「雲外蒼天」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
「雲外蒼天」の意味や類語を紹介します。
さらに「雲外蒼天」の使い方や、「雲外蒼天」を使った例文を紹介します。
目次
- 「雲外蒼天」の意味とは?
- 「雲外蒼天」を分解して解釈
- 「雲外蒼天」の言葉の使い方
- 「雲外蒼天」を使った例文
- 「雲外蒼天」は、座右の銘にしたい言葉
「雲外蒼天」の意味とは?
「雲外蒼天」という言葉を知っているでしょうか。
あまり見慣れない四文字熟語ですので、知らないという人の方が多いかもしれません。
もし、すでに「雲外蒼天」という言葉を知っているという人がいたら、かなり四文字熟語や様々な言葉に詳しい人でしょう。
また座右の銘となるような素敵な言葉を探しているうちに、「雲外蒼天」という言葉に出会ったのかもしれません。
もちろん、今回初めて「雲外蒼天」という言葉を目にしたという人も多いでしょう。
そこで、知っていると気持ちが穏やかになる言葉、「雲外蒼天」の読み方と意味を紹介します。
- 「雲外蒼天」の読み方
- 「雲外蒼天」の意味
「雲外蒼天」の読み方
「雲外蒼天」は「うんがいそうてん」と読みます。
「雲外」は「うんがい、「蒼天」は「そうてん」とそれぞれ読みます。
「くもそと」「あおてん」などと読み間違えないように注意しましょう。
これを機会に「雲外蒼天」は「うんがいそうてん」と読む事を知っておきましょう。
「雲外蒼天」の意味
「雲外蒼天」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「雲外蒼天」には、「雲の向こう側には、青空が待っている」という意味があります。
この場合の雲は、モヤモヤした心の状態や、こじれた問題、暗雲漂うような辛い現状などを表現しています。
しかし、雲が無い場所には、必ず青空があります。
実際に、富士山などの高い山を登ると分かりますが、雲ゾーンの上の部分には、青空しかありません。
このように「雲外蒼天」という言葉には、「雲の向こうに青空がある」という意味があり、辛い時期はいつか過ぎ去る、モヤモヤした状況はいつか過ぎ去り、明るく過ごせる日々がやってくるという意味が含まれています。
「雲外蒼天」を分解して解釈
「雲外蒼天」という言葉を、分解して解釈してみましょう。
「雲外蒼天」は、「雲外」と「蒼天」という二つの言葉に分ける事ができます。
それぞれの意味を知る事で、「雲外蒼天」という言葉を多角的に知る事ができるはずです。
- 「雲外」
- 「蒼天」
「雲外」
「雲外」は、「雲の外」という言葉を縮めたものですが、「雲がかかっている場所の外側」という意味があります。
空に浮かぶ雲を見ると分かりますが、どんなに曇った日でも、どこかに雲以外の場所が見えるはずです。
もし真っ白、またはグレーな雲に一面おおわれていたとしても、あなたの地域以外の場所には、雲が無い部分があるはずです。
このように「雲外」には、雲がかかっている場所の外側という意味があります。
「蒼天」
「蒼天」は、「蒼い空」と書きますが、「蒼い」は「青い」と同じような意味の言葉で、「青空」という意味や、「雲が無い晴れた空」という意味があります。
年間に何日間か、雲一つない晴天の日がありますが、そのような日の空の様子を「蒼天」と表現する事ができます。
外に出て上を見るだけでも気分が良くなるような空、散歩をしているだけで幸せな気持ちになれるような空が「蒼天」です。
「雲外蒼天」の言葉の使い方
「雲外蒼天」という言葉は、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「雲外蒼天」には、「雲の向こう側には、青空が待っている」という意味があります。
あきらめなければ、いつかは努力が報われる日が来るという意味や、いつかは明るい毎日がやってくるという意味がありますので、そのような事を誰かに伝えたい時に、「雲外蒼天」という言葉を使ってみましょう。
例えば受験に苦しんでいて、何度目かの浪人をしている人に対して、「雲外蒼天」という言葉を使ってみましょう。
もう絶対に志望校に合格できないと思っている学生が、合格という青空の存在を意識できるようになるかもしれません。
職場で辛い状況に置かれている人を見た時にも、「雲外蒼天」という言葉を伝えて、自分の苦労が報われている世界がある事を知らせましょう。
「雲外蒼天」を使った例文
「雲外蒼天」を使った例文を紹介します。
様々な場面における「雲外蒼天」を使った文章を見る事で、この四文字熟語の使い方のコツが見えてくるかもしれません。
- 例文1
- 例文2
例文1
ビジネスシーンにおける、「雲外蒼天」を使った例文を紹介します。
「これから入社する新人社員に『雲外蒼天』という言葉を贈ろう。頑張り続ければ、きっと晴れ間に出会えると言う事を知ってもらうためだ」
仕事を始めると、辛い毎日が訪れる可能性があります。
このような時に、大切にしたいのが言葉の力です。
この例文のように「雲外蒼天」という言葉を、これから仕事を始める人たちに知って欲しいと思います。
辛い時期に突入しても、やがて訪れる素晴らしい時期のために、頑張り続けられるはずです。
例文2
日常的な場面における、「雲外蒼天」を使った例文を紹介します。
「ずっと人間関係に苦労していたが、今は友達ができ、恋人もいて、毎日が楽しい。『雲外蒼天』という言葉通りだと感じた」
この例文に登場する人のように、人間関係に恵まれない時期も、時間が経てば過ぎ去るはずです。
人間関係が充実した世界がある事を知るだけで、辛い時期の過ごし方がまるで違ってくるでしょう。
「雲外蒼天」は、座右の銘にしたい言葉
「雲外蒼天」には、今は困難な状況にいても、時間が経てば問題は解決するという意味や、今は苦しくて心がモヤモヤしていても、そこを抜けさえすれば青空の下でリラックスできるような気分のいい毎日が来る、という意味があります。
雲の中、つまり苦しい状況の中にいる時は、その外側に青空がある事を忘れてしまいがちですが、外側には必ず青空はありますし、続けていればいつか雲を抜ける事ができます。
人生には必ずといっていいほど、辛い時期があります。
このような時に「雲外蒼天」という言葉を知っていると、心強いでしょう。
「雲外蒼天」は、座右の銘にするのにおすすめの、元気が出る言葉です。
「雲外蒼天」という言葉の意味や使い方を見てきました。
辛い時期は、目の前が真っ暗に見えて、その外側に青空がある事を忘れてしまいます。
そんな時に「雲外蒼天」という言葉を思い出しましょう。