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「信頼が厚い」の意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

社会人になってからは、様々なことを体験することになってきますが、この時に大切なことは、良好な人間関係を築いて行くことです。

そこにはお互いの信頼関係が成り立たないと構築することができないと言っても過言ではありません。

しかし、その信頼関係を作り上げるためには、日々のコツコツと積み上げてきた実績や行動がベースとなってきます。

その一方でちょっとしたつまずきから、信頼を失ってしまうこともありますので、「信頼が厚い」と見られている人は、普段の言動がとても安定しているのかもしれません。

信頼が厚い

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「信頼が厚い」の意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「信頼が厚い」の意味とは?
  • 「信頼が厚い」を分解して解釈
  • 「信頼が厚い」の使い方
  • 「信頼が厚い」を使った例文・短文(解釈)
  • 「信頼が厚い」の英語
  • 「信頼が厚い」の類語や言い換え


「信頼が厚い」の意味とは?

「信頼が厚い」の意味とは?

では、この「信頼が厚い」とは、どのようなことを言っているのでしょうか? 「信頼が厚い」とは、「高い人望で信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること」ということになります。

  • 「信頼が厚い」の読み方

「信頼が厚い」の読み方

「信頼が厚い」は、「しんらいがあつい」というふうに読みます。



「信頼が厚い」を分解して解釈

「信頼が厚い」を分解して解釈

では、「信頼が厚い」「信頼」「厚い」の2つの語句に分けて、各々の意味を解釈していきます。

  • 「信頼」
  • 「厚い」

「信頼」

「信頼」とは、まさに読んで字のごとく、「信じて頼りにすること」、あるいは「頼りになると信じること」「そのような気持ち」を指しています。

「信頼できる人物」「両親の信頼に応える」「最新技術を信頼する」といったような形で使われます。

ここで、「信頼」と似たニュアンスのある「信用」という言葉がありますが、意味としては、「信じて任用すること」という内容が含まれています。

言い換えると、「信用」とは、「何らかの実績や成果物を作成して、その出来映えに対しての評価のこと」を指しています。

そのために「信用」を得るためには、そのための「実績や成果物」が必要不可欠となるので、その過去の業績に対して「信用」が生まれてくることになります。

一方の「信頼」は、そのよう過去の実績や業績、あるいはその人の言動を見た上、「この人間なら、この仕事を任せてもしっかりとこなしていくことができるだろう」と思われたり「この人なら私の悩みを打ち明けて相談に乗ってくれるかもしれない」と、「その人の未来的な行動に対する期待の行為や感情のこと」を指していますので、意味合いとしては、かなりの隔たりがあることが分かります。

「厚い」

「厚い」には、色々な意味がありますが、「物の一方の面から他方の面までの距離が大きい」「厚みがある」というような意味があります。

また、「真心がこもっている」「心が深い」という解釈もあるのですが、「信頼が厚い」「厚い」場合は、「人の気持ちの集まる度合い・期待感がとても大きい」というニュアンスになります。

「信頼が厚い」の使い方

「信頼が厚い」の使い方

「信頼が厚い」という表現を使うシーンとしては、「高く信頼されている人」を評する時に使われることになるでしょう。



「信頼が厚い」を使った例文・短文(解釈)

「信頼が厚い」を使った例文・短文(解釈)

では、「信頼が厚い」を使った例文を見ていくことで、どのような場面があるのか理解を深めていくことにします。

  • 「信頼が厚い」の例文1
  • 「信頼が厚い」の例文2

「信頼が厚い」の例文1

「信頼の厚い上司から、『失敗してもいい。まずはやってみよう』と言われると、どんなに困難なことでも成功するように思えるのです」

優れたリーダーを見ると、自信に溢れていますが、「どうしてそんなに自信が持てるんだろう?」と思うかもしれません。

彼らの自信は、時として根拠のない場合もあるのですが、どんなに熟慮したとしても、失敗する可能性はゼロにはならないと冷静に思っていたり、恐らくうまくいくはずと信じて、萎縮せず思い切って取り組んだ方が成功の可能性があると考えています。

そんな人の発言が、部下を勇気づけることになるのです。

「信頼が厚い」の例文2

「私の上司の課長は、私利私欲を交えないで、誠意を持って人に接するので、信頼の厚い人なのです」

このように評される人は、嘘をつかずに正直な人や、約束をしっかりと守る「誠実な人」です。

逆に人望がなく信頼の薄い人は、自分の利益を優先するために平気で嘘をついたり、約束を破ってしまいます。

職場で「信頼が厚い人」と呼ばれる人は、

  • 時間や締切日をしっかりと守る
  • ちょっとしたことでも感謝の気持ちを言う
  • 素直に自分の非を認めて反省する
  • 悪口や陰口、批判をしない
  • 物事を前向きに捉えるプラス思考

こんなタイプの人と言えるでしょう。

「信頼が厚い」の英語

「信頼が厚い」の英語

「信頼が厚い」は、“deep trust”“be completely trusted”で訳すことができます。

「信頼が厚い」の類語や言い換え

「信頼が厚い」の類語や言い換え

また、「信頼が厚い」は、以下のような類義語で言い換えることも可能です。

  • 「厚い信頼を寄せる」
  • 「信頼に値する」
  • 「頼りになる」

「厚い信頼を寄せる」

「信頼を寄せる」には、「人の心」が集まっている状態の度合いが厚いことになります。

言い換えると、「人望を集める」ことと同じです。

「信頼に値する」

「信頼に値する」とは、「色々な情報の正誤などについて確からしさが高いさま」のことで、「信憑性が高い」「信頼できる」と言ったような表現もできます。

仕事の場面では、会議などで重役の人が間違った方針や疑問に思う方針を出されたと時のような場面でも、その場の空気を読み、その会議での発言は失礼になることを配慮して、別の時間を設けて、再度確認したり、間違っていることに対して追求する力と意識を持ち合わせている人でしょう。

また、時には、見て見ぬふりをしない人も、「信頼に値する人」と言えます。

このような人は、ある意味、正義感が強いため、何事にも見てみぬふりをしないので、もし関連部署でトラブルが発生していたとしても、そのトラブルの内容が耳に入ったなら、自分の部署のことではないそとで、見てみぬふりをすることをせずに、トラブルを解決しようと、自分のできることを即座に考えて、関係ない部署のことだとしても提案できる信念を持っています。

「頼りになる」

「頼りになる」とは、「その人や物事が心強く安心できること」「相手を信頼していること」を意味しています。

このように職場で「頼りになる人」が近くにいるだけで、様々なことがスムーズに進んていきます。

「頼りになる人」は、ささいなことで感情的にならずに常に冷静沈着なので、会社や人前で感情をコントロールすることができ、どんな状況でもあたふたせずにいられるのです。

また、決断力もあることから、いざという時に決断ができる人です。

もし人が悩んでいるなら、相談してみると、自分なりの意見を判断し、適切なアドバイスをくれます。

そして、一度下した決断はブレることがありません。

icon まとめ

「信頼が厚い」タイプの人は、身近なところにも必ずしもいるものですが、このような人が上司になると、とても心強くなってきます。

しかし、数年後には、自分も同じような立場になるはずなので、常にこのような姿勢を持つように心がけておきましょう。