「感覚が鈍い」の意味・読み方・類語【使い方や例文】

「感覚が鈍い」の意味とは?

「感覚が鈍い」という言葉を、耳にした事があるでしょうか。

一般的に使われる機会が多い言葉のため、ほとんどの人が耳にした事があるのではないでしょうか。

中には「感覚が鈍い」と言われて、嫌な思いをした経験がある人もいるかもしれません。

または、周囲に「感覚が鈍い」と感じる人がいるかもしれません。

一方で、「感覚が鈍い」という言葉を、今回初めて目にしたという人もいるでしょう。

そこで、「感覚が鈍い」という言葉の読み方や意味を紹介します。

• 「感覚が鈍い」の読み方
• 「感覚が鈍い」の意味

「感覚が鈍い」の読み方

「感覚が鈍い」は「かんかくがにぶい」と読みます。

「感覚」は「かんかく」、「鈍い」は「にぶい」と読みます。

特別難しい漢字が使われているわけではありませんので、読み間違えをしないように注意をすれば大丈夫でしょう。

「感覚が鈍い」の意味

「感覚が鈍い」には、どのような意味があるでしょうか。

「感覚が鈍い」という言葉には、「外界の刺激を感じ取るスピードが遅い、または刺激から意識が生じるまで、時間がかかる」という意味があります。

例えば、寒い日に薄着で出かけてしまうと、普通なら「寒い」と感じて、暖かい室内に入るか、暖かい服装をすると思います。

しかし冷たい風や、気温の低い空気に触れても、「寒い」と感じる事ができなかったり、感じるのが遅かったりすると、風邪を引いてしまう可能性が高くなります。

このように刺激に対する反応が薄いケースや遅いケースを、「感覚が鈍い」と言います。

美しい景色を見ても、何も感じなかったり、感じるのが遅い場合も、「感覚が鈍い」と言われてしまいます。

「感覚が鈍い」を分解して解釈

次に「感覚が鈍い」を分解して解釈してみましょう。

「感覚が鈍い」は「感覚」と「鈍い」に分ける事ができます。

それぞれの意味を理解する事で、「感覚が鈍い」という言葉の意味をより深く理解する事ができるでしょう。

• 「感覚」
• 「鈍い」

「感覚」

「感覚」には、「外界からの、音や色、光や寒暖等の刺激を感じる働きと、それによって生じる意識」という意味があります。

例えば、冷たい水を触った時に、手の触角が刺激を受けて「冷たい」という思いが湧きます。

このような一連の流れを「感覚」と言います。

人間は体に備わった感覚を使い外界からの刺激を受け取り、外界の様子を把握する事ができます。

「感覚」という言葉には、このような人間の基本的な機能を表現する意味が含まれています。

「鈍い」

「鈍い」という言葉には、動作や進行の速度が遅いという意味があります。

「動きが鈍い」という場合は、この意味で使われています。

また、「鈍い」には、頭の働きが遅い、という意味もあります。

さらに、体の動きも頭の働きも鈍い場合は「のろま」と言われてしまう可能性もあります。

このように「鈍い」という言葉には、動き、または頭の働きが鈍いという意味があります。

「感覚が鈍い」の使い方

「感覚が鈍い」という言葉をどのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。

「感覚が鈍い」という言葉には、外界からの刺激に対する反応が薄い、または遅いという意味があります。

誰かの反応を見た時に、そのように感じた時に「感覚が鈍い」という言葉を使います。

外界からの刺激は、音や色、光や寒暖など様々です。

このような刺激を受けているのに、あまり反応しない人がいたら、「感覚が鈍い」という言葉を使ってみましょう。

「感覚が鈍い」を使った例文

「感覚が鈍い」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における、「感覚が鈍い」を使った文章を見て、この言葉をどのように使えばいいか、コツを覚えていきましょう。

• 例文1
• 例文2

例文1

恋愛の場面における、「感覚が鈍い」を使った例文を紹介します。

「大好きな彼と一緒に暮らし始めたが、アパートの外から音がして落ち着かない。彼に『騒音が気になる』と言ったが、彼は『騒音?聴こえない』と言った。きっと彼は音に対する『感覚が鈍い』人なのだろう」

一言に「感覚が鈍い」と言っても、どの感覚が鈍いかは人それぞれです。

この例文に登場する彼は、音に対する「感覚が鈍い」人でした。

カップルが一緒に暮らすためには、ある程度、感覚が似ている方がベターです。

騒音の中で平気で眠れる人と、少しの物音で目が覚めてしまう人が、一つ屋根の下で暮らすのは難しいかもしれません。

例文2

日常的な場面における、「感覚が鈍い」を使った例文を紹介します。

「私は、食べ物の好き嫌いが無い。何でも食べる事ができるが、それほど美味しいと思う事がない。もしかしたら私は食べ物に対する『感覚が鈍い』のかもしれない」

この例文に登場する人は、「味覚」が鈍い人なのかもしれません。

何でも好き嫌いなく食べられる事は素晴らしい事ですが、食事を楽しみにできないのはつまらない事かもしれません。

みなさんは、光や音、寒暖や味など、何かの「感覚が鈍い」と感じる事があるでしょうか。

鈍すぎるのも問題ですが、一般的には鋭すぎる方が生きるのが大変かもしれません。

人間に備わる「感覚」器官とは?

「感覚」を得るためには、「感覚器官」が備わっている事が大前提になります。

人間には「五感」と呼ばれる、五つの感覚器官がありますので紹介していきます。

まず「視覚」を得る感覚器官が「目」です。

さらに「聴覚」を得るための感覚器官が「耳」、「臭覚」を得るための器官が「鼻」です。

そして「味覚」を感じるのが「舌」、「触覚」を感じるのが、全身の「皮膚」という事になります。

さらには「第六感」や「霊感」など、科学では説明がつかない感覚器官を持っている人もいると言われています。

「感覚が鈍い」時は、これらの感覚器官の働きが鈍い可能性があります。