「糾合」とは?意味・読み方・類語【使い方や例文】
「糾合」という言葉の意味や類語を紹介します。
さらに「糾合」の使い方や、「糾合」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「糾合」の意味とは?
- 「糾合」漢字を解釈
- 「糾合」の類語や類義表現
- 「糾合」の使い方
- 「糾合」を使った例文
「糾合」の意味とは?
「糾合」という言葉を知っているでしょうか。
それほど一般的に使われている言葉ではありませんので、「糾合」という言葉の読み方もわからないという人が多いかもしれません。
一方で、普段から新聞を読む習慣がある人、政治活動などに興味がある人なら、「糾合」という言葉に対して親しみがあるかもしれません。
そこで、知っておきたい言葉のひとつ「糾合」の読み方と意味を紹介します。
- 「糾合」の読み方
- 「糾合」の意味
「糾合」の読み方
「糾合」は「きゅうごう」と読みます。
読み方が難しい漢字が使われているため、初見で読むのは難しいでしょう。
これを機会に「糾合」は「きゅうごう」と読む事を覚えておきましょう。
「糾合」の意味
「糾合」にはどのような意味があるでしょうか。
「糾合」には、「一つに集める事」という意味があります。
また「ある目的のために、人々を集めて、さらにまとめる事」という意味もあります。
「同志を糾合する」などというフレーズで使う事が多い言葉です。
「糾合」漢字を解釈
「糾合」には、「一つに集まる事」という意味があります。
そもそも「糾合」の「糾」には、「縄をより合わせる」という意味があります。
太い縄、丈夫な縄を作るためには、細い紐やわらなどをより合わせる事が必要になります。
この「縄をより合わせる」という行為と、「糾合」が意味する所はとてもよく似ています。
「糾合」の「合」にも、合わせるという意味がありますので、同じような意味の事が重なる事で、一つに集めるという「糾合」という言葉になっています。
「糾合」の類語や類義表現
「糾合」という言葉の類語や、似た意味の言葉を見て行きましょう。
「糾合」と同じような意味を持つ言葉には、どのような言葉があるのでしょうか。
- 「融合」【ゆうごう】
- 「総合」【そうごう】
- 「連合」【れんごう】
「融合」【ゆうごう】
「融合」には、「ひとつにとけあう事、とけてひとつになる事」という意味があります。
例えば、Aという組織と、Bという組織があった時、考え方が一致していて、やりたい事、目的も同じだと感じられる時は、一緒に行動した方がいいと感じるはずです。
それならいっその事、AでもBでもなく、Cという組織を作ろうという話になってもおかしくありません。
このように二つの組織などが、とけてひとつになる事を、「融合」と呼びます。
サークル活動などを熱心にした経験がある人は、サークル同士が「融合」して大きくなって行く過程などを見たことがあるかもしれません。
「総合」【そうごう】
「総合」は、とてもよく使う一般的に知られている言葉です。
「総合」には、「いくつかの事を系統立てて大きく一つにまとめる」という意味があります。
例えば「総合大学」という言葉があります。
総合大学には、たくさんの学部があり、それらの学部がまとまって、総合大学という一つの組織になっています。
文学部に通っている学生と、理工学部に通っている学生は、同じ組織に属していながらも、出会う事はほとんどないでしょう。
それくらい「総合」されたものは、巨大な組織になる事があります。
「連合」【れんごう】
「連合」という言葉も、良く使われる言葉です。
「連合」には、「二つ以上のものが組み合わさって一つになる事」という意味があります。
例えば戦争中には、同じ立場に立つ国同士が、協力をして戦う事を近い、「○○連合」などを作る事があります。
また、町内会やお祭りなどに参加する時に、小規模のグループ同士が「連合」して、ある程度の規模のグループとして参加する事があります。
「糾合」の使い方
「糾合」という言葉は、どのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。
「糾合」は、ある目的のために、人を集めてまとめるという意味がありますから、そのような場面で使うようにしましょう。
例えば、政府の政策に反対するための、デモをする事があるかもしれません。
デモは人数が多いほど、相手に訴えかける力が強くなります。
そのため、同じ考えの人を「糾合」する必要があります。
学校でバザーなどを開く時にも、バザーを盛りあげたいと思ってくれる友達や知り合いを、たくさん集めたいと思うかもしれません。
このような時にも、「糾合」という言葉を使う事ができます。
「バザーのために、有志を糾合する」などという文章を作る事ができます。
このように、何か目的があり、誰かを集める時に、「糾合」という言葉を使ってみましょう。
「糾合」を使った例文
「糾合」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における、「糾合」を使った例文を見る事で、この言葉をどう使えばいいかがわかってくるかもしれません。
- 例文1
- 例文2
例文1
ビジネスシーンにおける、「糾合」を使った例文を紹介します。
「A社の労働環境が悪すぎて、従業員はこのままでは働き続ける事ができないと感じた。そこで同志を『糾合』し、ストライキをする事にした。ストライキは3日続き、会社が給料アップと、時間外労働の撤廃を約束した」
この例文のように、ストライキなどをする時は、たくさんの人が参加する事が大切になります。
多くの人が仕事を続けて、平常通りに仕事ができてしまうとストライキにならないからです。
このような時、同じ考えを持つ人たちを「糾合」する必要があります。
例文2
映画などに登場するシーンにおける、「糾合」を使った例文を紹介します。
「巨大な帝国軍の存在が、宇宙に暗い影を落とした。このままではすべての星が、帝国軍に支配されてしまう。そんな時にヒーローが登場し、星々の王たちを『糾合』して、帝国軍に対抗するための連合軍を作る事になった」
映画では、大きな組織に対抗するために、小さな組織が集まって連合軍や同盟を作る話が数多く登場します。
この例文に登場するヒーローのような存在が「糾合」する時のシーンも、映画の見所のひとつになります。
カリスマ性があり、信頼性が高い人が「糾合」しなければ、どんなに立派な志が合っても、人々が一つにまとめる事はできないからです。
「糾合」という言葉について、意味や使い方を見てきました。
「糾合」は、普段あまり見かけない言葉ですが、何か目的のためにたくさんの人を集めたいと思った時に、知っておくと役立つ言葉でしょう。