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「後妻業」とは?意味・読み方【使い方や例文】

「後妻業」という言葉の意味や類語を紹介します。

さらに「後妻業」の使い方や、「後妻業」を使った例文を紹介して行きます。

後妻業

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「後妻業」とは?意味・読み方【使い方や例文】>


目次

  • 「後妻業」の意味とは?
  • 「後妻業」の由来
  • 「後妻業」の意味
  • 「後妻業」の使い方
  • 「後妻業」を使った例文


「後妻業」の意味とは?

「後妻業」の意味とは?

「後妻業」という言葉を知っているでしょうか。

読書をする習慣がある人、映画を見る趣味がある人は「後妻業」という言葉を知っているかもしれません。

また2019年の1月22日に放送されたドラマを見て、「後妻業」という言葉を知った人もいるでしょう。

実は「後妻業」は小説のタイトルで、この作品は後に映画化されるなど、とても話題になった作品でもあります。

この小説を読んだ人からの書き込みや口コミで、現在では「後妻業」という裏社会の仕事内容を知る人が多くなっています。

そこで気になる「後妻業」の意味や由来、使い方などを紹介します。

あなたの身近な人が高齢の独身男性で、さらに資産家だった場合は、「後妻業」の意味を知るほど怖くなってくるかもしれません。



「後妻業」の由来

「後妻業」の由来

「後妻業」「ごさいぎょう」と読む、小説のタイトルを由来とする言葉です。

「後妻業」「破門」と言う作品で直木賞を受賞した、黒川博行作の小説のタイトルです。

小説「後妻業」「別冊文芸春秋」で2012年から2013年まで連載されました。

主役の武内小夜子が「後妻業」と言われる仕事に手を染めて、高齢者からお金を奪い取る作品で、実際に社会で起きている問題を題材にしています。

また、「後妻業」は2016年には映画化され、「後妻業の女(ごさいぎょうのおんな)」というタイトルで、主演は大竹しのぶ、監督は鶴橋康夫で公開されています。

さらに2019年からカンテレで「後妻業」というドラマが放映されます。

武内小夜子役は木村佳乃、共演者に高橋克典や木村多江がいますので、興味がある人は見てみましょう。

「後妻業」の意味

「後妻業」の意味

「後妻業」にはどのような意味があるでしょうか。

まず「後妻業」の前に「後妻」という言葉の意味を知りましょう。

「後妻」には、結婚した男性が妻と死別したり離婚していったん独身に戻った後、再び結婚した相手の事を言います。

男性目線の二人目、もしくは三人目などの妻の事を言い、高齢の夫が、若い女性と結婚するケースが多くなります。

「後妻業」は高齢のお金持ちの男性に近づいた女性が、計画的に「後妻」となり、その男性の財産を奪い取る事を生業にしています。

高齢になった独り身の男性は、家事をするだけでも大変ですし、何より人のぬくもりに飢えています。

そのような状況を知り、男性の「後妻」になる事で、合法的に、あるいは違法行為もしながら財産を狙う女性を「後妻業」と言います。

現実に高齢化社会である日本には、「後妻業」を生業とする女性が増えていると言います。



「後妻業」の使い方

「後妻業」の使い方

「後妻業」という言葉をどのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。

「後妻業」という言葉は、小説の「後妻業」から生まれていて、映画の「後妻業の女」、さらにはテレビドラマの「後妻業」を通じて知る人がほとんどです。

そのため、小説やドラマについて話しをする時、あるいは作品を誰かに紹介する時に「後妻業」という言葉を使ってみましょう。

さらに、「後妻業」という言葉が意味する、高齢の独身者と財産目当てで結婚する行為をしている人を見た時に、「後妻業」という言葉を使ってみましょう。

明らかに愛よりも財産を目当てにしていると感じる、年の差カップルの結婚を見た時などに、「あの若い奥さん、『後妻業』なんじゃない」などと噂する時に「後妻業」という言葉が使えるかもしれません。

「後妻業」を使った例文

「後妻業」を使った例文

「後妻業」という言葉を使った例文を紹介して行きます。

様々な場面における、「後妻業」を使った文章を見て、この言葉の使い方のバリエーションを知りましょう。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「80歳の男性と、20歳の女性の結婚は、『後妻業』を疑わざるを得ない」

この例文に登場する男女のように、年の差が離れすぎている結婚は、財産目当ての疑いを掛けられてしまいがちです。

特に男性が高齢で女性が若すぎる場合は、小説や映画の影響で「後妻業」と言われてしまうかもしれません。

実際に「後妻業」なのかどうかは、その女性と会ってみて、成り行きを見守らないと判断ができません。

高齢の男性の知り合いがお金持ちの場合、家族はしばらく心配が尽きないでしょう。

ただし、男性も女性も年の差を超えて純粋に恋愛している可能性がありますので、家族以外の人は、誰に対しても揶揄をするのは控えた方がいいでしょう。

例文2

「私は年上の男性が好きだから、いっその事『後妻業』になろうと思う」

高齢の独身男性は、衰えて行く自分の面倒を見てくれる女性を求めています。

そのため、「後妻業」になる女性は、高齢の男性が好きで、面倒見が良い女性の方が向いていると言えるかもしれません。

この例文に登場する女性は、きっと冗談で「後妻業」という言葉を使っているのでしょう。

今後は「後妻業」という言葉が定着し、年齢の離れた男性と結婚する女性が、自虐的に「私は『後妻業』だから」などと自己紹介するケースも増えるかもしれません。

ただし、今後「後妻業」と思われる女性に寄る、深刻な事件が頻発した場合は、このような冗談も言えなくなるかもしれません。

例文3

「『後妻業』という小説は、現代社会の闇を描いた傑作です」

「後妻業」は黒川博行さんの小説のタイトルなので、この作品を読んだ結果、誰かに紹介したいと思った時は、この例文のような文章で、誰かにこの作品を紹介してみましょう。

また小説の「後妻業」「後妻業」という言葉が生まれた作品で、これ以上「後妻業」の事が詳しく分かる材料はありません。

今回、「後妻業」という言葉を知って興味を持った方は、小説の「後妻業」を読んでみるのもおすすめです。

とりあえず、カンテレで放送されている「後妻業」を見るという手段もあります。

icon まとめ

「後妻業」という言葉の意味や使い方を見てきました。

「後妻業」はそもそも、小説のタイトルではありますが、実際にこのような問題が社会問題なるなど、高齢者を狙った事件が起こっています。

高齢の独身男性を家族に持つ人は、他人事ではないほど、「後妻業」について関心があるのではないでしょうか。

まずは小説の「後妻業」、あるいはドラマや映画化された作品を見て、「後妻業」の実態について詳しくなってみましょう。