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「逸る気持ち」の意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「逸る気持ち」とは、「焦っている気持ち」「早くやりたくてもう待ちきれない気持ち」などのことです。

「逸る気持ち」「意味・読み方・分解した解釈・使い方・例文と解釈・英語・類語や言い換え」などについて、詳しく説明していきます。

逸る気持ち

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「逸る気持ち」の意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「逸る気持ち」の意味とは?
  • 「逸る気持ち」を分解して解釈
  • 「逸る気持ち」の使い方
  • 「逸る気持ち」を使った例文・短文(解釈)
  • 「逸る気持ち」の英語
  • 「逸る気持ち」の似た意味の言葉・類語や言い換え


「逸る気持ち」の意味とは?

「逸る気持ち」の意味とは?

「逸る気持ち」の意味は、「焦っている気持ち」「勇み立つ気持ち(奮い立つ気持ち)」「早くやりたくてもう待ちきれない気持ち」になります。

「逸る気持ち」の漢字は「早る気持ち」と書くこともできますが、「早くやりたい物事があって、前のめりになっている心理状態」を意味しています。

「逸る気持ち」という言葉は基本的に、「やりたいことや欲しいものなどがあって焦っている気持ち」のことを意味していますが、もう一つの意味として「勇み立つ気持ち(奮い立つ気持ち)」という意味もあります。

「勇み立つ気持ち」とは「勇気を奮い起こして興奮している状態」のことであり、「奮い立つ気持ち」とは「敵との戦い・重要な物事を前にしてやる気を出して興奮している心理状態」のことを意味しています。

  • 「逸る気持ち」の読み方

「逸る気持ち」の読み方

「逸る気持ち」の読み方は、「はやるきもち」になります。



「逸る気持ち」を分解して解釈

「逸る気持ち」を分解して解釈

「逸る気持ち」という言葉を「逸る」「気持ち」に分解して、それぞれの意味を解釈していきます。

  • 「逸る」
  • 「気持ち」

「逸る」

「逸る(はやる)」という言葉の意味は、「ある物事・課題・目標などを早く実現させたくて気持ちばかりが焦ること、慌てていること」として解釈することができます。

「逸る」という言葉のもう一つの意味として、「果たすべき目標や戦うべき敵などを前にして、興奮して勇み立つこと」を上げることができます。

「気持ち」

「気持ち」という言葉の意味の解釈は、「物事に接した場合に心に浮かんでくる感情・考え方」「ある物事に接した時に生じる心の状態・気分」になります。

「気持ち」の言葉は「気を持つこと・気の持ち方」などに由来していますが、「心理状態・感情や考え・その人の持っている感じや気分」のことを意味しています。

「逸る気持ち」の使い方

「逸る気持ち」の使い方

「逸る気持ち」の使い方は、「少しでも早くやりたい物事や欲しいものなどがあって焦っている心理状態」の時に使うということです。

例えば、「新型のiPhone XSが欲しいという逸る気持ちで、ショップにまで出かけて行った」などの文章で、「逸る気持ち」を使うことができます。

「逸る気持ち」のもう一つの使い方として、「困難な目標・課題を前にして気持ちが奮い立っている時(勇み立っている時)」に使うという使い方があります。

例えば、「勇猛な戦国武将たちは、敵陣を目の前にするともう逸る気持ちを自制することができなかった」などの文章で使用することができます。



「逸る気持ち」を使った例文・短文(解釈)

「逸る気持ち」を使った例文・短文(解釈)

「逸る気持ち」を使った例文・短文を紹介して、その意味を分かりやすく解説していきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

逸る気持ちを抑えて、本番の高校野球全国大会が行われる甲子園球場のゲートをくぐって行く。

この例文における「逸る気持ち」は、高校野球の甲子園出場を果たしたチームの生徒が、早く野球の試合をしたいと勇み立っている気持ちのことを意味しています。

例文2

新幹線が目的地に近づくに従って、彼女に少しでも早く会いたいという逸る気持ちがどんどん高まってきた。

この例文における「逸る気持ち」は、大好きな彼女が待っている駅が近づいてきて、今すぐにでも会いたいという焦っている気持ち、待ちきれない気持ちのことを意味しています。

例文3

敵と早く戦って倒してしまいたいと思う逸る気持ちは、一見すると勇敢で頼もしく見えるが、実際には戦闘に対する不安感・恐怖心が反映されていることも多い。

この例文における「逸る気持ち」は、敵を少しでも早く倒したいと思って気負っている精神状態、勇み立っている気持ちのことを意味しています。

しかし、気負い過ぎた精神状態というのは、「勇敢さ・やる気」というよりも「不安感・恐怖心」が反映されていることのほうが多いのです。

「逸る気持ち」の英語

「逸る気持ち」の英語

「逸る気持ち」の英語は、“feeling of rush”(急いで焦っている気持ち)や“feeling of bravery”(勇み立つ気持ち)などになります。

「逸る気持ち」「気持ちが逸っている・急いでいる・焦っている」というニュアンスで、以下のような簡単な英文で表現することができます。

“I got(was) panicked.”
“I got upset. ”
“I'm feeling rushed.”
“I'm pressed.”
“I'm in a hurry.”

「逸る気持ち」の似た意味の言葉・類語や言い換え

「逸る気持ち」の似た意味の言葉・類語や言い換え

「逸る気持ち」の似た意味の言葉・類語や言い換えには、どのようなものがあるのでしょうか?「逸る気持ち」の似た意味の言葉・類語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「焦る気持ち・急ぐ気持ち」
  • 「勇み立つ気持ち・奮い立つ気持ち」
  • 「居ても立っても居られない」

「焦る気持ち・急ぐ気持ち」

「逸る気持ち」の似た意味の言葉・言い換えとして、「焦る気持ち・急ぐ気持ち」があります。

「焦る気持ち」というのは、「早くやりたいと思って待ちきれない気持ち」「慌てていて落ち着かない気持ち」のことを意味しています。

「急ぐ気持ち」とは、「早くやりたくて慌てている気持ち」のことです。

焦っている気持ちである「逸る気持ち」は、「焦る気持ち・急ぐ気持ち」という言葉で言い換えることができるのです。

「勇み立つ気持ち・奮い立つ気持ち」

「逸る気持ち」の似た意味の言葉・類語として、「勇み立つ気持ち・奮い立つ気持ち」があります。

「勇み立つ気持ち」という言葉の意味は、「勇気を奮い起こした気持ち・気負いのある前のめりな気持ち」になります。

「奮い立つ気持ち」というのは、「何かの物事を成し遂げようとして、興奮してやる気になっている気持ち」のことです。

勇み立つ心理状態を意味する「逸る気持ち」の類語として、「勇み立つ気持ち・奮い立つ気持ち」を上げることができます。

「居ても立っても居られない」

「逸る気持ち」の似た意味の言葉・言い換えとして、「居ても立っても居られない」があります。

「居ても立っても居られない」という言葉は、座っていても立っていても落ち着かないということから、「心がイライラしたりそわそわしたりして、落ち着いていられない状態」のことを意味しています。

「逸る気持ち」には「焦っていて落ち着かない気持ち」という意味があるので、「居ても立っても居られない」という言葉で言い換えることができるのです。

icon まとめ

「逸る気持ち」という言葉について徹底的に解説しましたが、逸る気持ちには「焦っている気持ち」「勇み立つ気持ち」「早くやりたくてもう待ちきれない気持ち」などの意味があります。

逸る気持ちの類語・言い換え・似た言葉としては、「焦る気持ち・急ぐ気持ち」「勇み立つ気持ち・奮い立つ気持ち」「居ても立っても居られない」などがあります。

「逸る気持ち」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。