「兄貴肌」とは?意味・読み方【使い方や例文】
「兄貴肌」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「兄貴肌」の使い方や、「兄貴肌」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「兄貴肌」の意味とは?
- 「兄貴」のもうひとつの意味
- 「兄貴肌」の言葉の使い方
- 「兄貴肌」を使った例文
- 「兄貴肌」の女性版
- 「親分肌」と「兄貴肌」の違い
「兄貴肌」の意味とは?
みなさんは「兄貴肌」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
「兄貴」という言葉は知っていても、「兄貴肌」という言葉になると意味が分からないと感じるかもしれません。
一方で、「兄貴肌」と聞いて、特定の誰かの顔が浮かぶ人もいるでしょう。
また自分の事を「兄貴肌」と思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、「兄貴肌」の読み方と意味を紹介します。
知っているようで知らない言葉、「兄貴肌」の意味を知り、そのようなタイプの人を思い浮かべてみましょう。
- 「兄貴肌」の読み方
- 「兄貴」の意味
- 「兄貴肌」の意味
「兄貴肌」の読み方
「兄貴肌」は「あにきはだ」と読みます。
「兄貴」は「あにき」、「肌」は「はだ」と読みます。
そのままの読み方ですので、読み間違いも少ないかもしれません。
「兄貴」の意味
「兄貴肌」の「兄貴」には、そもそもどのような意味があるでしょうか。
「兄貴」には、「兄を親しんで言う」という意味があります。
兄は、もちろん「年上の男の兄弟」という意味です。
「兄さん」「お兄ちゃん」など兄の呼び方はいろいろありますが、親しみを込めて兄を「兄貴」と呼ぶのです。
「兄貴肌」の意味
「兄貴肌」には、「兄のように頼れる存在の人」、という意味があります。
「本当の兄ではなく、兄としての素養を持っているタイプの人」です。
困った時に頼れるタイプの人、悩みの相談に乗ってくれるタイプの人、同性に好かれるタイプの人は、「兄貴肌」と呼べる人です。
職場や、学校、親戚などに、「兄貴肌」の人がいて、その人の顔をイメージできる人もいるでしょう。
実際のお兄さんよりも、「兄貴肌」の友達の方が、頼りになるという事もありそうです。
このように、「兄貴肌」には「兄のように頼れる存在の人」という意味があります。
「兄貴」のもうひとつの意味
ちなみに「兄貴」には、血のつながった年上の兄弟という他に、もうひとつの意味があります。
若者や、ヤクザなどの仲間の世界では、年長者や先輩の事を「兄貴」と呼ぶ事があります。
男性二人がいて、どちらかが「兄貴」と読んでいる時、雰囲気などで、血のつながった兄弟なのか、違うのかを見極める必要があるかもしれません。
「兄貴肌」の言葉の使い方
「兄貴肌」には「人の面倒をよく見て、頼りになるような気性の人」という意味があります。
そこで、そのようなタイプの人を思い浮かべた時、またそのような人と出会った時に「兄貴肌」という言葉を使ってみましょう。
例えば、職場にいる同僚の一人が聞き上手で、どのような悩みの相談にも乗ってくれるような人なら「兄貴肌」な人と言えるでしょう。
ちょっとしたトラブルが起こった時、その人に相談すれば、たいてい解決するという頼りがいのある人がいたら、やはり「兄貴肌」と言えるでしょう。
みなさんの周りに、とても頼りになる、面倒見が良い人がいたら、「兄貴肌」という言葉を使ってみましょう。
「兄貴肌」を使った例文
「兄貴肌」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における、「兄貴肌」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
ビジネスシーンにおける「兄貴肌」を使った例文を紹介します。
「Aさんは、まだ20代だか、みんなから一目置かれている。相談に乗ってくれ、問題解決能力も早い『兄貴肌』の男性だ。きっとこれからどんどん偉くなって行くだろう」
この例文に登場するAさんのような人は、典型的な「兄貴肌」の人物です。
会社員として、職場の人間関係をまとめる事ができる、稀有な存在です。
マネジャーや課長、部長と、「兄貴肌」を活かして、重要なポストをまかされるかもしれません。
例文2
日常生活における「兄貴肌」を使った例文を紹介します。
「僕が通っている居酒屋のマスターは、とにかく面倒見がいい『兄貴肌』の人だ。だからみんなこの店では安心してお酒が飲める。酔っぱらいすぎた客には『もう帰れ』と言ってくれる。ケンカになりそうな客同士の間に入って、いさめてくれる」
この居酒屋のマスターも「兄貴肌」の持ち主です。
「兄貴肌」のマスターがいると、場が乱れすぎないので、安心してお酒を楽しむ事ができます。
一方でバイトばかりの「兄貴肌」の人がいない飲み屋さんは、客同士がもめだしても、誰も止められません。
殺伐とした雰囲気のお店になる事もあります。
お酒が入ると、人は感情的になりますし、悩みを打ち明けるなど相談を持ちかける人も多くなります。
「兄貴肌」のマスターは、このような場になくてはならない存在なのかもしれませ。
「兄貴肌」の女性版
「兄貴肌」の女性版に当たる人はどのような人でしょうか。
それが「姉貴肌」です。
「姉貴肌」には、面倒見がよく、頼りになる女性という意味があります。
「兄貴肌」の女性版で、ほとんど同じ性質を持っている女性です。
「思い切がいい」「自分の意見をハッキリ言える」など、男性の特徴を兼ね備えているような女性も多いようです。
同性に好かれやすく、同じ職場に「姉貴肌」な人がいたら、きっと楽しい関係を築く事ができるでしょう。
「親分肌」と「兄貴肌」の違い
「兄貴肌」と同じような意味の言葉に、「親分肌」があります。
「兄貴肌」とどのような違いがあるでしょうか。
「親分肌」には、「人の面倒をよく見て、頼りになるような気性の人」という意味があります。
文字で見ると、とても違いが分かりにくい両者です。
実際の兄に求める事、父に求める事も、微妙な違いがあると思います。
兄にはサポートを、父には、全面的な面倒を期待する人もいるでしょう。
「親分肌」の人は、父のように、丸ごと面倒を見るような気性の持ち主が多いのかもしれません。
「兄貴肌」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「兄貴肌」の意味を知った時に、具体的な誰かの顔が、何人も浮かんだ人がいるでしょう。
一方で、「自分の事の様だ」と感じた人もいるかもしれません。
女性なら「私は『姉貴肌』かも」と思った人もいそうです。
人間関係を円滑にするために、「兄貴肌」「姉貴肌」の人は、欠かせない存在になりそうです。