「Uターンラッシュ」の意味・読み方【使い方や例文】
ニュースで出てくる言葉は知っていると社会人ならスムーズなコミュニケーションが図れる反面、知らなければ今さら人に尋ねるのも恥ずかしいと思われる用語も多いです。
ここではUターンラッシュの意味を解説します。
目次
- 「Uターンラッシュ」の意味とは?
- 「Uターンラッシュ」の言い換え
- 「Uターンラッシュ」の言葉の使い方
- 「Uターンラッシュ」を使った例文と解釈
- 「Uターンラッシュ」を分解して解釈
- Uターンラッシュが多い時期
「Uターンラッシュ」の意味とは?
Uターンラッシュとは、年末年始や盆休みなどの長期休暇を、ふるさとへの帰省や行楽地で過ごした人たちが元の居住地へ帰るために行う一斉の移動のことを指します。
一般的には休暇の期間が限られていて、人口の多い都市圏から帰省した人たちが再び都市圏へと帰る行動をいいます。
仕事や通学のため、休暇の終わりに日常生活に戻るというような意味もあります。
- 「Uターンラッシュ」の英語
「Uターンラッシュ」の英語
Uターンラッシュは日本人の造語で、英語でU turn という言葉はありますが、英語圏でU turn rushと言っても意味が通じません。
アメリカなどの英語圏では、夏休みやクリスマス休暇を観光地などで過ごしていた人たちが自宅に戻る一斉の移動はreturn rushと呼ばれています。
returnは戻るという意味なので、return rushはUターンラッシュと同義となります。
「Uターンラッシュ」の言い換え
- 「帰省ラッシュ」
「帰省ラッシュ」
都市圏に居住している人が出身地の地方に一時帰省する際、帰省ラッシュが発生します。
Uターンラッシュは往復の移動であり、片道となる帰省のみの一斉移動は帰省ラッシュです。
「Uターンラッシュ」の言葉の使い方
季節感のある一時的な混雑を表す言葉で、雑踏や群衆、待ち時間、ピークなども同時にキーワードとなり得ます。
個人的な交通機関を利用した移動だけではあまり使われません。
似た言葉に通勤ラッシュもありますが、こちらは朝の通勤時間に通勤者の移動によって起こる、電車やマイカーによる一般道路や電車の混雑を意味します。
「Uターンラッシュ」を使った例文と解釈
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
Uターンラッシュがピークを迎え、新幹線は混雑した。
例文2
Uターンラッシュが始まり、渋滞で長い車の列が東名高速道路に発生した。
例文3
Uターンラッシュに巻き込まれて、予定の帰宅時刻から大幅に遅れた。
「Uターンラッシュ」を分解して解釈
- 「Uターン」
- 「ラッシュ」
「Uターン」
U turn : 180度転換すること
英語ではこのような意味を持ちますが、日本では外来語となり、単独にこの意味で使われることは少なく、出身地へ戻るの意味でもっぱら使われます。
また、働き方では土地勘のある出身地域や地元などに戻って働くことをUターン転職といいます。
「ラッシュ」
rush : 突進、殺到
英語の意味を解釈してそのまま使われます。
Uターンラッシュが多い時期
基本的に長期休暇のはじめと終わりに起こる現象のため、カレンダーの祝日や日本人の風習や習慣に伴います。
- 年末年始
- ゴールデンウィーク
- お盆休み
年末年始
例年、仕事納め翌日の12月29日頃から翌年の1月3日まで
ゴールデンウィーク
例年、4月29日のみどりの日から5月5日の子どもの日まで
お盆休み
8月をお盆とする地域では8月15日を挟む前後1週間
いかがでしょうか?英語を語源とする造語ながら、年末年始などの休暇時によく使われる風物詩のような言葉です。
ニュースをよく見る交通に関心の高い方なら、どこかで聞いたことがあるでしょう。
皆が同じ行動をとっているのでなんだか安心だという群衆心理や、Uターンラッシュの期間、公共交通機関の待ち時間もあわせて注目されます。
是非覚えておきましょう。