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「常駐」の意味とは?類語、英語や使い方、例文を紹介!

「常駐する」という言葉は「いつもいる」という意味で、最近では「常駐ソフト」「常駐アプリ」といった使い方で知っている人も多いのではないでしょうか。

ここでは「常駐」という言葉の意味、英語、例文など詳しく説明していきます。

言葉の意味を正しく理解していきましょう。

常駐

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「常駐」の意味とは?類語、英語や使い方、例文を紹介!>


目次

  • 「常駐」の意味とは?
  • 「常駐」と常勤の違い
  • 「常駐」の英語(解釈)
  • 「常駐」の使い方
  • 「常駐」を使った例文・短文(解釈)
  • 「常駐」の類語や類義表現


「常駐」の意味とは?

「常駐」の意味とは?

「常駐」という言葉は仕事やパソコン用語として使われていることが多いのですが、意味としては「常に駐在している」ということになります。

「いつもそこにいてくれる」と言えばわかりやすいでしょうか。

また、パソコンが起動している間に、メモリー上に常に存在しているソフトウェアのこと常駐ソフトなどと言います。

パソコン、スマホが重たい時なども「常駐ソフト、アプリを無効化するといい」などと言ったりするのでわりとよく聞く言葉です。

  • 「常駐」の読み方

「常駐」の読み方

「常駐」の読み方は「じょうちゅう」と言います。

「常に駐在してくれていて活動できる状態」になっていることです。

そのまま読んで「つねちゅう」ではないので注意してください。



「常駐」と常勤の違い

「常駐」と常勤の違い

「常駐」と似た言葉で「常勤(じょうきん)」というものがあります。

似ていますが違う意味の言葉ですから、しっかり区別をつけて理解をするようにしましょう。

  • 常勤とは
  • 常駐と常勤の違い

常勤とは

常勤の意味は、フルタイムで働くことを言います。

常勤、非常勤などと区別して使われます。

要するに簡単に言えば正社員は常勤ということになります。

そして非常勤とは、常勤ではない働き方、働く日数や時間が違うことを言います。

パート、アルバイトなど短時間労働の場合は非常勤ということになります。

常勤「フルタイム」、非常勤「パートタイム」と覚えておくと言葉の意味としてわかりやすいのではないでしょうか。

常駐と常勤の違い

常勤の意味はわかりやすく言えば「フルタイム」ですから、常駐「常にいること」とは違うものだと理解していただけかと思います。

つまり、常駐という言葉はフルタイム、パートタイムといったことを意味していません。

例えば「管理人常駐」といった言葉などがありますが、これは「常に管理人がいます」ということであって、その管理人が常勤か非常勤かまではわかりません。

正社員(フルタイム)の管理人なのか、アルバイト、パート(パートタイム)の管理人なのかは、常勤、非常勤という言葉で表します。

「常駐」の英語(解釈)

「常駐」の英語(解釈)

「常駐」を英語で言うとどうなるのかを見ていきましょう。

常駐は英語では“resident”(在住の、駐在の、専属のといった意味合い)になります。

例えば常駐プログラムであれば“make a program resident”と言い表します。

また「常駐する」という言葉は“be permanently stationed”とも表します。

“permanently”「永遠に」「永久に」といった意味で“stationed”は駅の過去形ですが、「詰所」「駐屯地」といった意味合いもあります。



「常駐」の使い方

「常駐」の使い方

「常駐」の使い方としては、「管理人常駐物件」「常駐ソフト」など他の言葉と組み合わせて使うこともありますし、「常駐している」「常駐した」など行動を表すこともあります。

どちらかと言えば固い表現で、仕事関係で使うことが多いでしょう。

「家にいること」「家に常駐」とはあまり言いません。

意味合い的におかしいわけではありませんが、自分の家にいることは「在宅」「家にいる」とそのまま言う方が自然です。

「事務所にスタッフが常駐している」「管理人が常駐」といったように仕事に関することで使われる場合がほとんでです。

「常駐」を使った例文・短文(解釈)

「常駐」を使った例文・短文(解釈)

それでは実際に「常駐」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

  • 「常駐」の例文1
  • 「常駐」の例文2
  • 「常駐」の例文3

「常駐」の例文1

「管理人常駐物件の方が安心感がある」

管理人室はあるものの、管理スタッフが常時いるわけではないという物件も案外多いものです。

例えば、掃除の時だけ管理会社からスタッフが来るといった感じです。

それに対して、常に管理人がいてくれる物件は「管理人常駐」「管理人常駐物件」などと言います。

「常駐」の例文2

「事務所にはスタッフが常駐しているのでいつでも対応できます」

休みの日であっても、事務所にスタッフがいる、いつでも対応ができる状態にある場合などに「いつでもスタッフが常駐しています」といった言い方をします。

ちなみに「常に常駐」などと言いますと、くどい表現になりますので注意が必要です。

「常駐」の例文3

「常駐ソフト、アプリを無効化したら軽くなると思います」

常駐ソフトとはパソコンと同時に起動するようになっているソフトのことを言います。

パソコンやスマホなどの動きが重たい時は一旦、常駐ソフト、アプリを無効化にしてみると、動きが軽くなる場合があります。

「常駐」の類語や類義表現

「常駐」の類語や類義表現

「常駐」とは常にいること、駐在することといった意味がありますが、類語、類義表現がいくつかありますので、それらも併せて覚えておきましょう。

  • 「駐在」【ちゅうざい】
  • 「駐留」【ちゅうりゅう】
  • 「詰める」【つめる】

「駐在」【ちゅうざい】

「駐在(ちゅうざい)」とは、ある場所にある期間留まっていることを言います。

官吏、商社員などが仕事の為に派遣された土地に留まるといった意味合いがあります。

仕事用語として使われることがほとんどでプライベートの場合は「滞在」と表現することが多いでしょう。

「駐留」【ちゅうりゅう】

「駐留(ちゅうりゅう)」とは、留まることです。

駐留は、特に軍隊が、一時ある土地に滞在することを言いますので「駐留軍」といった言葉もあります。

「詰める」【つめる】

常駐することを「詰所に詰める」と言ったりもします。

まず「詰める」の意味は、決まった場所で待機することです。

用事に備えて待っている、出仕して控えているといった意味合いです。

詰所はその部屋、場所といった意味です。

ちょっと古めかしい言葉のように思われるかもしれませんが、詰所は本来の仕事をするまでの待合室、場所という解釈になります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「常駐」という言葉の意味やそれに似た言葉の意味なども併せて紹介しました。

特に混同しやすいのが「常勤」ですが「フルタイム」と覚えておけば間違うことはないでしょう。

常駐は「常にいること」であり、管理人、スタッフなど「仕事をする」ことに関連して使うことが多い言葉です。

「常駐ソフト」「常駐アプリ」といった言葉も併せて覚えておくといいでしょう。