰にも一言も言わずに学校を辞めてしまったというシチュエーションで、その理由は誰にも分からないだろうと言っています。

「知る由もない」をうまく使えていると言える例文で、この「誰も〜」という表現も、よく使われる例として覚えておいて損はありません。

例文3

「今回もあいつが来なかった理由なんて、そんなものは知る由もない」

これは、「知りたくもない」という意味を強く表現して使っている例になります。

文章から、「またこんなことをして」という含みがあることも分かるでしょう。

どんな理由があったとしても、人からこのようにまで言われるようにはなってしまっては、その後の付き合いに支障をきたすことにもなってしまいます。

「知る由もない」の英語と解釈

知る由もない meaning in english

知る由もないを英語で表現するには、“There is no 〜ing”という英語の構文が利用できます。

「〜」の部分に入ることが「できない」という意味で使う構文なので、ここに「知る」という意味の“know”を入れ、“There is no knowing”とすると、ちょうど「知ることができない」という意味になり、「知る由もない」の英訳として使うことができます。

ただし、「知りたくもない」というニュアンスは全く含まれないので、そのように使いたい時には“don't wanna know”というフレーズがちょうど合います。

“wanna”をきちんと表記するなら“want to”(wannaは、このwant toの短縮表現です)となりますが、“don't wanna know”で1つの熟語表現だと言えるので、このまま使った方がスムーズです。

「知る由もない」の類義語や置き換えられる表現

知る由もないという言葉と似た意味で使える表現です。

これらの方が意味が分かりやすいかも知れませんが、「全く分からない」「知りたくもない」という2つの意味で使えるものなく、どれも前者の意味となっています。

  • 「分かるはずがない」(わかるはずがない)
  • 「与り知らない」(あずかりしらない)
  • 「知り得ない」(しりえない)

「分かるはずがない」(わかるはずがない)

この「分かるはずがない」は、「理由が分からないので」という意味を暗に含んだ表現です。

「知る由もない」も、「理由さえ分からない」という意味を伴っていることから、よく似た意味として使える言葉です。

「知る由もない」の意味そのものとも言える表現ですが、「知りたくもない」という意味は伴っていない為、片方の(メインとなる)意味で使う場合の類義表現として挙げておきます。

「与り知らない」(あずかりしらない)

「関与(関係)していないので分からない」という意味になる表現で、関与がないことから、理由など分かるはずがなく、「知る由もない」と近い使い方ができる言葉だと言っていいでしょう。

「自分の与り知らないところで」などといった使い方をされることが多く、意味は「自分には全く関係のない(理由が分からない)ところで」となります。

「知り得ない」(しりえない)

「知ることができない」という意味で使う言葉です。

「それは知る由もない」は、「それは知り得ない(ことだ)」と置き換えることができます。

知ることができない理由と一緒に使うことも多く、「そこに居なかった俺には知り得ない」とすると、それを知ることができた場面に居なかったのがその理由だと分かります。

icon まとめ

知る由もないは、いい使い方をする言葉ではありませんが、この言葉がちょうど合うような場面もそれなりにあるものです。

「知りたくもない」という意味でも使えるので、そのような表現をしたい時にもうまく使ってください。