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「風物詩」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「風物詩」とは、「その季節の感じをよく表しているもの」「その季節特有の現象・文化・味覚・物売りなど」のことです。

「風物詩」「意味・読み方・語源と由来・使い方・例文と解釈・英語・類語や類義の言い回し」などについて、詳しく説明していきます。

風物詩

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目次

  • 「風物詩」の意味とは?
  • 「風物詩」の語源や由来
  • 「風物詩」の言葉の使い方
  • 「風物詩」を使った例文・短文(解釈)
  • 「風物詩」の英語・解釈
  • 「風物詩」の類語や類義の言い回し


「風物詩」の意味とは?

「風物詩」の意味とは?

「風物詩」の意味は、「その季節の感じをよく表しているもの・イベント」「その季節特有の現象・文化・味覚・物売りなど」になります。

「風物詩」の元々の意味は、「季節や景色をうたった詩」になります。

「風物詩」というのは、春夏秋冬のある季節に特有の現象・文化・味覚・物売りなどのことです。

例えば、「桜・入学式は春の風物詩」「海水浴・うちわは夏の風物詩」というように、誰もが季節と結びつけて直感的・経験的に思い浮かべられるものになっています。

風物詩の範囲は非常に幅が広くて、「俳句の季語」のようにあらかじめ限定されているものではなく、日本の季節の感覚・印象を人の心に分かりやすく訴えかけるものになっています。

「風物詩」は、季節の訪れや季節の変わり目を表現する時に使われることが多いのです。

  • 「風物詩」の読み方

「風物詩」の読み方

「風物詩」の読み方は、「ふうぶつし」になります。



「風物詩」の語源や由来

「風物詩」の語源や由来

「風物詩」の語源・由来は、「風物詩」という言葉を、「風物(ふうぶつ)」「詩(し)」に分けて考えることで理解することができます。

「風物」という言葉の意味は、「眺めとして目に入る風景・景色」を意味しています。

更に「風物」には、「その季節やその土地に特有のもの・文化・行事」の意味もあります。

「詩」という言葉は、「感情・情趣・風景(情景)などを文章で表現したもの」を意味しています。

「風物+詩=風物詩」「景色・季節についてうたった詩」の語源を持っていて、その意味から転じて、「その季節の感じをよく表しているもの・行事」「その季節特有の現象・文化・味覚・物売り」を意味するようになったのです。

「風物詩」の言葉の使い方

「風物詩」の言葉の使い方

「風物詩」の言葉の使い方は、「春夏秋冬の四季を思い浮かべさせる現象・行事(イベント)・文化・物事」に対して使うという使い方になります。

「風物詩」になっているものは「俳句の季語」ほど厳密に事前に決められているわけではなく、日本で生活している人であれば、誰もが「春(夏・秋・冬)」と聞けばすぐに思い浮かべられる「桜の花見・入学式(卒業式)・端午の節句」などになっています。

例えば、「かき氷や素麺(そうめん)は日本の暑い夏には欠かせない風物詩である」「冬の風物詩であるコタツに入ってのんびり過ごす生活は快適そのものである」といった文章で使用することができます。



「風物詩」を使った例文・短文(解釈)

「風物詩」を使った例文・短文(解釈)

「風物詩」を使った例文・短文を紹介して、その意味を分かりやすく解釈していきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

春の風物詩である春一番の爽やかな強風に吹かれながら、小学生の娘の卒業式の会場へと向かいました。

この例文の「風物詩」は、「春の季節をイメージさせる春一番・春の強風・学校の卒業式」を意味しています。

小学生である娘の卒業式の日に、春一番の強風が吹いている光景は、正に春の季節の訪れを象徴しているのです。

例文2

夏祭りや盆踊りは夏の風物詩ですが、ここまでの猛暑になるとお祭りのために外出するのも躊躇ってしまいます。

この例文の「風物詩」は、「夏の季節をイメージさせる盆踊り・夏祭り」を意味しています。

夜に流れてくる盆踊りの独特の懐かしい音楽が聞こえてきたり、地域行事として定着している夏祭りのお知らせが届くと、改めて夏の季節を実感できる人も多いのではないでしょうか?

例文3

秋の風物詩である紅葉狩りを楽しみながら、仲間と一緒にのんびりとした山歩きを満喫しました。

この例文の「風物詩」は、「秋の季節をイメージさせる紅葉狩り・紅葉の観賞」を意味しています。

秋の風物詩である「紅葉狩り」は、気温が下がって赤・黄色に紅葉した山林の美しい景観を観賞して楽しむものになっています。

「風物詩」の英語・解釈

「風物詩」の英語・解釈

「風物詩」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“seasonal tradition”(季節の伝統・慣習の意味から、風物詩を示します。)

“It becomes one of seasonal tradition in Japanese winter. ”(それが日本の冬の風物詩になっています。)

“charming sights”(魅力的な光景・名所の意味から、風物詩を示します。)

“common sights”(一般的な景色・名所の意味から、風物詩を示します。)

“feature of〜”(〜の特徴という意味から、風物詩を表すことができます。)

“The Yukata is Japanese summer features. ”(浴衣・ゆかたは日本の夏の風物詩です。)

「風物詩」の類語や類義の言い回し

「風物詩」の類語や類義の言い回し

「風物詩」の類語・類義の言い回しには、どのようなものがあるのでしょうか?「風物詩」の類語・類義の言い回しについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「季節感・春らしさ」
  • 「季節の行事・四季折々のイベント」
  • 「花見・夏祭り・紅葉・雪だるま」

「季節感・春らしさ」

「風物詩」の類語・類義の言い回しとして、「季節感・春らしさ」があります。

「風物詩」というのは、春夏秋冬の季節感を分かりやすく感じさせてくれる現象や文化、イベントなので、類義の言い回しとして「季節感」が上げられます。

「風物詩」とは言い換えれば、「春らしさ(夏らしさ・秋らしさ・冬らしさ)」「それらの季節感を感じさせてくれるもの」のことなのです。

「季節の行事・四季折々のイベント」

「風物詩」の類語・類義の言い回しとして、「季節の行事・四季折々のイベント」があります。

「風物詩」というのは、春夏秋冬の季節感を感じさせる行事・イベントのことを意味しています。

そのことから、「風物詩」とほぼ同じ意味を持つ類語として、「季節の行事・四季折々のイベント」を上げることができるのです。

「花見・夏祭り・紅葉・雪だるま」

「風物詩」の類語・類義の言い回しとして、「花見・夏祭り・紅葉・雪だるま」などの「季節の風物詩とされる具体的なイベント・現象・事物」があります。

「風物詩」とは、春夏秋冬のそれぞれの季節の感じを良く表しているものの総称です。

そのことから、「風物詩」の具体的な内容を示唆する類語として、「春であれば花見・入学式」「夏であれば海水浴・夏祭り」「秋であれば焼き芋・紅葉」「冬であればスキー・鍋料理」といった季節の風物詩そのものを指摘することができるのです。

icon まとめ

「風物詩」という言葉について徹底的に解説しましたが、風物詩には「その季節の感じをよく表しているもの」「その季節特有の現象・文化・味覚・物売り」などの意味があります。

風物詩の類語・類義の言い回しとしては、「季節感・春らしさ」「季節の行事・四季折々のイベント」「花見・夏祭り・紅葉・雪だるま」などがあります。

「風物詩」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。