「陽気」とは?意味・類語【使い方や例文】
「陽気」という言葉の意味や類語、対義語を紹介します。
さらに「陽気」の使い方や、「陽気」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「陽気」の意味とは?
- 「陽気」の意味
- 「陽気」の対義語
- 「陽気」の使い方
- 「陽気」を使った例文
- 「陽気」の類語や類義の表現
「陽気」の意味とは?
みなさんは「陽気」という言葉を聞いた事がありますか。
「陽気」は「ようき」と読む言葉で、お天気関係の話題の時、あるいは誰かの性格が話題になった時に登場する言葉です。
もしかしたら「陽気ですね」と言われた経験がある人もいるかもしれません。
一方で、「陽気」という言葉をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「陽気」の意味や使い方を紹介していきます。
「陽気」の意味を知ると、天気について話すのが楽しくなったり、自分の性格の種類について詳しくなるかもしれません。
「陽気」の意味
「陽気」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「陽気」には、いくつかの意味がありますので、それぞれの意味を見て行きましょう。
- 気象の「陽気」
- 雰囲気の「陽気」
気象の「陽気」
気象を伝える時に言葉として、「陽気」という言葉を使う事があります。
「陽気」には、「比較的短い期間の気候」という意味があります。
例えば、「春らしい陽気です」などという使い方をします。
雰囲気の「陽気」
二つ目の陽気、は「陽気な家庭」などの言葉に使う「陽気」です。
この場合の「陽気」には「明るい雰囲気」という意味があります。
例えば「陽気に笑いながら生きる」という場合は、明るい雰囲気で笑みを絶やさずに生きて行くという意味があります。
「陽気な性格」など、明るい性格の人に対して定型句のように使うフレーズもあります。
このように「陽気」には、気象現象を伝える場合の意味と、明るい雰囲気を意味する場合の「陽気」があります。
「陽気」の対義語
次に「陽気」の対義語を紹介します。
まるで逆の意味を持つ言葉を知ると、「陽気」の意味が立体的に見えてくるかもしれません。
- 「陰気」【いんき】
- 「湿っぽい」【しめっぽい】
- 「じめじめ」【じめじめ】
「陰気」【いんき】
「陰気」は「陽気」の対義語で、裏表の関係にある言葉です。
「陰気」には、「暗い雰囲気」という意味があります。
「陰気な性格」という言い回しは、定型句のように頻繁に使う言葉で、暗い性格の事を意味します。
また、誰かの悪口を話したり、先行き不安な事ばかり話す事を「陰気な話」と言います。
さらに「陰気くさい」という「陰気な感じがする」という意味の言葉もあります。
「湿っぽい」【しめっぽい】
「湿っぽい」という言葉には、「陰気で、からっとせずに陰鬱な感じ」という意味があります。
「湿っぽい話」というフレーズは、様々な場面で使う事がありますが、誰かが亡くなった後などに「湿っぽい話はよしましょう」などという使い方をする事があります。
また失恋をした直後の友達の部屋は「湿っぽい雰囲気」になっているかもしれません。
「じめじめ」【じめじめ】
「じめじめ」という言葉も、「陽気」の反対の意味を持つ言葉です。
「じめじめ」には、「湿って陰気な様子」という意味があります。
湿度が高く日が当たらない場所は「じめじめ」しやすい場所です。
このような場所を歩いている時に、「地面がじめじめしている」などという言い回しをします。
「陽気」の使い方
「陽気」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
まず気象現象を意味する「陽気」を使う時は、少し珍しい気候だと感じた時、または素晴らしい気候だと感じた時に使ってみましょう。
例えば真冬なのに春みたいに暖かい日は、「今日は春のような『陽気』ですね」などと、挨拶文に使う事ができます。
また明るい雰囲気という意味で「陽気」を使う時は、耀雰囲気だと感じる場所や人を見た時にしましょう。
会社の同僚に性格が明るい人がいたら、「○○さんは『陽気』で楽しい人」と言う事ができますし、そのような仲間に囲まれていると感じたら、「『陽気』な仲間に囲まれて幸せです」など言う事ができます。
「陽気」を使った例文
「陽気」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における、「陽気」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えていきましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「Aさんは『陽気』な人で、職場でみんなから慕われている」
この例文に登場するAさんは、明るい性格の持ち主なのでしょう。
このように「陽気」と称される性格の人は、みんなから好かれるため、職場や学校の人気者になりやすい傾向があります。
例文2
「すっかり春なのに、真冬のような『陽気』になり、桜も驚いただろう」
この例文のように4月に入ってから、一日だけ真冬のような気候になることがあります。
そのような特別な気候の時には「真冬のような『陽気』」とか、「春のような『陽気』」という言葉を使ってみましょう。
「陽気」の類語や類義の表現
最後に「陽気」の類語や、類義の表現を紹介します。
「陽気」と似た意味の言葉を知ると、ボキャブラリーが増えて知的なイメージの人になれるかもしれません。
- 「気候」
- 「明朗」
- 「明るい」
「気候」
気象を伝える時の「陽気」の類語のひとつが「気候」です。
「気候」には、「天気の続き具合」という意味があります。
詳しく言うと、ある地域の天気を長期間に渡って観測し、平均的にしたものを「気候」と呼びます。
例えば、「瀬戸内の気候は穏やかで暖かい」という場合は、瀬戸内エリアの長期間の天気を平均的に表現した様子という事になります。
「明朗」
「明朗」は「めいろう」と読みます。
「明朗」には、「明るくて、朗らかな雰囲気である事」という意味があります。
「明朗会計」などと言いますが、この場合は暗い所が無い、分かりやすい会計という意味があります。
「明朗な家族に囲まれる」という場合は、明るくて朗らかな人柄の家族に囲まれて育ったという意味があります。
「明るい」
「陽気」と似た意味の言葉に「明るい」があります。
「明るい」には、「晴々として陽気である」という意味があり、「明るい性格」などのフレーズで良く使います。
「明るい心の持ち主」など、「明るい」性格の人は、多くの人から好かれるため、「明るい」という言葉を使う時は、ほとんどの場合ポジティブな意味になります。
「陽気」という言葉の意味や使い方を見てきました。
普段から「陽気だね」と言われている人は、この言葉の意味を知る事で、自分の性格がどう思われているのかが良く分かったと思います。
また珍しい天候の日や、素晴らしい天候の日には「陽気」という言葉を使って、誰かに話しかけてみましょう。