「一塊」とは?意味・読み方・類語【使い方や例文】
「一塊」の意味や類語を紹介します。
さらに「一塊」の使い方や「一塊」を使った例文を紹介して行きます。

目次
- 「一塊」の意味とは?
- 「一塊」の類語
- 「一塊」の使い方
- 「一塊」を使った例文
- 「一介」との違い
「一塊」の意味とは?

「一塊」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
難しい漢字が使われていますので、読む事ができないという方が多いかもしれません。
一方で、この言葉に親しみがある人もいるかもしれません。
鉱物マニアの方などは、「一塊」という言葉を聞くと、胸がわくわくしそうです。
そんな、少しマニアックな「一塊」の読み方と意味を紹介します。
- 「一塊」の読み方
- 「一塊」の意味
「一塊」の読み方
「一塊」は「いっかい」と読みます。
「一塊」の「塊」は「かたまり」と読むため、「ひとかたまり」と読む事ができます。
また「ひとくれ」と読むケースもあります。
しかし、一般的には「一塊」は「いっかい」と読むのが正解ですので、「一塊」は「いっかい」と読む事を覚えておきましょう。
その上で、様々な読み方ができるという事を知っておきましょう。
「一塊」の意味
「一塊」は、読み方によって「ひとかたまり」と読めます。
「一塊」にはその名の通り、「ひとかたまり」という意味があります。
「ぎゅっとかたまっているもの」、「かたまって一つにまとまっているもの」を「一塊」と言います。
例えば、スコップで土を掘り、手のひらでギュッとまとめたものは「一塊の土」という事になります。
スーパーなどで売られている商品を見た時にも、「ひとかたまり」に見えるものは「一塊」と言う事ができます。
特にお肉などは「ひとかたまり」と表現しやすいので、「一塊の肉」と言う事ができるでしょう。
このように「一塊」には、「ひとかたまり」「ぎゅっと集まってひとつにまとまっている」という意味があります。
「一塊」の類語

「一塊」の類語を紹介します。
「一塊」にはどのような似た意味の言葉があるでしょうか。
- 「塊」【かたまり】
- 「固形」【こけい】
- 「血塊」【けっかい】
- 「金塊」【きんかい】
「塊」【かたまり】
「一塊」の言葉のもとになる言葉と言えるでしょう。
「塊」には、「不定形に固まっている物」という意味があります。
「不定形に固まっている物」をイメージする事が難しそうですが、日常的にたくさんの「塊」を目にしているはずです。
例えば、砂糖の「塊」は、不定形に固まっている感じが良く出ています。
雪が降った後で、スコップで雪を掘った時、雪の「塊」を作る事ができます。
このように、特に決まった形がないけれど、固まっているものを「塊」と言います。
「固形」【こけい】
「固形」という言葉は、小学校の理科の時間などに登場する言葉です。
「固形」には「固まって一定の形を成す事」という意味があります。
例えば「固形燃料」という言葉があります。
灯油など、液体状の燃料を固めて作った燃料の事で、「固まって一定の形を成す」というイメージがしやすいのではないでしょうか。
家庭ではスープを冷凍して「固形スープ」にして保存するかもしれません。
このように何かを固めて作ったものなどを「固形」と言います。
「血塊」【けっかい】
血の塊の事です。
ミステリー映画などを見ていると、殺人事件が起こり、犯行現場に血が大量に残されている事があります。
あのような塊になっているような大量の血を「血塊」と呼びます。
「金塊」【きんかい】
冒険活劇などを見ると、黄金色に輝く、金の延べ棒などが登場しますが、金で出来た塊の事を「金塊」と言います。
「塊」を使った言葉の中で、いちばんメジャーなのが「金塊」という言葉かもしれません。
「一塊」の使い方

「一塊」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか
「一塊」は「ひとかたまり」という意味の言葉ですから、何かがひとかたまりになっているのを見た時に、「一塊」という言葉を使ってみましょう。
砂場やビーチで遊んでいる時に、固まった土を見た時は「一塊」の土と表現する事ができます。
お肉や雪のかたまりも、「一塊」と表現しやすいものです。
さらにラグビー選手がスクラムを組んでいる様子が、ひとかたまりに見えた場合は「一塊」のラガーマンなどと表現する事ができるかもしれません。
海の中の映像を見た時に、小魚の集団がまるで、大きな魚のように見える時も「一塊」の魚の集団と言う事ができるでしょう。
このように、何かがひとかたまりになっている物を見た時に、「一塊」という言葉を使ってみましょう。
「一塊」を使った例文

「一塊」という言葉を使った例文を紹介します。
「一塊」を使った例文を見て、「一塊」という言葉を自由に使いこなせるようにしましょう。
- 例文1
例文1
日常的な場面における「一塊」を使った例文を紹介します。
「お祭りに行ったら、ケバブ屋さんがあった。
大きな『一塊』の肉を、包丁でそぎ落として野菜と和え、生地で包む料理だ。
以前は珍しい屋台だったが、今ではどのお祭りでも、ケバブを楽しむ事ができる」
ケバブという料理を食べた事がある人なら、串に刺さった大きな肉を見た事があると思います。
あの肉は「一塊」という他ないくらい、ぎゅっとひとまとまりになっています。
この例文を読み、ケバブの塊肉をイメージする事が、「一塊」の具体的なイメージをする時に役立つでしょう。
「一介」との違い

「一塊」と似た言葉に、「一介」があります。
「一介」も「いっかい」と読みますので、両者を混同してしまいがちです。
「一介」には「ひとつのつまらないもの」という意味があります。
自分を謙遜しながら自己紹介する時などに、「一介」という言葉を使います。
例えば、会社員の人が自己紹介する時に、「一介の会社員です」と言います。
「つまらない、ただの会社員です」という謙遜した表現になります。
また、誰かに責任の重そうな仕事を任されそうになった時に、「一介のバイトに、そのような仕事は無理です」と言って、逃げる事ができます。
自分を下に見せる事で、責任逃れをする事ができる、便利な言葉と言えるかもしれません。
「一塊」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「ひとかたまり」のものをイメージする事ができれば、「一塊」という言葉は使いこなしやすいと思います。
ステーキ屋さんなどに言った時に、お肉の塊を見て「一塊のステーキ」とつぶやけるようになれば、「一塊」という言葉を使いこなせているのではないでしょうか。