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「野次馬」の意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

日本人の気質は、諸外国と比べて大きく異なっているという印象がありますが、いつも礼儀正しく笑顔で接するタイプの人種ということが、日本人に共通しているイメージではないでしょうか? その一方で中々本音を出さない、心の内を読み解くには、難しい人種と評する外国人もいます。

しかし、心の奥底は非常に暖かく穏やかな性格な人が多いのが、日本人の本当の姿のように思えてなりません。

ただ、やはり人なので、1人ひとりのキャラクターが異なっていることも事実です。

特に自分とは関係ない世界を興味本位で眺めている人も少なくありませんが、このような人達を見ていると、「野次馬」という言葉が脳裏をよぎってしまいます。

ここではこの「野次馬」という言葉については、説明をしていきたいと思っています。

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「野次馬」の意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「野次馬」の意味とは?
  • 「野次馬」の語源や由来
  • 「野次馬」の使い方
  • 「野次馬」を使った例文・短文(解釈)
  • 「野次馬根性」の意味
  • 「野次馬」の類語や言い換え
  • 「野次馬」の英語と解釈


「野次馬」の意味とは?

普段の日常的な会話の中で「野次馬」という言葉を聞いたり見たりしたことがあるでしょうか? この言葉を聞いたことはあったしても何となく感覚的に受け止めているだけで、正確な言葉の意味が分からない人も結構多いのではないかと思います。

「野次馬」とは、「自分に無関係なことで、人のお尻にくっついて面白半分に騒ぎ回ること」「そのような行動をする人」のことを指しています。

「野次馬」に関連した言葉の1つに「野次馬根性」という言葉がありますが、自分には全く関係なく影響のない場面で、興味本位だけで騒ぎ立てて見物する人が、「他人について騒ぎ回ったりするような人」を意味している言葉で使われています。

また、「父馬」「年老いた牡馬」「気性の強いの馬」という意味で解釈されることもありますが、一般的には「野次馬」というと、「興味本位で騒ぎ立てて見物する人」ということを指すことが大半でしょう。

  • 「野次馬」の読み方

「野次馬」の読み方

「野次馬」の読み方は「やじうま」となります。



「野次馬」の語源や由来

「野次馬」の語源は、「親父馬(おやじうま)」から来ており、「歳を取った馬」のことを意味していましたが、何時の時代からか、「おやじうま」から「やじうま」へと発音が変化していきました。

歳を取った馬は役に立たないという受け止め方や、歳を取った馬は先頭に立たず若い馬の後をただ着いていくだけということから、意味が転じて、「他人の出来事を無責任に騒ぎ立てる人」、あるいは「物見高く集まりながら、ただまくし立てる人」を示す意味で使われるように変化していったのです。

「野次馬」の使い方

「野次馬」の使い方は、自分に大きな影響のなさそうな出来事を、へらへらした心境で興味半分に眺めている人を指す時に使うことになります。



「野次馬」を使った例文・短文(解釈)

では、ここで「野次馬」を使った例文を見ていくことにしましょう。

  • 「野次馬」の例文1
  • 「野次馬」の例文2
  • 「野次馬」の例文3

「野次馬」の例文1

「うちの家内は、野次馬根性を出して火事を見に行くような行動をするので、時々情けなくなる」

人の中には、このように人の不幸な出来事に首を突っ込みたくなる人がいないでしょうか?

しかも、それは自分に関係のないことなので、興味津々と見ているだけで決して自分が率先して行動を起こすわけではありません。

「野次馬」の例文2

「交通事故に集まった野次馬が、カメラを向けて撮り始めたので、救急車が現場に近寄れないで立ち往生している」

交通事故などの非常時の時は冷静な対応が必要なのですが、このように「野次馬」の人だかりができてしまったことで、救急車が現場まで行けないということがあります。

何よりも優先すべきことは人命救助なので、軽率な行動が慎むべきなのです。

「野次馬」の例文3

「覚せい剤で逮捕された芸能人が釈放されたので、本人の自宅前ではたくさんの報道陣と野次馬が押し寄せてごった返しになっていた」

このようなシーンは1年に数回、テレビのワイドショーで目にすることがありますが、ここに集まっている人は、直接自分と関係のない出来事なので、まさに「野次馬」ですね。

「野次馬根性」の意味

「野次馬根性」とは、「野次馬行為に及ぶような心根のこと」を指していますが、日頃の出来事でも、このような心境で物事を見て騒いでいる人がいます。

「野次馬」の類語や言い換え

では、「野次馬」と似たような意味を持っている類語には、どのような言葉があるでしょうか?

  • 「高みの見物」
  • 「傍観」
  • 「見物人」

「高みの見物」

「高みの見物」という言葉が「野次馬」の類義語としてありますが、この言葉の意味は、「自分に直接利害が及ばない範囲から傍観すること」、あるいは「他人の立場から興味本位に物事の成り行きを観戦すること」となります。

読み方は「たかみのけんぶつ」ですが、「高み」とは、「周囲より高い場所」を指していることから、「高い場所から下の方で騒いでいる人達を第三者的な立場から興味本位で眺めている様子」から「野次馬」的な解釈に転じています。

「言い争いに巻き込まれると後々面倒なことになるので、高みの見物でいたほうがいいかもしれない」

このような使い方ができます。

「傍観」

「傍観」とは、「手出しや口出しをせずに傍(そば)で静かに眺めていること」という意味から「当事者でないという立場や態度で見ること」という意味で使われています。

「傍観者」というなると、「当事者にならずただ見ているだけの人」という意味になりますし、「傍観的」では「いずれの勢力にも属さない第三者の立場のこと」「第三者的な中立に近い立ち位置」という理解になってきます。

「傍観」は、ビジネスシーンでも日常生活でも、よく使われる言葉の1つでしょう。

「見物人」

「見物人」とは、「催し物などを見て楽しんでいる人のこと」を指していますが、「野次馬」的に「第三者の立場で物事を眺めている人」という意味で用いられることもあります。

「野次馬」の英語と解釈

「野次馬」を英語で訳すと“rubbernecker”“looky loo”となります。

“rubbernecker”には、「野次馬」の他に「じろじろ見る人」という意味がありますが、“looky loo”“looky”には、「みんな見てよ」「興味本位で見るのぞくだけの人」というに意味合いが含まれています。

icon まとめ

「野次馬」というと、近所で火事が起こった時に、必ずと言っていい程に人は集まってくる光景が浮かんできます。

「野次馬」はこのような場面だけでなく、ビジネスのワンシーンでも起こりうることですが、できれば傍観者になるのではなく、困った人を助ける姿勢で力を貸すことができるような人でありたい、もしくはあって欲しいと思います。