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「慈しむ」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】

「慈しむ」とは、「目下の者・弱者に愛情を注いで可愛がること」「可愛がって大事にすること」です。

「慈しむ」「意味・読み方・英語と解釈・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。

慈しむ

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目次

  • 「慈しむ」の意味とは?
  • 「慈しむ」の読み方
  • 「慈しむ」の英語(解釈)
  • 「慈しむ」の使い方
  • 「慈しむ」を使った例文・短文(解釈)
  • 「慈しむ」の類語や類義の表現


「慈しむ」の意味とは?

「慈しむ」の意味は、「目下の者・弱者に愛情を注いで可愛がること」「他者・動物などを可愛がって大事にすること」になります。

「慈しむ」「慈」の漢字は、仏教用語の「慈悲」にも使われていて、「慈(マイトリー)」「悲(カルナー)」に分けてそれぞれの意味を考えることができます。

「慈(マイトリー)」とは他者に愛を注いで楽を与えること、「悲(カルナー)」とは他者の苦悩に共感して苦を取り除くことを意味しています。

「慈しむ」の現代における意味は、「可愛がること・大事にすること・大切にすること・情けをかけること・労わること」などになりますが、「慈しむ」の語源は平安時代の「うつくしむ」という古語にあるとされています。

「うつくしむ」「いつく(斎く)」と混じり合っていく過程で、語形が変化していき、中世末ごろには「いつくしむ(慈しむ)」の言葉が生まれたと推測されています。



「慈しむ」の読み方

「慈しむ」の読み方は、「いつくしむ」になります。

「慈しむ」の英語(解釈)

慈しむ meaning in english

「慈しむ」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“love”(「慈しむ」のもっともシンプルな英語表現は「愛する」を意味する“love”になります。)

“Her parents loved her. ”(両親は彼女を慈しんだ。)

“with loving care”(「慈しんで〜する」という意味で、文末に“with loving care”を付けることができます。)

“He treated his pet cat with tender loving care. ”(彼はペットの猫を慈しんで大切に世話していました。)

“be affectionate towards〜”(「〜を慈しむ」を意味しています。“affectionate”の英単語は「愛情深い・優しい」を意味します。)

“I'm affectionate towards my daughter. ”(私は娘を愛情を持って慈しんでいます。)

“take pity on〜”(「〜を哀れむ・〜に情けをかける」から、「〜を慈しむ」を意味しています。)

“My granma took pity on poor kids. ”(私の祖母は貧しい子供たちを慈しんだ。)



「慈しむ」の使い方

「慈しむ」の使い方は、「自分よりも目下の相手・弱い者(動物)などに愛情を注いで可愛がる場合」に使うという使い方になります。

「慈しむ」という言葉には「対象となる人物・動植物などを可愛がる」という意味のニュアンスがあるので、基本的に「目上の人(優位にある人)が目下の人(劣位・弱い立場にある人)に対して使うという使い方」になります。

「慈しむ」の言葉は、「人・動植物を大事(大切)にして可愛がる」という意味があるので、「困っている人を慈しむ心を忘れてはいけない」「親に慈しまれながら大切に育てられた子供が、本当の悪人になってしまうことは極めて稀です」などの文章において、「慈しむ」の言葉を使うことができます。

「慈しむ」を使った例文・短文(解釈)

「慈しむ」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

ほとんどの母親は子供たちを慈しんで大切に育てるものですが、不幸な条件が重なった時に児童虐待の問題が起こります。

この「慈しむ」を使った例文は、「大半の母親は自分の子供を可愛がって大事にするものですが、時に何らかの不幸な要因や性格の歪み(母親の幼少期のトラウマ)などが重なって児童虐待が起こってしまうということ」を意味しています。

例文2

動物や植物を慈しむ気持ちを養うことによって、社会的弱者に対する思いやりも高めていくことができます。

この「慈しむ」を使った例文は、「動物・植物を可愛がって大事にする優しい気持ちを養い育てることによって、社会的弱者の立場に寄り添って思いやる気持ちも高めていくことができるということ」を意味しています。

例文3

人徳者や人格者と呼ばれる人は、困っている人や小さな子供・動物に対する慈しみの気持ちを持っていることが多いのです。

この「慈しむ」を使った例文は、「人格(人徳)が優れているとされる人は、困っている弱者や小さな子供・動物を優しく守ろうとする気持ちを持っていることが多いということ」を意味しています。

「慈しむ」の類語や類義の表現

「慈しむ」の類語や類義の表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「慈しむ」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。

  • 「可愛がる・愛おしむ・愛でる」
  • 「大事にする・大切にする」
  • 「情けをかける・労わる」

「可愛がる・愛おしむ・愛でる」

「慈しむ」の類語・類義表現として、「可愛がる・愛おしむ(いとおしむ)・愛でる(めでる)」があります。

「可愛がる」とは、「可愛らしいと思って優しく接すること」「特別に贔屓して良い待遇をすること」を意味します。

「愛おしむ」とは「可愛いと思って大事に扱うこと」であり、「愛でる」とは「自分が気に入った人・動物などを特別に可愛がること、寵愛すること」を意味しています。

可愛がって大切にする「慈しむ」の類義表現として、「可愛がる・愛おしむ・愛でる」が上げられます。

「大事にする・大切にする」

「慈しむ」の類語・類義表現として、「大事にする・大切にする」があります。

「慈しむ」の言葉の意味は、「自分よりも目下の対象を可愛がって大事にすること」「情けをかけて大切にすること」になります。

「大事(大切)にする」というのは、「特別に可愛がって丁寧に扱うこと」の意味を持ちます。

そのことから、「慈しむ」の類語として、「大事にする・大切にする」を指摘することができます。

「情けをかける・労わる」

「慈しむ」の類語・類義表現として、「情けをかける・労わる(いたわる)」があります。

「情けをかける」というのは、「相手のことを哀れに思って同情したり支援したりすること」を意味しています。

「労わる」の言葉の意味は、「相手の苦労・負担に対して慰めの言葉をかけたり、癒すための世話をしたりすること」になります。

目下の者を可愛がったり同情(共感)したりする「慈しむ」の類義表現として、「情けをかける・労わる」を上げることができます。

icon まとめ

「慈しむ」という言葉について徹底的に解説しましたが、慈しむには「目下の者・弱者に愛情を注いで可愛がること」「年少者・動物などを可愛がって大事にすること」などの意味があります。

慈しむの類語・類義表現としては、「可愛がる・愛おしむ」「大事にする・大切にする」「情けをかける・労わる」などがあります。

「慈しむ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。